住職日記

光善寺の住職ken-shinが、光善寺での日ぐらしや思いを気ままに綴ります。

1月3日(日)のつぶやき

2016-01-04 00:54:55 | つぶやき

今日から法務です。といっても、今日は1件だけ。以前は3日は朝から晩までお参りがありましたが、日を変えたり人がいなくなったりで1件だけになりました。そのお宅は、「初どき」というお参りで、ご門徒様ではないのですが、地元のお寺さんということで、毎年呼んでいただいています。


年の初めのお参りを「初どき」。年の終わりのお参りを「しまいどき」といってお勤めします。私がお参りする範囲では、今日お参りしたお宅だけにその習慣が残っています。そういう習慣は次第に絶えていっているようですね。


近年は、少子高齢化だとか過疎化だとか門徒数の減少ということがさかんに叫ばれていますが、これは社会現象なので変えることはできないでしょう。ということは、今まで通りの教化活動をしていたのでは無理がいくということでもあります。か


というわけでこれからの教化活動は、
「オーバーサイズよりもダウンサイズな法座」「待っているのではなく出ていく活動」
こういった取り組みに変化していかなければならないのではと思っています。


たくさんの参詣者数に拘ることをやめ、少人数でもよいからじっくりとご法話を聴き、話せるような雰囲気のご法座を開いていくことが重要かなと。そして、お寺で待っているだけではなく、市井に出ていってご法義を伝えるということも必要になってくると思います。


では具体的にはどんなこと?といわれれば、まだ全く考えていないので答えようがありませんが、とりあえずこういう視点で取り組みを考えているのです。それが、田舎の社会状況に適した方法でありましょう。