ニホンオオカミをもう少し掘り下げてみました。
最後のニホンオオカミは1910年に福井県、福井城跡の農園で射殺されたものと言う説も、奈良県吉野村は1905年。福井城跡は昔、家族旅行で訪れた事もありますが、普通の平野部だったような・・・今では都会ではないか?
北海道のエゾオオカミは明治政府から撲滅の懸賞金がかけられた為に絶滅したが(北海道は放牧が多いから?)ニホンオオカミの方のはっきりした絶滅の原因は未だわからないとか・・・・
紀州犬(特に熊野犬)はニホンオオカミの血統を受け継いでいるとか?
そういえば和佐又ヒュッテには、和佐又犬と言って(関西の山登りの人の間では有名な話だが^^;)紀州犬?がいて、私も一泊次の日登山のテント泊、夕飯の時に5、6匹集まってきてワンワンやられた経験があるが・・・
なんでも人間が両手両足を使わなければいけない奥駆道の難所を登山者についてかなりあちこち動き回り、ヒュッテの主人が見かねてペンキで胴のところに「和佐又」って文字を書いていたらしい(冬の間だけかな?私が見たときは書いてなかったけど)犬が居るがあれなら納得できそうな(笑)ただし性格は従順で愛嬌はありますが(^^ゞ
あと山犬、狼の区別がはっきりしない地方も多く野生化した犬であるか狼であるか、また、滅んだ理由に、イエイヌとの交雑種が増えて野生のニホンオオカミが絶滅したと言う説も、結局のところ良くわかっていない。
で今日はふと気になったことが・・・実は70歳代のご婦人のお客さんで昔、九州南部の山深いところの経験談。
今日、来店されたのでもう一度確かめることに。
ご婦人が少女の頃、近所の少女と山に芝を採りに行った。早く帰ろうとしているのにどんどん奥に良いのがあると・・・で夕方近くまで採って帰途の途中、川の崖の上の細い岩道を歩いている途中、ネコの鳴き声より低いが大きな「ボワオ~!!」と言う声が谷に響いたという。
二人は無言のうちに急いで山を降りた、普段なら丁寧に手や足をかける場所を探しながらゆっくり行く道をどのようにして帰ってきたかは覚えていないと言う。
で村外れの田畑が見えるところに来て怖かったな~あれは何だったの?と
以前この話を聞いていた私は谷に響くニホンオオカミの可能性があるのでは?と思ったので・・・
でも「ヌエ」ではないかとそのご婦人はおっしゃる。「ヌエ」って何ぞや?でネットで調べてみました。
頭が猿、胴体は狸、足は虎、尻尾は蛇の日本古来からの伝説の動物。
夜中に鳴くと言われていて、その泣き声は不気味で、神社を移動させたとか、中国から渡ってきたとか、いろんな伝説があるみたいで・・・平家物語では頼政に退治されたとか?
山登り関係のHPでもヌエらしき声を聞いたってのは結構あります。でもトラツグミの声が不気味らしく結構こちらの方に割り切っている傾向にあるような・・・
昔は山の中で夜に不気味な声を聞けばヌエではないかと言っていたのかな?
でもこのご婦人が聞いた声は夕方だったらしい、ヌエは夜ですが。
いやヌエですね。