NHKテレビ『チコちゃんに叱られる』が面白い。
知ってるようで知らない素朴な疑問に向き合い、
「全ての日本人に問います」という形で番組が進行する。
□
ゲスト出演者たちが、あやふやな回答をすると、
チコちゃんの決めセリフが飛ぶ。
「ボーっと生きてんじゃねーよ!」と。
□
今回は「桃太郎はなぜ桃から生まれた?」
□
江戸時代に書かれた桃太郎の本によると、
昔々、おばぁさんが川から桃を拾ってくるところまでは同じ。
その後が、次のようなストーリーである。
□
おばぁさんが拾ってきた桃を食べると急に若返った。
山から帰ってきたおじいさんは、それを見てビックリ。
自分も桃を食べると若返った。
こうして若返った夫婦に赤ちゃんが生まれた。
愛の結晶の物語りだったのである。
□
明治になり教科書に桃太郎の話しを載せることになるが、
そのまま‘若返りして生まれた’では、チョット具合が悪い。
大人の忖度が働き、桃から直接、生まれたことにしたのである。
明治12年、検定教科書の記述では、
「桃は二つにわれて、
中から かはゆらーい をとこの子がうまれました」と。
□
教材として桃太郎の話しは国威発揚にもなった。
当時の政府は、小さな桃太郎が大きな鬼を退治するのは、
小さな国・日本が大きな鬼・外国をやっつけること。
□
「桃太郎はなぜ桃から生まれたか?」の答えは、
「大人の忖度」からでした。
知ってるようで知らない素朴な疑問に向き合い、
「全ての日本人に問います」という形で番組が進行する。
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ゲスト出演者たちが、あやふやな回答をすると、
チコちゃんの決めセリフが飛ぶ。
「ボーっと生きてんじゃねーよ!」と。
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今回は「桃太郎はなぜ桃から生まれた?」
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江戸時代に書かれた桃太郎の本によると、
昔々、おばぁさんが川から桃を拾ってくるところまでは同じ。
その後が、次のようなストーリーである。
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おばぁさんが拾ってきた桃を食べると急に若返った。
山から帰ってきたおじいさんは、それを見てビックリ。
自分も桃を食べると若返った。
こうして若返った夫婦に赤ちゃんが生まれた。
愛の結晶の物語りだったのである。
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明治になり教科書に桃太郎の話しを載せることになるが、
そのまま‘若返りして生まれた’では、チョット具合が悪い。
大人の忖度が働き、桃から直接、生まれたことにしたのである。
明治12年、検定教科書の記述では、
「桃は二つにわれて、
中から かはゆらーい をとこの子がうまれました」と。
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教材として桃太郎の話しは国威発揚にもなった。
当時の政府は、小さな桃太郎が大きな鬼を退治するのは、
小さな国・日本が大きな鬼・外国をやっつけること。
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「桃太郎はなぜ桃から生まれたか?」の答えは、
「大人の忖度」からでした。