九品人の落書帖

写真をまじえ、身の回りで見聞きしたことを、つれづれなるままに!

WOOD(木)閑話

2018年04月11日 | 書籍
 サワラと聞くと魚の「鰆」を思い浮かべる人が多い。
 だが、木にもサワラと呼ぶのがあって、漢字で「椹」と書く。
 この木は、軽くて柔らかいので柱や梁の建築材としては不向き。
 おひつや湯船として使われるそうだ。
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 この木を使って棺おけづくりに取り組んでいる話しを聞いた。
 しかも「ウッド・エンド(Wood-End)」と洒落た銘々で実践しているとか。
 人生の最後は、文字通りウッド・エンドでとなるのである。
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 エンド(End)があれば、スタート(Start)もある。
 調べてみたら「ウッド・スタート(Start)」というのがあった。
 生まれて直ぐの子供に木製のおもちゃを与えるという運動。
 全国おもちゃ連盟も推奨しているという。
 子供の人格形成には、プラスチック製より木製が良さそうな感じは理解できる。
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 英語の慣用句に「ノッコンウッド(Knock-on-wood)」がある。
 英語圏での魔よけの御まじないで、木に触る動作を指す。
 木の持つ力を借りて困難な状況を乗り切ろうとする習俗である。
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 かって、ブッシュ大統領が来日し、首相主催の晩餐会の時、
 大統領が軽い貧血のような状態になられたことがあった。
 その時、傍らの木製テーブルに触れられ、ノッコンウッドする姿がテレビに映った。
 勿論、大統領は事なきをえて晩餐会は続いたのであった。
               
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