きままなドライブと写真、そして映画

晴れの日はドライブ・写真、雨の日は映画、曇りの日は・・・迷う

校歌

2019-02-01 19:54:31 | Weblog

タモリは高校の先輩であり、また偶然にも大学の先輩でもある。
学年的には入れ違いで重なる時期がないが、なんとなく親近感をもって見てきている。
若い頃の毒々しく軽薄でスケベーな感じが年とともに消えていき、今や達観した仙人のようである。

数年前に録音された、タモリと井上陽水との会話をたまたまYouTubeで聞いた。
テーマは「年をとると涙もろくなる」で、そのなかの話。

タモリは母校の高校からスピーチの依頼があったので、四十三年ぶりに母校を訪れた。
しかし、校舎やグラウンドは著しく変わってしまっており、周辺にマンションが建ち並んでしまったため、昔は見えていた光景も見えなくなっていた。
思い出を残すものもなく、昔を懐かしんで感慨に浸ることもなく、淡々とした気持ちだった。
スピーチでもその事を言った。
スピーチが終わると、ブラスバンドの伴奏で校歌斉唱が始まった。
みんなと一緒に校歌を歌っているうち、四十三年のブランクがみるみるうちに溶解していき、突然涙があふれてきた。
歌が歌えなくなるほど涙が止まらず、困ってしまった。

校歌など卒業してからは一回も歌ったことがない。
しかし、タモリの話を聞くうち、校歌が鮮明に思い出されてきた。
体育祭その他、何かにつけて度々歌わされていたせいか、今もきっちり頭に残っている。
ちなみに、小学校、中学校の校歌は、校歌があったことも含め、まったく思い出せない。
大学の校歌は、メロディは大丈夫だが、けっこう知られている1番の歌詞ですら怪しくなってきている。
もっとも、真面目な学生ではなかったので、卒業当時でも2番以降の歌詞は知らなかったのではあるが。



写真はセグロセキレイ





 

 

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする