blog ちぎょらく

煉瓦・煉瓦刻印・軍の遺構・近代建築など明治・大正・昭和の歴史に関心が有りブログでアップしていく予定です。

大阪くらしの今昔館

2006-10-31 23:20:08 | まち歩き

29日に友人の誘いで天神橋6丁目に有る「住まいのミュージアム 大阪くらしと今昔館」に、その後「空堀界隈」「天王寺七坂」を歩きました。

9時半最寄の駅集合でJRで天王寺まで、天王寺のキヨスクで友人がこの前買ったという「上町台地をあそぼう!!」というマップを百円で購入。

地下鉄谷町線で「天神橋六丁目」で下車。駅の出口を出るとすぐの住まい情報センタービルの8階までエレベーターで上がると入り口があり(入場料600円)、エスカレータで9階に上がると吹き抜けでまず町の上から町並みを眺められるようになっており、降りるとそのフロアーに江戸時代天保の頃の大坂の町並みを再現した空間がある。

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建具屋、小間物屋、唐物屋、呉服屋、しもたや、風呂屋、人形屋、本屋、町会所、合薬屋、裏長屋等。風呂屋はシアターになっており、人形屋の裏手にはミュージアムショップがある。内部まで詳細に再現されている。

また火の見櫓がありドーム状の内部の町は昼夜の光の演出や音の演出もある。

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実際に見たこともない風景や建物、道具等がどこと無く懐かしく感じるのは、TV等で時代劇などを見ているからであろうか?それともやはり日本の旧き時代のものであるからであろうか?

長くなりそうなので「空堀界隈」「天王寺七坂」は後日に記します。


トウヒの実

2006-10-31 01:41:19 | アウトドア

27日の釈迦ヶ岳の帰りに古田の森付近で出会った夫婦。

下を向いて何か探しているようなので、キノコでも採っているんだと思って、「キノコ採りですか?」と聞くと、「まつぼっくりです」と笑顔の返事が、そうか・・・と何も考えることなく・・・でもここって駐車場より一時間以上もかかるで?山も省みず一生懸命に「まつぼっくり」が非常に気になった。(気になったのが別れてしばらく経つので^^;)

何に使うんだろうか?商売にでもなるのか?それとも趣味か?自然保護?まさか・・・・で一つだけ拾ってきました。

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店でお客さんに聞いても首を傾げるばかり^^;

じゃ何の実?ネットで調べました。

「トウヒ」の実らしいです。

「トウヒ」って言えば、大台の正木ヶ原の立ち枯れが有名で以前のこんな写真があります。

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確か鹿の食害で枯れているといった表示が有りました。でもそうかな?

今回の釈迦ヶ岳の写真でもトウヒが所々枯れている写真も?

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でネットで調べると「トウヒ」は亜高山帯の1500m以上の山に有るとか(そういや1500m位のところで夫婦は居たな・・・)

特に台高や大峰山脈では優先種であるとかででも近年、減ってきているとか?

鹿の食害、酸性雨、踏過ぎ?の影響とか書かれているけど・・・幼木が育たないらしいから、どう見ても私は温暖化の影響と思いますが^^;

で結局あの夫婦は何に使うんだろうか?トウヒのまつぼっくりを(笑)


旭峠登山口から釈迦,孔雀,大日

2006-10-29 23:42:03 | アウトドア

大峰山脈南部にある釈迦ヶ岳は私の初めての一泊本格山登りの発祥の地で20年ほど前に友人と前鬼宿坊前にテント泊し登った。

で今回は釈迦ヶ岳から孔雀岳にかけての尾根道がネットで調べて見ると岩山の上を行く展望がよさそうなコースだったので行きたくなった。(実は前日まで迷ってました^^;)

前鬼までなら橋本→五条→吉野→R169を南下、旭登山口までなら橋本→五条→R168を南下で距離的にどう見ても近く、しかも車で標高1300mまで登ってしまい、釈迦ヶ岳周辺に上がるまでの古田の森の尾根沿いは等高線も混んでなくどう見ても山頂までは楽だ。

後は尾根沿いの険しそうな孔雀岳までの山道や大日岳に登るための釈迦ヶ岳の山頂間近のきつい登降まで体力を温存できる。という算段で。

朝3時前に出発、五条からのR168は思ったより道が狭く(昔、天辻辺りまでは行ったことはあったが・・・)2台のトラックが先を譲ってくれた、しかも国道なのに最近の山行でも滅多に見かけない角の生えた雄鹿に2回も出会った。

旭ダムへの分岐は発電ダムなので表示も詳しく書かれていて迷うことも無かった。また、林道に入ってからも、峠の駐車場までは思ったより距離はあったし工事中の部分もあったが、心配していた落石も少なく、全て舗装されていた。

まだ暗い中の5時過ぎ到着、既に一台の先客の車があった。

6時までに準備を整えると、周りが明るくなりだしてので出発。なだらかな尾根道を不動小屋の分岐を超え、軽やかに少しづつ高度を稼いで行く。

正面に釈迦ヶ岳、右手に大日岳などが見通しの良い道だったが、どんよりとした曇り空で時折、露見たいな小雨が^^;(天気予報では午前中曇りで午後から晴れ、大きく崩れることはなさそうだが・・・)高度を稼ぐほど曇ってくる。

古田の森から左、釈迦ヶ岳 右、大日岳 奥は朝焼け

釈迦ヶ岳の最後の登りに差し掛かった頃には山頂部分は雲の中^^;

行者の隠し水で喉を潤し、最後の少しきつい登りは今日の長丁場で足に負担をかけないように慎重に。

7時40分に釈迦ヶ岳山頂到着、お釈迦様の銅像は強風の為か傾いていた。霧がかかって来た。これから先は未歩行の孔雀岳で迷っては危ないし引き返そうかと後ろを振り返ったとたん登山者が。

怪力の男が持ってきたというお釈迦様の像(傾いていたし傷みもありました^^;)

50代後半で登山暦はまだ一年位だというその人は、来年のゴールデンウィークに吉野から熊野までの奥駆完全歩行を目指すために下見で奥駆の道を歩いているのだとか・・・昨日は前鬼から深仙の宿の山小屋で泊まり、前鬼から少し登ったところで約150m沢向こうに熊がひょっこり立ち上がったのを目撃したとか、昨晩は何回も山小屋で熊の鳴き声らしきものを聞いたらしい。

で一人では不安なので一緒に行きましょうと、孔雀までならと私もOKした。(元々行くつもりだったが私は霧の不安で・・・)霧も風と共に時折晴れ、遠くの山々が顔を覗かせるので大丈夫だろうか?ということで二人で山頂を出発。

「小尻返し」岩の上に登って渡ると簡単でした^^

山頂からは急な下りで私は一日分の荷物、その人は2泊の荷物で慎重に下る。途中、痩せ尾根の岩に杭が打たれたところや小尻返しやその他の鎖場、大岩を右少し下って巻く所や、とにかく登山談義をしながら楽しく歩行。心配していた霧は晴れて時折晴れ間も出る位に。

孔雀覗(まるで模型のジオラマを見ているようでした)

孔雀覗きの素晴らしい景色を経て、右に孔雀岳かと思われるところを過ぎ、少し下ったのでそこでその男性と連絡先を交換し別れる。

尾根沿いの紅葉は終わりかけでした

同じ道を先ほどの1時間早く釈迦ヶ岳に引き返すと、八尾から来たという3人のパーティと会う。12時頃。

この尾根沿いの岩の上を下って登ったんですか?

少しの休憩の後、深仙の宿まで下る。この下りはかなりきつく、後で同じくらい登るかと思うと・・・かなり足もへばって来た。それに大日岳に登っても大丈夫か、とりあえず直下まで行ってみるか?

深仙の宿では2人が休憩していた。

大日岳の分岐まで来た。1時。登って帰っても2時→釈迦ヶ岳の手前の分岐まではきつい登りで今の足では1時間はかかるだろう、ということは3時それから2時間の下りで4時に到着では・・・しかも目の前のこの大きな岩に登れるのか?足を滑らせれば・・・

大日岳下の鞍部から見える「五百羅漢」です。

で今回も大日岳には登らずに帰りました^^;(今の夕暮れは早いので、3時ぐらい駐車場到着が望ましいし、自分の体力も限界に近く、こういうときは手足が思ったように動かないから・・・と言い訳しておきます)

深仙の宿の前で休憩していると山梨から来たという30代の男性が吉野から山上ヶ岳、弥山に泊まって今日中に笠捨まで行くとか。チョー元気でした^^;

駐車場には3時46分到着。途中、松ボックリを拾っている夫婦や(こんな奥まで拾いにきたのか^^;)山頂で出会った人の休憩中に先に行かせて頂きました。

で林道ではユンボが道ふさいでの補修工事をしていたのに20分ほど待たされましたが、旭ダムの周辺では紅葉が非常に綺麗でした。

帰りに大塔温泉、夢の湯で一風呂で、帰宅は8時でした。

カシミール3Dのグラフです。

釈迦からの登り下りのきつさと大日岳にピークが無いのに注目

Geko201による歩行のみの軌跡です。

いつか大日岳の頂上を踏みます^^;


大和谷の悲しき伝説

2006-10-17 20:47:50 | アウトドア

平成7年の渇水の8月に池木屋山に大和谷から登ろうとしたことがある。

大和谷にかかる3本の吊り橋の決壊やその後、迂回した尾根沿いの道が倒木で行けなかった事や更に谷に降りても登山道への取り付けが判らず、時間切れで大和谷の沢でご飯を自炊し川遊びをして帰った。

目的の池木屋山に行けなかったが、林道沿いで立派な角の生えた雄鹿に出会ったり、崖沿いにイワヒバやミセバヤの自生を初めて見たり、この夏は暑かったので沢の冷たい水を裸足で歩いたり今ではいい思い出です。

今、ネットで調べても沢登りではコースがあるようだが、未だに橋も決壊していて登山道も無いのか?登っている人も居ないようだ。

この林道終点には作業小屋がありそこから表示の看板があり「涼石岩屋」「三滝」に行ける。

でこの「涼石岩屋」には悲しい伝説があるようです。ここ参照

台高山地は日本でも有数の多雨地帯で、2004年の台風21号ではここ百年ぐらい未記録の雨量を記録し、宮川村(現大台町)では酷い土砂災害に見舞われた。

友人と今年、大杉谷の登山を計画したのだが土砂崩れが多く、まだ復旧の目処が立っていないと言うのであきらめた。

三郎四郎やおさきのたたりでは無いにしても土砂崩れは全て植林地帯で起こっているという。

大塔山では見晴らしを良くするため山頂部の樹木は伐採されていた。

大峰山系ではブナの大木を枯らすからと大木に巻きついた蔦が切られている事がある。

果たして人間はどこまで自然に関わって行けば良いのだろうか?


天蚕

2006-10-11 00:38:54 | 昆虫

9月23日の大塔山への途中、周参見の道の駅イノブータンランドに立ち寄ったのだがそのトイレの壁に20センチはあろうか?と思われる蛾が二匹、張り付いていた。

凄い存在感、作り物か?と思われるほどの模様と、大きな目のような斑が気になったので撮影。

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で今日調べてみたら、「ヤママユ」と判明。

昔から日本を代表する蛾のようで、この繭からは「カイコ」みたいに上質の絹が採れるとか、はたまた幼虫、蛹、成虫は食用になるとか(あんまり食べたくはないが^^;)民間薬としても使えるとか?

家の近くではみたことがないので。。。

幼虫はブナ科の広葉樹の葉を食すらしいので、やはり紀南は自然林の多い証拠だろうか?