“駄目社会人”小ヤギさんの戯れ

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約束の冬

2006年05月22日 21時14分42秒 | 読書感想文
う~ん、ロマンチック。
『約束の冬(上)(下)』 宮本輝 著

相変わらず宮本作品は単純だ。
出てくる男も女もみんなよい人物ばかり。
そして読み終わるとほっとした気持ちにさせられる。
毎回毎回このパターンで、それに陶酔する小ヤギはなんて単純なんだ。
よい、よすぎるよ。
著者は、「このような人が自分の近くにいてくれればと思える人物だけをばらまいた」
と言うけど今回に限らず、毎回そんな人物ばっかだよ。
桂二郎に留美子をはじめ、登場人物は皆、教養がある知的さんでよい人ばっかり。
こんな人なかなかいないから本当に近くにいてほしい。
ストーリーとしては時計の話はちょっと・・・、
って感じだけど全体的には文句なし。

みんな、こういう本を読め、こういう本を。