九品人の落書帖

写真をまじえ、身の回りで見聞きしたことを、つれづれなるままに!

‘ろくでなし’の‘ろく’は、なに?

2019年02月23日 | 日記
 NHKテレビ『チコちゃんに叱られる』を愉しませて貰っている。

 知ってるようで知らない素朴な疑問と向き合い、
 「すべての日本人に問います」と番組は進行する。
 ゲスト出演者らが、あやふやな回答をすると、
 チコちゃんの決め台詞
 ボーと生きてんじゃね~よ!」が飛び出す。
              □
 今回は「ろくでなし」の「ろく」は、なに?
              □
 一般的に道楽者やまともでない人を「ろくでなし」という。
 「ろく」に悪い意味はない。
 「ろく」を否定して「ろく」では「ない」である。
              □
 戦国時代にポルトガル宣教師が書いた【日・ポ辞書】によると、
 「ろく」とは「平らなこと、平坦なこと」と訳され、
 漢字で書くと「陸(ろく)」とされている。

              □
 「陸(ろく)」は今でも建築業界で使われている言葉。
 平らなことを「陸(ろく)」といい、

 「陸墨(ろくずみ)」:建築物の水平の基準となる墨の線。
 広辞苑にも「ろく」:まっ平らなこと。平坦なこと。
              □ 
 よって、「ろくでなし」とは、
 「まっ平らでないこと」、「まともじゃないこと」。

 正解は、「まっ平ら」でした。
    
  
コメント
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