きままなドライブと写真、そして映画

晴れの日はドライブ・写真、雨の日は映画、曇りの日は・・・迷う

野多目池の野鳥 千鳥

2019-12-30 20:51:02 | Weblog

昔から和歌、短歌、俳句などに歌われてきた千鳥。
酔っぱらってまっすぐに歩けないのを千鳥足と言ったりする。
ここ福岡では、千鳥饅頭という老舗の銘菓もある。
それほど馴染みある千鳥だが、実物はあまり知られていない。

チドリといっても、たくさんの種類がいる。
ハジロコチドリ、コチドリ、イカルチドリ、シロチドリ、メダイチドリ、オオメダイチドリ、オオチドリ、コバシチドリ・・・
幼鳥と成鳥で違っていたり、夏羽と冬羽が違っていたり、ややこしい。

コチドリ
去年、野多目池で初めて見て、自宅に帰ってから図鑑で調べ、コチドリとわかった。
チドリを代表する鳥のようだ。





以下は推定。

ハジロコチドリ


イカルチドリ


コチドリの幼鳥?

いよいよ今年もあと一日で終わりを告げる。
クリスマスイブの日からの四日間、あわただしく、騒々しく、かつ楽しく過ぎた四日間だった。
娘夫婦が、小学校二年生と幼稚園の兄弟二人の孫を連れてやってきた。
二年以上のブランクがあるので孫に忘られているのではと思ったが、かすかに覚えていてくれたようで、すぐになついてくれた。
食事時に、「僕がジージの隣に座る」「いや僕が座る」となって、結局いつも僕の両隣に孫が座ることになった。
男の子二人とも一日中元気いっぱいで、そのエネルギーの持続に感心してしまう。
「ジージ」「おじいちゃん」と二人に呼ばれて一緒に遊んでいると、「孫は可愛いなあ」とつくづく思うし、幸せな気持ちになる。
そして嵐のような日々が去った今、再び老夫婦の静かな生活に戻っている。










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野多目池の野鳥 ミコアイサ

2019-12-22 21:24:19 | Weblog

この冬もミコアイサが野多目池にやってきた。
白い顔に目の周りが黒いのでパンダガモとも言われている。
白装束の巫女を思わせることからこの名前がつけられたが、本来真っ白の部分がまだ変色しきれていない。
巫女と呼ばれながら、白いのはオスである。
今回のオスは2羽のメスを従えており、去年初めて見たミコアイサのオスも5羽のメスを従えていて、一夫多妻制のようである。
ユーラシア大陸北部の針葉樹林帯から越冬のため飛来する。










手前がメス




ついでにコガモも




ついでにハシビロガモも








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那珂川を歩きながら

2019-12-20 01:10:39 | Weblog

那珂川を歩きながら考える。

結婚し、子供ができ、やがて子供たちが独立して家から出ていき、夫婦二人に戻るまでの、いわば人生のメインの時期のほとんどを東京勤務で過ごした。
だから、長年の友人や子供や孫は首都圏に住んでいる。
3年前に40年ぶりに故郷の福岡に戻ってきたが、福岡の著しい変化もあってヨソ者同然であり、3年経った今も馴染みきってはいない。
10年以上も前に、福岡に出張をした際、中洲のスナックで店のコから「あんたの博多弁、訛っとう」と言われたのはショックだった。
故郷の方言さえ使えなくなってしまったのかと愕然とし、それ以降、博多弁を使うのをやめている。
福岡に戻る前に、滋賀に7年半いたので、東京を出てから10年は経っている。
つまり、10年間の東京の変化を知らないわけであり、かつては熟知していた都内各所の地理も忘れかけていて、今、東京に行ってもヨソ者同然ということになる。
テレビを見ていると、渋谷駅が大きく変わっているようだ。
渋谷支店に四年間の勤務経験があり、半蔵門線ができる前に東横線で渋谷を経由し本店に通勤していたので、渋谷はナワバリのようなものだったが・・・
ちなみに、出身大学の立地上、新宿も身近な街であったし、新宿支店にも四年間勤務していたので、新宿もナワバリだったが、こちらは渋谷ほど変わってはいないだろう。

要するに、故郷に戻ってもヨソ者同然、東京に行ってもヨソ者同然という、とても中途半端な状態になってしまっている。
だから何なんだ、何か実害があるのか、と言えば何もない。
ただ、安定した心のよりどころが欠落しているような、そんな仄かな感じがするだけだ。

一つだけ、福岡にいてよかったと言えること。
それは、無職となった今、飲み代で家計が破綻せずにすんでいること。
自他ともに認める呑ん兵衛だったので飲み仲間も多く、首都圏にいれば、あちこちから誘いを受けて連日のように出陣しているに違いない。
それと、福岡に戻ってから、それまで年賀状のやりとりしかなかった高校時代の友人4人と3か月ごとに飲み会をするようになったことが、とても有難い。

銀座と渋谷の馴染みの店は、まだ残っていればぜひ顔を出したい。
特に渋谷の料理屋は休日に家族を連れていったり、閉店後に店主と徹夜で銀座・築地と飲み歩いたこともある。
冬の鴨鍋が絶品で、ごく稀に散弾銃の弾が肉にあったりするが、これを家族に食べさせたくて、連れて行った。
店主夫婦には子供がなく、当時まだ幼稚園だった子供を連れて行くととても喜んだ。
でも、店主も僕より年下とはいえ今ではいいトシなので、普通に考えれば引退しているに違いない。

などと考えながら、一万歩を目指して那珂川を歩く。



マガモ



ホオジロハクセキレイ



ハクセキレイ (ホオジロと目のラインが違う)



ダイサギ (小魚ゲット)



カワセミ









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陽炎の辻 居眠り磐音江戸双紙

2019-12-16 22:32:01 | Weblog

もうだいぶ前になるが、佐伯泰英の小説が面白いと人に勧められ、読み始めたのが「陽炎の辻 居眠り磐音江戸双紙」だった。
池波正太郎の亜流のようであり、かつ池波正太郎のレベルには達してないなと思いながらも、読んでいるうちにだんだん面白くなってきた。
当時は電車通勤していて、電車の中で文庫本を読んで時間を過ごしていた。
文庫書下ろしという新スタイルがちょうどそれに合っていた。
改めて調べると、このシリーズは全51巻もある。
完結するまでの間、ずっと次の本が出るのを楽しみにしていた。

この「居眠り磐音」がテレビドラマ化されているのを知らなかったが、放送終了後になって偶然知った。
レンタルDVDでさっそく見た。
こちらもDVDが18枚もある。
最初、磐音役の山本耕史とおこん役の中越典子が小説のイメージではなく、どこかしっくりこない違和感を覚えた。
しかし、それも最初の方だけで、これも見ているうちにだんだん馴染んできて、いつの間にか二人の役者が磐音とおこんのイメージになった。
小説とはまた違った感情移入になり、小説を読んでいる時にはなかったことだが、時々涙腺が緩んで、年をとると涙もろくなることを実感した。
近藤正臣をはじめとする芸達者の脇役陣がいい仕事をしていて、それぞれの存在感を際立たせ、また心にじんとくる脚本がいい。
ドラマを見終わったあとに流れるテーマ曲も心に染み入るようで、いい。

というわけで、面白い映画がなくなってしまった今、このシリーズを2回目のレンタルで見ている。














今年封切られた映画「居眠り磐音 特別版」が好評そうなので、レンタルDVDで見てみた。
磐音役の主演松坂桃李をはじめ他の主要登場人物の配役に大きな違和感を感じ、それが解消しないまま見終わった。
殺陣も、剣道をかじり真剣を持ったこともある僕から見れば、「いくらなんでもそれは無茶だろう」という剣の構え方にシラけた。
松坂桃李ファンのための時代劇、かなあ。
それにしても、松坂桃李の月代(さかやき)は似合わない。








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筥崎宮花庭園の紅葉 再び

2019-12-14 01:03:55 | Weblog

前回は曇っていたので、朝日に照らされた紅葉がどうしても撮りたくて、その二日後、再び筥崎宮花庭園を訪れた。
ちなみに、この時点で、ほかの各地の紅葉スポットは既に落葉となっていた。




































なお、このブログでは、だいぶ前に画像の使用容量限度に達したため、一番古い記事から順番に記事と画像を削除しながら新しい記事をアップしている。
僕自身古い記事を遡って見ることはないし、ましてほかの人が古い記事を遡って見るということはない、と割り切って、そうしている。
とはいえ、僕としては、滋賀にいた頃の写真は、福岡に来てから撮った写真よりずっと充足感がある写真なので、勿体ないなあと思いながら削除している。
今回、この記事のために削除した写真は、ちょうど6年前の、京都の永観堂の紅葉、滋賀の湖東三山の一つである西明寺の紅葉。
次に削除することになるのは、滋賀では教林坊の次に好きな永源寺の紅葉、湖東三山のなかで最も好きな金剛輪寺の紅葉、滋賀で最も好きな教林坊の紅葉と続いていく。
さらに、兵主大社(滋賀)、百済寺(滋賀)、當麻寺(奈良)、石光寺(奈良)、鴨川(京都)、ラストの下鴨神社(京都)と紅葉の写真が続く。
仕事ではいろいろ苦労もあったけど、写真ライフとしては、京都、奈良、三重に近い滋賀はほんとによかった。
首都圏では、富士山麓、信州、奥日光、裏磐梯など素晴らしい撮影スポットは車で2時間以上かかるが、滋賀にいた頃は1時間前後で行ける撮影スポットがたくさんあって、行きつくせないほどだった。
勿論、九州でも紅葉に限らず、大分、熊本、長崎などに素晴らしい撮影スポットがいろいろあるが、諸般の事情で遠出ができない。
まー、しゃーない。














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筥崎宮花庭園の紅葉

2019-12-12 10:43:15 | Weblog

天気予報では、午前9時頃から晴れる予定だった。
2つの天気予報サイトがほぼ同じ予報をしていたので、それを信じて出かけた。
しかし、晴れることはなく、ずっと曇りだった。
自宅に帰ったら、晴れてきた。



























筥崎宮の参道では「風の市場 筥崎宮蚤の市」というのをやっていて、早朝から多くの人で混みあっていた。

京都で一番最後に紅葉撮影に行っていた下鴨神社も、糺の森(ただすのもり)でフリーマーケットをやっていたのを思い出す。
東福寺のようなひどい混雑もなく、落ち着いて紅葉撮影ができた下鴨神社。
小川沿いの逆光の紅葉その他いいところがたくさんあって、よかったなあ・・・








周波数の目盛りのようなものがあるので、これはラジオ?











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野多目池の野鳥 ミサゴ

2019-12-08 00:31:13 | Weblog

野多目池に通っているのは、ミサゴが魚を捕食するシーンを撮りたいから。
11月は20日間通って、ミサゴが現れたのがわずか4日。
そのうち3日は空を舞いながら物色してすぐにいなくなった。
魚を捕ったのはたった1日だけ。
それも、こちらからは木々に隠れて見えないところで捕りやがった。
かろうじて、魚を足に掴んで飛ぶところは撮れた。
でも、魚が小さい。
魚が大きくないと、写真的に見栄えがしない。
ミサゴがこんなに来なくなってしまっているのは、魚がいなくなっているのに違いない。
カワウの大群が今は十羽も切れるぐらいの数になっているのは、カワウが魚を捕りつくしてしまったからなのか。
なんとなく、今まで撮った以上のミサゴの写真は撮れる気がしない。
那珂川のカワセミはなかなか撮りたいシーンを撮らせてくれないし、野多目池にはなかなかミサゴが来なくなってしまったし・・・
遠出もままならず、一体わしゃあどこに行けばいいんじゃ。
そもそも野鳥撮影は毎日のウォーキングのついでにやっていることで、本当はあちこちに風景を撮りに行きたいんじゃ・・・
この時期だと、まだ撮ったことのない、阿蘇外輪山からの雲海を夜明け前に撮ってみたい・・・


魚を捕ったミサゴ
何故か必ず魚の頭を前に向ける形で掴む。









魚を捕らないままどこかに消えたミサゴ













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友泉亭の紅葉

2019-12-05 20:53:56 | Weblog

友泉亭は、黒田藩の藩主別荘だったところで、庭園の紅葉が美しい。
紅葉は朝に撮影すべしというのが、僕の持論。
昼間の真上からの光でなく、朝の斜光が紅葉を美しく輝かせる。
とはいえ、朝出かけるタイミングがなかなかとれず、その間に紅葉が終わってしまいそうなので、やむなく午後出かけた。

最初の写真は午後ならではの光の向きで順光になっているのかもしれない。
この池は鯉や水鳥がいて、絶えず波を立てているので、水面が鏡のようになることはほとんどない。
その貴重な一瞬を撮った一枚だ。
実際、そのあと、何回見ても鏡のようになっている時はなかった。






















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クロツラヘラサギの飛翔

2019-12-03 17:37:39 | Weblog

クロツラヘラサギは、長い嘴を羽毛のなかに突っ込んで一本足で寝ているか、嘴を水のなかに突っ込んで左右に振りながら小魚を捕っているかのどちらかで、飛ぶことは滅多にない。
しかし、頻繁に通っていると、その滅多にないクロツラヘラサギの飛翔に遭遇することがある。



































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野多目池 クロツラヘラサギ観察記 2019年11月

2019-12-01 00:47:44 | Weblog

九州以南の日本に越冬にやってくる絶滅危惧種クロツラヘラサギは約300羽。
そのうち野多目池にやってくるクロツラヘラサギの観察記録。
クロツラヘラサギと一緒にやってくるヘラサギもあわせて。

一時期世界で3千羽を切ったこともあったようだが、その後の保護活動の成果か、今は4千羽を超えているらしい。
へら状の嘴を水に突っ込んで左右に動かして小魚を捕る独特の行動のなかで、釣り針を飲み込んで死んでしまうこともあるようだ。


11月2日  クロツラヘラサギ 10羽  ヘラサギ 1羽
11月4日  クロツラヘラサギ  4羽  ヘラサギ 0
11月5日  クロツラヘラサギ  1羽    ヘラサギ 0
11月6日  クロツラヘラサギ  1羽  ヘラサギ 1羽
11月7日  クロツラヘラサギ  0   ヘラサギ 0
11月8日  クロツラヘラサギ  0   ヘラサギ 0
11月9日  クロツラヘラサギ  1羽  ヘラサギ 1羽
11月10日 クロツラヘラサギ  1羽  ヘラサギ 0
11月12日 クロツラヘラサギ 14羽  ヘラサギ 2羽
11月13日 クロツラヘラサギ  1羽  ヘラサギ 0
11月15日 クロツラヘラサギ  1羽  ヘラサギ 0
11月16日 クロツラヘラサギ  1羽  ヘラサギ 0
11月19日 クロツラヘラサギ  7羽  ヘラサギ 3羽
11月20日 クロツラヘラサギ  9羽  ヘラサギ 1羽
11月21日 クロツラヘラサギ 14羽  ヘラサギ 3羽
11月24日 クロツラヘラサギ  1羽  ヘラサギ 1羽
11月25日 クロツラヘラサギ 16羽  ヘラサギ 3羽
11月28日 クロツラヘラサギ 12羽  ヘラサギ 0
11月29日 クロツラヘラサギ  2羽  ヘラサギ 0
11月30日 クロツラヘラサギ  3羽  ヘラサギ 1羽



















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