九品人の落書帖

写真をまじえ、身の回りで見聞きしたことを、つれづれなるままに!

女の一生

2018年05月01日 | 書籍
 まず、クイズを一つ。
 『女の一生』というタイトルの本を三つあげよ、と出題される。
 誰もが最初にあげるのは、モーパッサンの『女の一生』。
 これは内容は、ほとんど読んだことが無い人でも知っている。

 その次は、やや文学好きの人なら遠藤周作の『女の一生』か。
 そして、あと一つが難問。
 答えとして伊藤比呂美の『女の一生』があるそうだ。

 そんなこんなで、近所の書店に頼んで手に入れた。
                   □
 「月経とは?」
 「摂食障害について教えて!」
 「セックスが苦痛です」
 「別れたい」
 「ピンピンコロリで死にたい」…ETC。
  
 歳を重ねて益々尽きない女の悩み。
 女の一生に本音で答える人生相談でもある。
                   □
 内容の一節から引く。
 「高校生の娘に性のことを教えたい。何から教えれば…」という母親からの悩みに、
 「高校生では遅すぎる」
 「月経が始まる前から、正々堂々、あっけらかんと」
 家庭の中で話題にすること。
  
 性教育とは「あたしは、あたし」という考え方と
 コンドームを武器として持たせて人生の戦いに送り出すようなもの。
 生きて帰って来いと祈りを込めて!
                   □
 まさに人生の極意を教えられた想い。
 何事も本音ベースで語りかけることだと納得した。
  
   
    
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする