出口のないトンネル

フェドルチェンコ並みに、いや根性も曲がっているので、伸身ではなくリ・ジョンソン並みにひねくれた小ヤギです。

最近テレビで見た応援メッセージに
「出口のないトンネルはない。がんばってください。」
みたいなのがありました。

それを見て、何をあたりまえなことを、出口がないどん詰まりだったらそもそもトンネルじゃないでしょ、
なんて思いました。
でも、あれ？トンネルって、何をもってトンネルと言うのだろう。
そう思って調べてみたら、悲しいかなソースがWikipediaですが、こんなのがありました。

トンネルとは、地上から目的地まで地下や海底、山岳などの土中を通る人工の、または自然に形成された土木構造物であり、断面の高さあるいは幅に比べて軸方向に細長い地下空間をいう。
1970年OECDトンネル会議では「計画された位置に所定の断面寸法をもって設けられた地下構造物で、その施工法は問わないが、仕上がり断面積が2m²以上のものとする」と定義された。
（wikipediaのトンネルの項目より）

ふむ、出口があるとかないとかに関しては関係ないのかな。
例えば目的地が山の真下だとして、そこまで掘った断面積が2m²なら出口がないけどトンネルの定義は満たしてるよね。

ということはだ、「出口のないトンネルはない」と励ましてきた人に対して、
上記の定義を持ってすれば出口のないトンネルもあるから、あなたの言っていることは間違ってますね、
「出口のないトンネルもあります」と言うことが出来る訳だ。

ちなみに同じような言葉に「止まない雨はない」とか「明けない夜はない」とかありますが、
それには「また雨は降るけどね」とか「沈まない日もないけど」とか言ってやりますが。

まぁ、なんてことはないのですが、
そんなことを話していたら同僚さんに「性格悪いですね、そんな人にはそんな励ましの言葉はかけられませんよ」と言われてしまいました。
ただそれだけの話。

そういえばトンネル会議とかあるんですね。
その手の人には当たり前なのかな。結構おどろきました。