小野川温泉は、平安時代に小野小町が開湯したと言われ、小町の父 小野良真が、出羽の郡司[現在で言うと、秋田県秋田市や山形県酒田市の知事] の所に訪れる長い旅路で、米沢に入った頃、旅の疲れと病によって歩く事もできず、小町の夢枕に峰の薬師が立ち、小野川の地に温泉が湧いているという教えがあり、発見されたそうです 写真は、小野小町の居住跡とあります
甲子大黒天から温泉街を撮ってみました 温泉街には14の宿があり、小野川温泉は、最低でも40年~数百年前に降った雨や雪が地下1000~2000メートルの温泉だまりで浸透し、マグマに温められ湧き出している温泉だそうです 写真には撮らなかったのですが、伊達政宗から歴代 上杉の殿様が愛した温泉で、塩分を多く含む温泉から、9代藩主 上杉鷹山公は、塩田を作り、塩を作ろうと試みたそうです しかし、塩分の他に、いろいろなミネラルが含まれ、実用化はされなかったそうです
宿の部屋の窓から見えたのが、甲子大黒天本山 9年前(2010年5月24日~山形米沢路 小野川温泉編~も覗いて見て下さいね) にも小野川温泉に宿泊した時も訪れました 弘法大師の甲子大黒天を祀る唯一の本山 商売繁盛と財運にご利益があるそうです
大樽川を渡り、坂道を上る前にありました 坂道を上ると、弘法大師作の甲子大黒天本山があり、弘法大師が湯殿山開創したそうです 湯殿山神社は、山形県の庄内地方の出羽三山にあります 山形県は、4つの地方に分かれ、山形県の南部 米沢市のある置賜地方・県庁所在地のある山形市のある村山地方・新庄市がある最上地方・日本海側の酒田市や鶴岡市があり庄内地方になります
前日の夜は、20時前には就寝したので、翌日の4月28日は、5時頃目が覚め 母と朝一番に温泉に入り、まだ、誰も来ないので、贅沢にも二人の貸し切り状態でした お風呂に入った後、朝食が8時からだったので、時間があり、雨も止んで晴れていたので 温泉街を散策 大樽川=鬼面川[おものがわ]を渡ります 写真奥にある橋を渡っていくと、ほたる公園へつながるみたいで、小野川温泉では、6月の中旬から7月半ばまで、ゲンジボタル・ヘイケボタル・ヒメボタルが見られ、その期間中は、ほたる祭りが開催され、6年前(2013年7月19日~米沢へ8編~も覗いてくださいね)の法要の際に来た時に、私も行った事があります