十二月の菜の花

このなぎさ公園では一月から菜の花が咲き、色のない冬に色を求めて人気が高いスポットだ。
一月に咲いているなら十二月はどうかと思って行ってみると、もう咲いていた。
さすがに来ている人は少なく、どこをどう撮ろうと人が入ることはなかった。

いよいよ今年も今日で終わりだ。

この冬初のオオワシ

白鳥撮影のあと、オオワシがいる山本山にまわってみた。
はるか３０００キロ離れたシベリアから今年もやってきてくれた。
ほかのオオワシは北海道あたりで留まるのに、何故この一羽だけ琵琶湖までやってくるのかわからない。
雨があがったと思っていたら、また雨が降り始め、車のなかでしばらく待機することにした。
雨がやみそうになければこのまま帰ろうと思ったが、３０分も経たないうちにまた青空が見えてきた。
オオワシは一日に何回飛ぶかという頻度でしか飛ばないので、待機時間がやたらと長く、撮影に来ている人達もキャンプ用チェアに座って飛ぶまでの長時間待機体制をとっている。
ただ、僕の場合は日頃の行いがいいので、行けばたいていそれほど長時間待つことなく飛んでくれる。
オオワシは、枝から飛び出した直後の、まだ足を胴体にくっつけてない状態で、羽を大きく広げた姿を撮りたい。
以前、シャッターチャンスをものにしたと一瞬思ったが、カメラのモードダイヤルが知らないうちに動いており、高感度撮影になってしまって、ひどい画質の写真になってしまった。
枝からいつ飛び出すかはまったく予測が出来ず、一時間も二時間も絶え間なくじっと様子を注視していることはできないので、時々ファインダーを覗いて様子を見ることになり、飛び出し直後を捉えるチャンスは本当に難しい。
それが、なんと、今回、飛び出し直後の姿を捉えることができた！！！
ところが、顔が正面すぎて、ワシのシンボルとも言えるクチバシが・・・
少し斜めを向いてくれていれば・・・
あーあ・・・

この冬初の白鳥 しかし雨

滋賀県南部は晴れていても、湖北は雨や雪で天気が悪く、白鳥撮影になかなか行けなかった。
この日も天気予報では天気は悪かったが、前日は天気予報が外れて晴れていたらしいので、とりあえず行ってみることにした。
現地に向かう途中は雨だったが、現地に到着すると青空が広がるいい天気となった。
喜び勇んで、さっそく白鳥撮影を開始。
すると間もなく、またたくうちに雲が空を覆い、やがて雨が降り出してきた。
あわてて三脚にセットしたカメラ・レンズ一式を車に仕舞う。
傘をさして手持ち撮影用のカメラで撮る。
望遠レンズを支える左手で同時に傘をさせるのは軽量の折り畳み傘ならではだ。
雨のなかを白鳥が次々に飛び立っていき、白鳥の大半がいなくなったところでまた晴れてきた。
なんちゅう天気やねん！

カワセミ撮影 少し復調？

前回はカワセミが水上に飛び上がるシーンがボツ写真ばかりになってしまったが、今回は少しマシになった。。
といっても、まだ完全ではない。
カワセミの動体撮影は難易度が高く、かつ条件が揃ってなければ満足できる写真が撮れない。
条件とは背景と光の状態だ。
３枚目の写真は、背景が黒いなかに水滴が浮かび上がり、カワセミに当たる光の状態もいい。
こういう滅多にないチャンスを完璧にモノにしなければ。
修行じゃー。

クレジット会社からの電話

最近、インターネット犯罪が横行している。
取引銀行を装い、セキュリティ確保のためと偽ってＩＤやパスワード等を入力させようと偽装サイトに誘導しようとするメールは何回か受け取った。
インターネットバンキングのサイトを開くと、注意を促すいろんな警告文が掲示されている。
インターネットの世界は注意深くしていることが必要で、怪しげなものには手を出さない。うかつにクリックしたりすると大変な目にあう危険性がある。
「ＰＣのパフォーマンスが低下しています」というバナー広告など要注意だ。
あなたには債務があり、支払わないと訴訟を起こすといったメールもたまに来る。
身に覚えがないものは無視して捨てる。反応しない限り向こうはこちらの個人情報は持ってない。
勘を働かせてリスクに注意していれば、インターネットに仕掛けられたいろいろな罠にはまることはない。

そんな折、突然クレジット会社から電話がかかってきた。
今日インターネット通販でカードが数回利用されているが、それは本人利用によるものかという問い合わせだった。
全く身に覚えがないことなので驚いた。
即刻カードの機能を停止し、カード番号も変えて別なものに更新することになった。
新しいカードになるまで１週間から１０日かかるとの話だった。
会員の今までの利用履歴とは異なる動きがあるとチェックがかかり、確認の電話をするようになっているらしい。
始終監視していると言っていた。
しばらくして、そのクレジット会社の会員サイトにログインするとカードの機能停止が確認できた。
今はほとんどインターネット通販で買い物をしているので、まずは最も利用が多いamazonにログインし、カード情報を削除した。
削除したあとふと考えると、カードは既に機能停止しているのでカード情報を削除しても意味はなく、変えるべきはamazonのログイン・パスワードであることに気がついた。
胸騒ぎがしてメールを確認すると、楽天からメールが入っていた。
会員になっていたかさえ定かでない楽天から突然メールが来たことに不審感を覚え調べると、５年前にホームシアター関係のものを購入していた。
楽天からのメールは僕の会員サイトにログインがあったことを知らせるメールだった。しかも２回。
楽天の会員サイトに僕のＩＤとパスワードを使って誰かがログインしたことになる。
幸いなことに何も買わず、ログインしただけで終わったようだ。
そのあと、同じパスワードを使っている通販先などのパスワードを変更した。
いろいろ調べると、多分、セキュリティが脆弱な通販先からＩＤ、　パスワード、カード情報が漏洩してしまったと思われる。
被害もなく終わったが、コワイ。


何も写真がないとさびしいので、この前撮ったジョウビタキの写真でも貼っておこう。体が丸く膨らんで、表情も可愛い。

カワセミ撮影 絶不調

カワセミの動体撮影のハイライトは、魚を咥えて水上に飛び出した瞬間だが、これがさっぱり撮れない。
カワセミを撮り始めた頃の方が撮れていたような気がする。
今いる個体がなかなかチャンスをくれず、撮影の難易度があがっていることもある。
雲台をジンバル形式のものに変えたことでブレが発生しやすくなっていることもある。
野鳥専門に撮っている人達の多くが使っているザハトラーというドイツ製の雲台は定評があるが、なにしろ１５万円はするシロモノなので、野鳥専門でない僕にはそこまでのものは要らない。
野鳥撮影は、動く被写体を的確に捉える最先端のＡＦ機能を備えたカメラ、描写力が優れた望遠レンズ、動く被写体を追うのにスムーズかつ安定感ある動きができる雲台、重い望遠レンズをがっしりと支える三脚が必要であり、けっこうお金がかかる遊びである。最高のスペックを持つ機材ばかりを揃えたら２００万円くらいかかるかもしれない。
それらの機材を揃えたからといって、いい写真が撮れるわけではない。いい写真が撮れる可能性が高くなるというレベルで、最終的にはやっぱりウデの問題になる。
機材よりもまずウデを磨かなくっちゃ（とはいえ、退化しているような気がする）。

今回は水上に飛び上がるシーンはボツ写真ばかりで、飛んでいるシーンもイマイチだったが、カワセミのデート・シーンに遭遇できた。
手前がオスで、クチバシが上下とも黒い。奥がメスでクチバシの上は黒だが、下は赤い。
オスの方が毛並みが鮮やかで、メスは若干地味である。特に頭のテッペンの部分ははっきり違う。

終わりゆく秋 長谷寺 ２

これでようやく今年の紅葉の写真が終わった。
あー疲れた。
今年行った紅葉スポットは数えてみるとなんと２０ヶ所近くにもなる。
行き過ぎ。

このブログのプロフィール欄を変えなきゃと思いつつ・・・

長谷寺　 奈良県桜井市 初瀬

終わりゆく秋 長谷寺

もうすぐクリスマス・イブという時に「終わりゆく秋」もないもんだとは思うが、紅葉写真の整理に時間がかかってしまったので仕様がない。
ついに今年の紅葉のラスト、長谷寺だ。

長谷寺　 奈良県桜井市 初瀬

教林坊 ３

教林坊はこれでおしまい。
紅葉写真の在庫も、ついにあと一ヶ所を残すのみとなった。
今年もまた紅葉写真をたくさん撮ってしまったなあ。
湖北に白鳥を撮りに行きたいが、湖北は日本海気候なのでなにしろ天気が悪い。
１２月２０日現在で４２３羽のコハクチョウが来ており、そこに８羽のオオハクチョウが混じっているようだ。
休日で湖北が晴れの日が早く来てほしい。

教林坊　滋賀県蒲生郡安土町石寺

教林坊 ２

昨日、定期健康診断を受けた。
唇の端の方にブツブツができているので、胃に異常があるのではと心配したが、胃カメラでは特に何もなく、医師から「綺麗ですよ」と言われて安心した。
晩酌を中断した甲斐あって、メタボ宣告も余裕で回避できた。
夜、祝杯をあげたことは言うまでもない。

教林坊　滋賀県蒲生郡安土町石寺

教林坊 １

溜まりに溜まっていた紅葉写真の整理もようやく出口が見えてきた。
数ある紅葉スポットのなかでも一番のお気に入りはこの教林坊だ。
こじんまりしたとした境内に鄙びた風情があり、真っ赤な紅葉を中心に彩られる光景は素晴らしい。
落葉が始まる頃が最も見頃で、境内のなかが落ち葉で絨毯を敷き詰めたようになるのも一つの見どころだ。
しかし、テレビで放映されたり、新聞で紹介されるなどして、ここもだんだん「かくれ里」ではなくなってきた。
今までは観光バスが停まれるような駐車場はなかったが、去年から観光バス用の駐車場も用意され、団体も来るようになってしまった。
そして今年は、去年まで立ち入りが出来た竹林正面のスペースが立ち入り禁止となっており、建物の座敷から紅葉鑑賞ができた、その建物も上に上がれないようになっていた。これも来場者が増えてきたことによるものだろう。
あまりたくさんの人が来て混雑するようにならないでほしいと思う一方で、茅葺屋根の一部がみすぼらしい補修になっているので、増えた入場料でちゃんとした修復をしてほしいとも思ったりする。

教林坊　滋賀県蒲生郡安土町石寺

桃尾の滝

桃尾の滝は、昔は修験道の行場であったらしい。
石上神宮とも関わりが深いようだ。
古今和歌集にも布留の滝として歌が詠まれており、人との歴史は長い。
やっぱり奈良はどこに行っても古代日本史の足跡がある。

帰り、ついでに崇神天皇陵に寄った。
前回写真を撮った場所と反対側から見る夕日が気になっていた。
しかし、着いた時は既に日は沈み暗くなりかけていた。
残念。

ハート型の紅葉が・・・

桃尾の滝　　奈良県天理市滝本町
崇神天皇陵　奈良県天理市柳本町

天理の十月桜

天理市の中心部は銀杏並木が多い。
とりあえず車が停められるところに車を停めて、まず一枚。

それから、十月桜が咲いているという天理観光農園へ。
秋に咲く桜は十月桜（＝四季桜）と冬桜があり、前者は八重、後者は一重と言われている。また、秋に咲く桜の総称を冬桜と言うこともあるらしい。
かつては群馬県藤岡市にある「鬼石の冬桜」を見に出かけたもので、紅葉との組み合わせが見事だったが、これも十月桜か冬桜かは定かではない。
ひょっとしたら、関東で十月桜というのは聞いたことがなかったので、関東では冬桜、関西では十月桜と地域的な呼称の違いなのかもしれない。
まー、どうでもいいことではあるが。

天理観光農園　奈良県天理市園原町

英彦山神宮

妹が英彦山の紅葉を見に行きたいと言う。
多分石段が多くて母の車椅子では無理と思ったが、とりあえず行くことにした。
妹は母の世話を献身的にしてくれており、母の介護に拘束されて行きたいところがあっても我慢しているに違いない。
妹が希望することには何でも応えなくては。
行ってみると、やっぱり延々と続く石段があり、英彦山神宮に行くのは無理とわかった。
入口の鳥居周辺の紅葉を眺め、帰ることにした。
それでも、往復の車から眺めた紅葉が綺麗だったと妹が喜んでいたので、よかったと思う。
帰る途中、高速道路を走っている時に、母がシートベルトを外すと言い出したのにはマイッタ。

英彦山神宮　福岡県田川郡添田町大字英彦山

母のマンションのベランダから

朝起きてベランダに出ると、ちょうど朝日が出るところだった。
午前７時。福岡の日の出ってこんなに遅かったかなあと思う。
福岡は空港が近いので、上空をしょっちゅう飛行機が飛んでいる。
子供の頃、福岡空港は板付基地と言って、米軍の基地だった。
自転車に乗って、ジェット戦闘機をよく見にいったものだ。