九品人の落書帖

写真をまじえ、身の回りで見聞きしたことを、つれづれなるままに!

眠る盃

2023年05月06日 | 書籍

 向田邦子のエッセーに、氏が子供だった頃、

 間違って覚えてしまった歌詞の話しが登場する。

 荒城の月の「眠る盃」だったり、田原坂の「ちんばは濡れる」だったり。

                    

 荒城の月は、

 🎵 春高楼の花の宴 めぐる盃 影さして ~

 この「めぐる盃」が「眠る盃」だった。

 

 田原坂は、

 🎵 雨は降る降る 人馬は濡れる ~

 西南の役で退却する薩軍兵士が、片足を引きずり馬と一緒に撤退する様を、

 人馬」を「ちんば」と間違ったまま、と告白しておられた。

                    

 小生にも、何処で仕入れたか忘れたが、

 「恐いカニ」や「ウサギ美味し」がある。

 恐いカニは、浦島太郎の歌詞から、

 🎵 帰ってみれば 此は如何に ~

 竜宮城から還ってみれば、砂浜では「恐いカニ」のお出迎え?

                    

 童謡ふるさとの歌詞から、

 🎵 ウサギ追いし かの山 ~

 ウサギ追いし」が「うさぎ美味し」となっていた。

 戦後の一時期、食糧難でウサギを飼育する家が多かった。

 我が家でも、ウサギの飼育を小学生の私が担当させられた。

 お正月の御馳走は「ウサギ美味し」だった。

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憲法記念日に寄せて

2023年05月03日 | 日記

 きょうは憲法記念日。

 岸田政権は「敵基地攻撃」(反撃能力)へ着々と進めているように思える。

 一方、現行憲法9条【戦争の放棄】は、国の交戦権を認めていない。

 9条第二項、「国の交戦権は、これを認めない」

 The  right  of  belligerency  of  the  state  will  not  be  recognized.

                    

 国の交戦権は、国際法の権利とされる。

 もし、現憲法下(自ら国の交戦権を認めないまま)

 何処からかミサイルが飛んできて、我が国から敵基地攻撃すれば、

 単なる国家テロとみなされる恐れはないのか?

                    

 これまでの9条改憲論は、単なる自衛隊の明記とされてきたが、

 敵基地攻撃となれば、国の交戦権についても言及が必要になると思われる。

 政府は、敵基地攻撃を専守防衛だとして、憲法論議から逃げている。

 憲法は施行から76年目を迎え、その空洞化や形骸化が?

  

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