住職日記

光善寺の住職ken-shinが、光善寺での日ぐらしや思いを気ままに綴ります。

布教使

2011-09-19 06:57:40 | 日記


2日間、北広島町のJ寺さまのお彼岸法座にお参りさせていただきました。

ちょうど真ん中あたりに座っておられたご婦人の方は

いつも涙を流してお聴聞されておられました。

その方の人生にどのような事情があったのかはわかりませんが

さまざまなご縁から、お聴聞されるようになったのでしょう。

浄土真宗本願寺派には布教使という資格がありますが、師ではなく、使という字を当てます。

これは、布教使は仏さまのみ教えを伝えているのであって、仏法を教えているのではない

という姿勢を表したものです。

このご婦人の方も、仏法がご自身に響いているからこそ、涙を流されるのでしょう。

仏法をお伝えするということが、なんと重いことなのかということを改めて知らされ

身が引き締まる思いをさせていただきました。