blog ちぎょらく

煉瓦・煉瓦刻印・軍の遺構・近代建築など明治・大正・昭和の歴史に関心が有りブログでアップしていく予定です。

大塔山

2006-09-30 21:27:06 | アウトドア

今週はバタバタとしていたので遅ればせながら、先週に行った「大塔山」の報告おば(^^ゞ

以前、シダ類に興味があり図鑑を見ると、紀伊半島南部の真ん中に位置し、孤高の山塊である大塔山に近畿では珍しく南方系のシダが生えているとか、また、行こうにも一旦、R42を南下し白浜あるいは南部辺りから細い未舗装の道路を何時間も行かなければならないとか、あるいは五条からR168をひたすら南下し湯峰辺りから林道に入るか・・・

とにかく日帰りで気軽には行けない事と私の中では神秘性を秘めた山であって一度は訪れて見たい山であった。

ネットで調べて見ても情報は少ない方だが、七川ダムから古座川沿いの松根を経て林道途中にある大塔橋の登山口がいいんじゃないか?

北から登るコースは急な登りで、大塔橋から登るのは渓谷美の中の快適な登山と思われコースとして面白そうだった。

土曜の昼過ぎ出立、車の中で仮眠をとるも良し、飛び込みで安宿があればそれも良しと思いあんまり考える事も無く、阪和道を南部まで、R42を途中周参見の道の駅「イノブータンランド」で休憩、台風が南東海上を進んでいると言うこともあって波があったが海岸の良い景色と富田を過ぎると信号も少なく快適なドライブだった。

串本近くに来るころには4時過ぎで国道沿いに「朝食付き3600円」の看板が目に入って、ここで泊まろうか?

「ドライブインサンワ」土産物屋、ガソリンスタンド、レストラン、酒屋が一緒になったところで聞くと空き室があるらしい。食事は朝8時からと言うことで早朝出立予定なので遠慮すると税込み3150円らしい。

裏口から土産物屋の二階の泊まる場所に案内され、客室は6室で6畳ほどの畳の部屋に無料TV付き、個室トイレ付き、風呂は広いが共同浴場で誰か入ると中から鍵を閉めて独占で入れる。

建物自体は、野暮ったいが、一応清掃はされシーツ、枕カバーも新品、歯ブラシ、タオル付きでこの値段では良い所を見つけたのでは?

とりあえず、今夜の宿が決まると、残り時間を串本方面まで車を飛ばし橋杭岩など観光、串本市街のコンビニなどで今夜のおやつやおつまみを調達、サンワの酒屋で缶ビールを買い、入浴後、夕食がてら、一杯やることに。

快適な夜を過ごした後、朝5時過ぎに出発、R371を古座川沿いに沿って北上。途中急ぎの車が後ろから来たので端に寄って先を譲る。

七川ダムからは道が舗装はされているが細い道を幾つもの集落を超える。(集落毎に名前を知らせる看板があり、地図と見合わせれば現在位置はわかりやすい)

最後の集落である松根を越えて古座川の源流沿いの林道をしばらく行くと大塔橋があり橋のたもとに地図や登山道入り口の看板がかけられており、直ぐ近くに車二台分程の駐車スペースがあり既に軽が一台停まっていた。先ほど林道沿いを歩いていた渓流釣りに来ていた人の車だろうか?

登山の準備をしてパンを食べ7時過ぎに出発。大塔橋のたもとの坂道を降りると、すぐ古座川の河原に出た、古座川の河原に沿って川を右左と渡って登っていくと初めのうちは足が濡れないように川の中の岩や石の上を飛んでいたのだが、どうしても渡れない所が出てきた。苔むした岩肌の中に古座川源流の水がうまく溶け合い良い景色だ。

膝下まで水に漬かりながら後は考えることも無く水の中を進んだ^^;

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この後の足の濡れたままの登山であったが靴下が少し厚めだったので特に不具合は無かった。

滝の分岐から左手の沢の奥にある枯沢を進むと登山道は植林帯に入り登りはきつくなり、尾根沿いまで出ると、また広葉樹林に戻る。

尾根沿いの幾つかのピークを過ぎると、開けた頂上が見えてきた、頂上は風もあり天候も良く他にここより高い山は見えない、しばらく木陰で休憩し、後から川湯方面からやって来た男女3人のグループが休憩していたので、山頂を後にする。

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デジカメ写真を撮りながら、しかし効率良く下山した。

ハリオノ滝やウエオノ滝に寄り、そのすぐ下で出発時に会った釣り人が見えた、駐車場まで下山し、濡れた登山靴を脱ぎ靴下を履き替えて、簡単な昼食を採ってさあ帰路に着こうと車のエンジンをかけると先ほどの釣り人が下山してきた。

向こうから話しかけてくれ、R371を追い抜かした車であったこと、この近辺の登山の会に入っていること、法師山は面白いが山頂に航空標識があり興ざめするとかまた今日は水量が少ないとか?(これ以上多かったら膝下までではすまいな。。。)

帰りは松根の名水「大河の滴」をペットボトルに採ったり、古座川沿いの奇岩「一枚岩」等を撮影し、R42号沿いを有料道路を使わず6時過ぎに帰宅。

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今回の登山は、遠い登山の割には渓流のスケールも大峰山系に比べ小さかったが、尾根に取り付くまでの林道の脇や周辺にはイノシシかイノブタと思われる堀後が多数でシカの遠吠えも何回か聞き、登山道入り口にはツキノワグマの生息地の看板があったり、里には猟銃を持った人が居たり。とにかく動物がかなり多いのではと感じられた。次には熊よけの鈴の必需性を感じた。

また、R42を串本まで南下し宿をとったのだが、田辺、串本と言った地方の都市部では既に家の近くであるようなコンビニや外食チェーン、スーパーその他チェーン店が出来ていて便利ではあるのだが、私には何かどこに行っても同じ店舗って言うのが面白くないような・・・例えばその地方がその地方である特色のような店があればほっとするのに・・・・

お世話になった宿は設備は整っており快適に過ごさせて頂いたが、ほんとにあの値段でいいのだろうかと思った程、後はちょっとした事で繁盛間違いなしなのに・・・

得るものの多かった山行であったように思う。遠いのでそんな頻繁には行けないが・・・


ダーウィンの悪夢

2006-09-19 23:24:45 | 日記・エッセイ・コラム

最近「ダーウィン」に興味が出来、ネット検索していると、「ダーウィンの悪夢」というドキュメンタリーの映画がお正月に公開されるとか?

アフリカ ビクトリア湖は日本の九州ほど面積で「ダーウィンの箱庭」といわれるくらいカワスズメ(シクリッド)科の魚が400種もいる豊かな生態系であったのが、乱獲により漁獲量が減ったことから、体長2mにもなりスズキ科で日本の赤目に近いと言われているナイルパーチを導入したが、ナイルパーチの捕食によりカワスズメは200種に激減。カワスズメが捕食していたエビや藻が増え湖は富栄養化。

湖周辺ではナイルパーチをめぐる産業が発達し、周辺の樹木の伐採、ヨーロッパや日本向けの輸出でグローバル化、住民の生活は一変し、エイズ、売春、貧富の差、戦争などの問題が出てると言う。

この「ナイルパーチ」日本でも白スズキとして売られていたり、食堂、ファミリーレストラン、コンビニ弁当などで使われているとか・・・だから私も知らない間に食べているかも知れない。まったく今まで知らなかった^^;

単純に考えるとプラスの部分もあるだろう。ビクトリア湖周辺の国は輸出によって潤い、欧州・日本は安い美味しい白身の魚を食べることが出来る。

でも、もしどこかで白身の魚を食べる時にはこの魚がどういう過程を通り、自分の口に入っているのかは考える必要があるように思う。例えばこの魚はひょっとするとアフリカの人々の苦悩や自然や生態系を犠牲にしているんではないかということを思い浮かべながら。

昨日、仕入れの時に普段、混まない道路に車の行列が出来ていた?後で考えて見るとあれは「吉野家」の本日限りの牛丼復活だったらしい。

私の学生時代に「ローソン」が出来始め「マクドナルド」「吉野家」も目新しかった。だから今でも「吉野家」の牛丼はたまに食べたくなる。味覚の記憶のせいだろうか?

飽食の時代に育った我々が食べ物の有難さを論ずるのはナンセンスですか?(笑)

ファスティング(絶食)を今やってます。1日目。


藁葺き屋根と神通温泉

2006-09-17 22:47:47 | 日記・エッセイ・コラム

行事も用事も一段落といったところで、今日は家でまどろんでいたら、昼前に友人から携帯が入り、どこか温泉でも行かないか?との事、いつも良く行く、岸和田だんぢりの湯は今日は地車(だんぢり)祭りの真っ最中でいけないのに。。。じゃ他のどこかにでもと言うことで、一時間もしないうちに子供さんを連れて迎えに来てくれた。

じゃ、この前、M氏が行ってきた山越えをしたところにある堀越観音の藁葺き屋根のいい風景があると言うのが気になっていたのでそこにでも行こうか?友人の子供は虫が好きだし、山近くに行けば虫も居るだろうと1時半ごろ出発した。

岸和田磯ノ上線を南下、国道170に出て和泉市春木川町で和気父鬼線を父鬼方面へ父鬼から鍋谷峠までは山中の整備はされているがカーブの多い細い道。

平の村を過ぎ、堀越観音の表示で左折、10分ほど細い曲がりくねった坂道を上がると堀越観音が見えてきた。

確かに藁葺きで作られた屋根のお堂?が2棟あり天気は台風接近ということで曇り空ではあったが、高台にあり、向かいに見える高野山や紀ノ川方面の景色は良かった。

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少し散策をして(友人の子にとっては虫探し?)出発。

で以前に行ったことのある「神通温泉」に行こうかということに。

来た道を元に戻る頃には雨がぱらついて来た。そのまま山越えをせず広域農道を和歌山方面に走り、右に泉佐野の表示で右に曲がり峠のトンネルを越えると5分ほどで神通温泉に到着。

道路沿いにある駐車場は20台ぐらいの車が泊まっていたが中に入るとそんなに混雑も無く温泉に入ることが出来た。

実はこの「神通温泉」。よく和歌山辺りに釣りに行った帰りに寄るのだが、お湯が透明で青味ががっておりぬるっとした感触で以前から泉質が私の肌に合うのか良いように思う。

でネットで調べてみると強アルカリ温泉だとか(pH10.5以上)。西日本ではここだけで、世界でも珍しいらしい。

30度の噴出泉の沸かし湯だがかけ流し噴出量も多いらしい。メタ珪酸水素イオン泉?

能書きはともかく、釣りやアウトドアの疲れがとれ、肌がつるつるになって体の温かさが持続するのがうれしい。

これから涼しくなってくると温泉もまたたのし♪


富田の水

2006-09-10 23:23:50 | 

用事の切れ間でうまく今日は空きが出来たので、両親と和歌山県白浜の南にある「富田の水」を汲みに行ってきました。

朝、5時過ぎ出発、今は南部まで有料の自動車道が出来、予想の3時間を遥かに早まる2時間ほど、7時過ぎに現地到着。

国道42号線の郵便橋を渡り富田川を右に見て、右に富田橋、左に出光を左折、ここからは細い道曲がり角もいくつかあるが、「富田の水」の表示看板が曲がり角毎に掲げられてあるのでそれを頼りに行けば迷うことは無い。

道は細く対向車を交わせないようなところもある。何台かの採水したと思われるポリ容器を沢山積んだ車とすれ違う。

周りの山は植林、天然林の混合林で細い車道の下を流れている高瀬川は綺麗な水の川であることは間違いない。昔の田園風景そのままのいい感じがした。

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5分ほど高瀬川沿いに行くと右手に倉庫らしき建物が見えてきてその奥に「富田の水」とかかれた旗が立てられ自動販売機型の給水機と量り売り式の給水機がある。

現地には水汲みの人が7、8人車は4、5台って言った所で、業者であろうか?水を入れる容器を20個ぐらいの人も。

今回は20Lのポリ容器3本を用意していたのでそれを手前の容器洗いようの蛇口で洗い。自動販売機型で入れる。

水汲みはすぐ完了しました。

帰路に田辺の天神崎に寄り、42号線沿いの海産物や野菜の売っているところでお袋は野菜が大阪のスーパーより安いと言って買いだめしていた^^;そこで買った秋刀魚の押し寿司を塩屋漁港の埠頭で釣り人が何を釣っているかを見ながら食べたが結構美味しかった。

湯浅の二の丸温泉で入浴食事、1時半頃帰宅でそれまでは小雨には会ったが、家に帰ったとたん大雨になり、タイミングは良かった(^^ゞ

和歌山県の知事が推薦の和歌山自慢の水と言うことで、地下90mの海面下で、他では珍しく噴出する水で水量も多いらしい。

味の方は確かに美味しいように思う、成分が多いのか?私の味の感覚では他のよりとろみがあるような気がする。無双洞の水とはまた違った感じがする。

大阪でも富田の水は結構、知られており配達で持ってきてもらって購入している人もあり、その有名な水の湧き出している地点の今回は確認と言ったところだろうか。

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もま(妖怪?)

2006-09-07 23:11:35 | 妖怪

9月4日のヌエの記事訂正がありますm(__)m

ご婦人が言ったのは「もま」で、芝刈りではなくツワブキ採りと言うことに読み替えてお読みください。尚その後のネット検索で得たヌエの情報はそのままで・・・実は、今日もう一回確認しました。

前の日に私が山の中→怖い声→ヌエと言う検索結果を見ていたので、その先入観から記事を書いたもので・・・・同じ二文字だからですか^^;

で「もま」ってなんぞや?

南九州で夜中に不気味な泣き声の動物?梟(フクロウ)や鼯(ムササビ)だと言われていますが・・・これも妖怪ととれる記事も・・・でご婦人に聞くとそうムササビの事ですと。

ムササビは私も小学生の高野山の林間学校で遭遇しました、肝試しの時に頭上を飛ぶ姿を、で鳴き声は不気味だとは知りませんでした。

フクロウは鳴き声を聴いたことはありますが、そんな不気味ではなかったような・・・・

日本には昔沢山の魑魅魍魎がいたんですね。今でもいるかも?

人間の大自然に対する脅威の気持ちだ!、と割り切るには単純すぎるように思います。