今は24節季の芒種で、イネ科の植物の種をまく頃と言う意味だが、
日本では直接水田に種を蒔かず、苗代で苗を育ててから田植えを
行っている。
今では田植えも機械化されて随分楽になったが、昔は中腰で早苗を
1束毎に手で植えていたので、腰が痛くなり大変な重労働だった。
田植えは農家にとっては一大イベントで、人手がかかるので近隣の
集落同士で、結(ゆい)と言う契約を結んで、お互いに日を決めて助け
合って田植えを行っていたものだが、今では機械化されてそんな習慣
も無くなってしまい、少し残念な気もする。
昭和30年代の子供の頃までは、小学校でも一週間の田植え休みが
あり、子供も田植えの手伝いをさせられて、辛かったが今となっては、
懐かしい思い出での一つである。