住職日記

光善寺の住職ken-shinが、光善寺での日ぐらしや思いを気ままに綴ります。

バリアフリーとは

2011-03-06 22:50:06 | 日記
浄土真宗講座3月9日、10日。詳細はこちらから


今日は光善寺の本堂で法事が勤まりました。
その来られた方の中に、事故で両手の手首から先を切断された方が
いらっしゃいました。
その方のことはよく存じていたのですが
お勤めが終わって、つい
「どうぞご焼香なさって下さい」
と言ってしまいました。言ってしまってから「しまった」と
思ったのですが、言いなおすことはしませんでした。
しかし、ちゃんと焼香されました。
どのような仕組みになっているのかわかりませんが
物をつまめるような義手を使っておられました。
そういえば、お経本もめくっていました。
お帰りになる時も、颯爽と車を運転されて帰っていかれました。

どうも、気にしすぎていたようです。
しかし、ここまで日常生活をできるようになるには、相当なリハビリがあった事だと思います。

バリアというものは、私の方の側が作りだすバリアなのでしょう。

報恩講にお参りして思ったこと

2011-03-06 00:18:31 | 日記
浄土真宗講座 3月9日・10日です。詳細はこちらから


今日は2件のお宅の報恩講にお参りしました。
1件目は、おばあさん一人暮らし。
このおばあさん、腰が120度くらいに曲がっているのです。何をされるのにも
大変そうです。
こたつの準備やお仏飯やお供えのお団子の準備をお手伝いしました。
そうまでして、報恩講をお勤めされるという姿勢が感動しました。

一方、2件目は息子さん親子やご親戚のご夫婦などが来られて
また、地元のお寺のご住職もご案内され
賑やかな中での報恩講となりました。
小中学生のお孫さん達も、大きな声で正信偈をお勤めしています。

静かな中での報恩講と
賑やかな中での報恩講と
どちらがよいのかという話ではありませんが
報恩講をお勤めする様々なカタチや有難さを、感じました。