blog ちぎょらく

煉瓦・煉瓦刻印・軍の遺構・近代建築など明治・大正・昭和の歴史に関心が有りブログでアップしていく予定です。

弥山川遡行での工夫

2007-07-27 23:15:57 | アウトドア

深谷の長い遡行と初めての道なので24日の弥山川遡行では、アイテムの工夫をしました。

まずGPSである「Geko201 日本語版」。

Dsc03000s ストレッチホルスターのゴムがそろそろ駄目になってきました。髪の毛用のゴム(90円)を付けてみると結構フィットします。(笑)それに何かの衝撃又は、木の枝に引っかかった場合の時に以前から上下のホルダーのみでは落ちるんでは?と気になっていたのでもう一本ゴムで補強。携帯用のストラップとマキロンのクリップでリュックの肩に固定は以前からしていましたが・・・

滝のしぶき水やもし川に落ちた時でも行ける様にgeko本体をジップ付きの小さなナイロン袋で包装。

Geko201による今回の軌跡ですが。

Photo_1 フラッグの立ってるところが今回、心配だった「カナビキ谷の出合」です。

ネットで調べカシミール3Dでポイント作成、Geko201にアップロードしておきました。

実際は親切な登山者が正規ルートの看板に矢印と熊渡に行ける事を書いていてくれたことと地図を読んでいたので(頂仙岳をの左を下った後の二回目の大きな鞍部の手前)使わなかったのですが・・・

帰ってきてトラックログと重ねるとピッタリ一致していました。

カナビキ谷内では、道は細かったもののテープが随所にあり迷うことはありませんでしたので、GPSの練習も兼ねて下ってきました。

今回も谷底ではGPSは無力でしたが尾根沿いや開けたところでは何とか・・・

白川八丁の入り口でポイントをとっていたので尾根沿いを何キロ降りれば着くかってのを確認しながら。

さて、登山靴は川の中をザブザブ歩くことや難しい渡歩が予想される為、それに山ヒル予防もしなければ・・・

Dsc03002s_1 もう15年近く愛用してるザンバランのテラノバです。

この前の登山の後、綺麗に洗濯して乾かして、防虫スプレーをふりかけ乾かし、防水スプレーをふりかけ乾かし、今回は使いました。

水量がいつもより少ないとは言え、難しい渡歩の時くるぶし辺りまで漬かりましたが、靴はほとんど濡れずにすみました。

帰ってきて洗ったのですがまだ防水効果があって、洗いにくかった位です。

防虫の効果は今回は確かめられませんでしたが、一度もヤマビルが進入した形跡も無く、この日は居なかったのかな?白川八丁の奥では、立派な雄鹿の白骨は目撃しましたが・・・

軍手も二対持っていきましたが、ドロドロになるほど大活躍で・・・高価な手袋では勿体無いかも^^;

メガネも髪の毛をくくるゴムで脱落防止策をとりました。

後の持ち物はカッパ、携帯、スーパーの買い物袋3枚、水1.5L、氷砂糖一袋、長袖シャツ、帽子、酵素飲料50mlx2本、弁当、地図、時計、ザックカバー、ハーブガード、スキンガード(今回は使いませんでしたが・・・)、デジカメ等です。

天気が良く、水量が少なく、道迷いもなく、ほんとラッキーでしたが、いつもこの条件とは限りませんので次に行く時ももっと慎重に・・・それだけ危ない遡行道でした。


熊と狼とキリクチイワナ(24日)

2007-07-26 01:51:38 | アウトドア

クマやニホンオオカミに出会った訳ではありません。キリクチイワナは姿を見ましたが。

弥山川遡行に行ってきました。(出発地点が熊渡、狼平で引き返す。)

弥山川は、奈良県天川村にあり、近畿で最高峰の八経ヶ岳(1914m)の北側に深く切れ込んだ谷で崖の多い沢沿いを遡行すると言う、近畿では屈指の難所登山だろうと思います。

以前から知ってはいたのですが、遭難者が多いとか、立ち入り禁止になっているとか、道が壊れてなくなってるとかで、なかなか行く勇気も無かったのですが、ネットで調べてみるとどうやら行った人もあるようで、登山道も何とか整備されているようです。

行くのなら充分な計画をもって、よく調べて、必要な装備は揃えて、沢は水量が多いと駄目なので天気を見計らって行って来ました。

一つ気になっていたのは、この前の大雨で地形が変わっていないか?登山道は破壊されていないか?ですが、訪れる登山者も少なく、ここ数日の様子を知るのはネットでは無理ですね。(源流部なので水のひきがかなり早いとも思いましたが)

で奈良県の道路情報を見てみると天川村周辺は大丈夫です。(高野方面や奈良県南部でも崩土の為の通行止めはありましたが)

ま、駄目だったら引き返そう。

00:00ごろ出発、途中、コンビニで朝食を買って、R24を五条→下市口、天川までのR309は下市辺りは細い道ですがそれを過ぎるとかなり整備されていました、天川村内の熊渡までの道は細かったですが、熊渡の橋には林道関係者以外は立ち入り禁止になっていてゲートがありました。2:00ごろ到着。

で道沿いの開けたところに駐車、ここで仮眠、暗いところでの一人の仮眠は心細くってなかなか寝付けませんでしたが、ふと車のウインドウ越しに夜空を見ると、満天の星でした。一気に不安が取れて快適に仮眠がとれました。

4:30に携帯のアラームを合わせてましたが、その前に目覚め、準備をして4:50頃出発。計画では12:00時頃までに狼平に着けば余裕で尾根沿いの道を下ってこれます。15:00ごろまでに帰ってこれるかな?

橋を渡りゲートを越えて林道を歩いていくとやがて、林道は二股になり左の沢方向に行くと目の前に広大な枯沢が出てきました、白川八丁です。

Dsc02947s

石がゴロゴロしてるところもあり、歩きにくいですが、川の随所に取り残された立ち木がありこんな景色は今まで見たことがありません。沢の奥に進んでいくと所々に水を見かけるようになりましたし、この前の雨で明らかにこの枯れ沢の上を大量の水が通過した痕跡を見かけるようになりました。伏流水が通過性の良い地面の下を通っているようです。

水が見え始め普通の渓流のようになってきたと思ったら、目の前に滝が現れました、「鎌滝」です。

Dsc02950s

左に撒くとここからがこの沢の本領が見えて来るのでしょうか、道が狭くなってきました、古い木製の橋で滑りますし一部壊れてます^^;

鉄製階段や橋もありますが、大きな岩が落ちてきて壊れていたり、沢の中に転落してたり、迂回路はありますがこれまた危なかったりと・・・でもこの沢では大雨や地震が来れば仕方なしですね・・・直してもまた壊れる。

しばらく行くと小双門の滝が見えて来ました。この上には立派なつり橋も有ります。

Dsc02952s

その後沢を左へ右へ、水量は今日は多分少ないほうなので、楽でしょうか?でもかなり危ないです。滝の上の滑りやすそうな飛び石とか、川の上でこけたら激流に飲まれ・・・ずっと緊張しっぱなしです^^;

ところで弥山川は禁猟区になっています。「キリクチイワナ」という世界で最南端に生息域を持つイワナの貴重な生息域だからです。随所に「禁猟区」「密猟者告訴2名」の札が登山道にあり、これが今回この沢が初めての私にとってはテープより目立つので案外いい道案内でした。

今回の目的は体力や山登り技術の向上や沢の景色、自然を満喫、温泉、天川村の観光以外に「ハーブガード」の検証、GPSのプロットの正確性の検証など・・・

「ハーブガード」の検証では「ブヨ」にも効きました、沢の大岩と大岩の間や川近くにはブヨが群れて居ましたが一度も刺されなかったです。「ヤマビル」は残念ながら今回は一度もお出ましになりませんでした^^;、時期、場所があるかもです。(梅雨明けだしな・・・)

途中、ちょっと疲れて来ました、疲れてきた頃に左にかなり高巻き・・・また沢を右へ左へ・・・仙人嵓前までの鉄のはしごの辺りかなり来ます・・・前に進めることは進めるんですが・・・写真を撮る余裕が無くなって来ます。

Dsc02961s

足も腕も限界です。何でこんなところに来たんだろうか・・・しかし絶景です。この3D感覚は今まで行った山ではなかなか味わえません、緊張はしっぱなし・・・落ちればお陀仏・・・

何とか双門滝前のテラス→遭難碑→金剛山まで見える景色のいいところまでたどり着き、やっと下り、これまた非常に危ないです。鎖場の連続。この頃、気分的に萎えて来ました。

Dsc02963s

でも前に進まなければ今まで通って来た道を引き返す?とんでもない・・・進む方がましです。定期的に氷砂糖と水分と休憩を摂ってるので、しゃりバテや水分不足ではありません、明らかに過労?持ってきた非常食の酵素飲料を飲むと少し楽に・・・決して体は楽ではありませんが、気分的?

やっと「河原小屋」に到着、09:30です。木製ログハウス調の立派な小屋です。休憩ついでに中に入って見ると衛生面も立派、毛布もあります。記帳ノートがあったので読んでみると熟練者か「弥山川は熟練者しか入れないのでテープは必要ないのでは?」みたいなことが書かれてある記帳を見つけました。。。とんでもない、この山の最初に来た人はテープが頼りです。テープをつけた人に感謝せねばですよね?何回か行けば、慣れますが、始めはどんなにきつい山に登ってきた人でも、例えばチョモランマでもK2でも・・・この山は初心者です。遭難を防止の為のテープは必要です。(テープに頼りすぎても駄目ですが)

Dsc02973s

途中の岩と岩に囲まれた水溜りの中にハッキリとイワナが泳いでるのを目撃しました、「キリクチイワナ」でしょうか?(それまでも大きな魚影が渓流の中に消えるのを2回程)私の姿を見て慌てて泳いだ後、岩の亀裂にもぐりこんだようでした。ラッキーです。

難所のオーバーハングした岩にかかった鉄梯子や空中回廊に、これも危ないですが、今までの難所に比べれば・・・ここまで来るとネットでは狼平までもうすぐって書かれてました。

Dsc02977s

狼平の非難小屋の屋根を見つけた時は本当にうれしかったです。

11:20に到着、狼平非難小屋ももっと立派です。二階建て、ログハウス調、季節が良ければ(春や秋の涼しい時分もしくは連休なら)人が一杯でしょうが、真昼間と言うこともあり今日は無人です。きっとニホンオオカミが棲んでいたんでしょうね?山の中の静かな草原や木立・・・

Dsc02979s

この中で多分大丈夫でしょうが、ヒルチェック・・・大丈夫。持参のお袋のお弁当を食べ、ここで30分ほど休憩。天気も非常に良くって・・・昼寝でも・・・いやいやまだ目的はいくつもあります。

疲れた体に鞭打って出発。登りとは言え、普通の登山道は天国です。まもなく高崎横手の分岐に到着。ここからは頂仙岳の左を通り、今回山登りで課題の「カナビキ尾根への分岐」です。

今回の山行は弥山川の沢歩きを主体としてるため、距離の長い沢歩きのあと日帰りは、この尾根伝いの道をとらなければなりません、ところが熊渡までの道は最近開発された道で分岐がハッキリしていないようで・・・でひょっとしたらGPSの力を借りなければと思って、カシミール3Dでポイントをプロットしてgeko201にアップしておきました。

勿論、地図も熟読しておきましたが、地図通り行けば二回目の大きな鞍部の手前に分岐があって栃尾辻まで行けば失敗です。最悪の場合、河合まで降りて3km熊渡まで引き返さなければなりません。その為の時間設定でもあります。(普通に行けば熊渡15:00、最悪の場合、河合に17:00まで降りれば後は一般道路なのでライトで進んでも危なくないですね。

でも心配無用でした、カナビキ谷の出合には、親切な登山者がちゃんと県が作った看板に落書き?してくれてました(^^ゞ

と言うことで無事、熊渡の駐車地点に到着。(14:40)

後は洞川温泉で汗を流し、地元の人に聞いた「柳豊」の柿の葉寿司を買い、「ごろごろ水」を40L汲んできました。

柳豊では、お父さんがごろごろ水を取りに行くんならと、わざわざペットボトルを数本を奥から持ってきてくれました。20Lポリタンを持参してたので、遠慮しましたが、親切に感謝。

ごろごろ水は車一台につき300円の駐車料金、17個ある取水口は一台一つだけ、40Lポリタン4本まで・・・(家に持って帰って家族で飲むだけなら充分な量ですよね?)・・・何かいろいろあったようです。何事にもマナーは必要です。

今回、思ったのですがこの山も決して人を拒んでいるわけではありません、随所に綺麗な景色を胆嚢できる場所、少し技術を要する沢の歩行(私にはそんな技術はありませんが・・・)、それに奥に行けば整備された山小屋・・・来て素晴らしい景観を見て欲しいけど、荒らして欲しくない・・・キリクチイワナは渓流の際の砂場に産卵するようです。そこを歩くなと。(地元の人や有志によってキリクチイワナは何とか増えて居るようです)。

この前に行った風折滝は自然そのままで勝手に行ってください、でも責任は持ちません・・・よりもちょっと踏み込んでるのではないかな・・・遭難は良くないです。人間一人の死が登山道も変わってしまいます。強いては行政も変えてしまうかも?(登山は安全に)

また、弥山川に行くかも?まだ友人をここに連れて行くほどの私の登山技術はありませんが・・・


ハーブガードの検証

2007-07-21 00:33:42 | 日記・エッセイ・コラム

自然派虫よけ製品の事です。

行きつけの岸和田の自然食品店「ロッテル」で半信半疑で購入。

Dsc02941s_1 「ハーブガード」 110cc 1400円。成分はシトロネラ、リーチライム、エチルアルコール、水、植物グリセリン等。

で早速、吹き付けて見ると、レモンのような少しきつい柑橘系の香り、ディート製剤のあの匂いよりずっと良い。

でも、効果が無ければ意味が無し、夕方、いつも必ず蚊に咬まれる狭いながらの庭に急行・・・確かに咬まれない・・・草むらの中をガサガサ・・・大丈夫!って所で効果はあります。

その後、何回か使ってますが大丈夫です。ただし汗をかいたり雨に打たれれば駄目。(これはディート製剤でも同じことだか、ディートより咬まれないような)

何でもタイの タラブーンハーブ農園で作られた無農薬・無化学肥料栽培で作られたハーブを使用してるとか・・・

「シトロネラ」はイネ科植物で、リモネン、酢酸ゲラニル、ゲラニオールが入っているらしく、虫よけ(特に蚊に対する)、アロマ(気分をリフレッシュし、明るくなる?)、防臭、防腐、ただし少し刺激がきついようなので。(猫に対する忌避も?)

「リーチライム」は柑橘系、緩和な虫よけ、アロマ、育毛?「シトロネラ」の刺激を和らげる為に調整してるようです。ただタイ産のリーチライムから農薬が検出された事件も・・・無農薬農園だから大丈夫でしょうね・・・

後は、持続性やディート製剤との比較もしてみようと思ってます。(ハーブガードは1時間位、日本のディート製剤は3、4時間と書かれているのを見ましたが、安全ならハーブガードは何回かけても大丈夫って事ですよね?)

コストパフォーマンスではディート製剤の方に軍配が上がりますが・・・

検証結果は後日。(持続性、比較、蚊以外の虫もOKか?)

レモンユーカリを使用した虫よけリングも一度使って見ようと思います。こちらは日本の有名メーカーが販売してる物です。


防虫スプレーと防水スプレー

2007-07-15 23:58:09 | 日記・エッセイ・コラム

ここのところ、メインPCのVAIOが原因不明の「立ち上がらない病」にかかり、資料作成の遅延などで、HP・ブログの更新、メールの返信の遅延などご迷惑をかけていますが・・・

今日は、ご機嫌が宜しいようなので、まとめて出来ました^^;

1・防虫スプレー(防虫剤)

さて、この前の沢歩きでは、大活躍した防虫スプレー。夜間の家庭菜園でも使ってますが、あのヤマビルにふりかけた瞬間に動きが止まり麻痺したことは今でも脳裏に焼きついてます。

全く、良く効くもんだな・・・でもあれだけ効くって事は人間には大丈夫なんだろうか?それにあの臭いは、私もあまり好きではないっす^^;(私も虫の仲間なのかな?)

調べて見る事に。

市場には「薬であるもの」と、「薬で無いもの」、スプレータイプ、ミストタイプ、ウエットティッシュタイプ、塗布するものもあります。

「薬であるもの」は法律的に言うと〔医薬品〕、「無いもの」は〔医薬部外品〕に分類されます。

有効成分が「ディート」と呼ばれる物質で、医薬品は12%で部外品は10%で対象不快害虫が医薬品の方が「ツツガムシ」に適応していて、共通なのは「蚊、ブヨ(ブユ)、ノミ、イエダニ、サシバエ、トコジラミ、アブ、ナンキンムシ」等となってます。

この辺は販売者でもあるので・・・・

その他、ヤマビルは承知の事、ナメクジの一部にも効果があるようで、これは害虫が動物に近づく為に、炭酸ガスのセンサーを持っていて、それを麻痺させるようで・・・

当然、そういうセンサーを持っていない不快害虫「ハチ、ムカデ、アリ、ケムシ」等には効果がありません。

注意書きには、創傷面、目の周囲、粘膜での不使用の事。小児の手の届かないところに置くこと。付着させてはならない物は「食物、食器、玩具、床や家具の塗装面、メガネ、時計、アクセサリー類、プラスチック類、化学製品、皮革製品、マニュキュア等。ストッキングに直接噴霧しない事。火気に近づけないこと等。

【お子様に使用する場合の注意】って言うのがあり。小児(12歳未満)に使用する場合には、保護者等の指導監督のもとで、以下の回数を目安に使用すること。なお、顔には使用しないこと。

  • 6カ月未満の乳児には使用しないこと。
  • 6カ月以上2才未満は、1日1回。
  • 2才以上12才未満は、1日1~3回。

となっています。この「ディート」(デイトではありません^^;)と言う物質。アメリカ陸軍がジャングルでの兵士の虫媒介由来の伝染病予防の為に開発した成分で、極最近まで安全だと思われてましたが、最近になって極まれに発疹、神経障害等が言われるようになり、日本の厚生省も対応したようです。結構、手軽にスーパー、コンビニ等で手に入りますが・・・

尚、日本の物は部外品は10%まで、医薬品は12%までと決められてますが。海外では80%を超えるものも・・・

虫媒介の伝染病の危険を取るか?それともディート成分のまれな副作用を取るか?ってのは大げさすぎますか^^;

スプレータイプは吸い込まないように、他のも誤飲しないように使用すること、子供の使用には注意すること、必要な時だけ使うこと、使った後は綺麗に体を洗うこと等を心がければ大丈夫なような気もしますが・・・

ミストは吸い込み難いが吹き付け難い、部分的なら塗布タイプやウエットティッシュタイプが便利、パウダー入りは持続性がある。

水に濡れたり、汗をかいたりすると効果が無くなる。

健康被害が気になるお方には、天然成分の物も最近出てます。天然レモンユーカリ油のリング、天然成分由来のスプレーなど、あと何種類かのハーブを配合した物。

値段が少し高めなのと使ったことがないので有効性はどうなのか?また安全性は?(ハーブなども結局は化学的に作っている場合もあるので・・・なんとも言えませんが)あと原材料は大丈夫か?何種類か買ってきて試して見ますね。

尚「ツツガムシ」は重篤な伝染病を媒介するダニの一種なので野外の草むらの中をガサガサと行動するなら医薬品の方が良いかも知れません。

2・防水スプレー

さて、台風前の雨の日に用事があり、最近、環境と(ガソリン節約)とお金節約の為^^;、必ず駅まで歩くと心から決めてる私にとっては雨降りは・・・・

荷物はリュックに入れて、重要な書類はナイロン袋に入れて、ザックカバーを掛け、そんな大降りではなかったので、ズボンの裾と靴に防水スプレーをかけて傘をさして、駅まで歩きましたよ(約20分)

駅まで着いてみると何の事はない防水スプレーのお陰で、足元はほとんど汚れて居ませんでした。

アウトドアでも大活躍で、行く前には、カッパ、ザックカバー、ザック、ズボン、スパッツ等にかけておけば、もし雨が降った場合(あんまり天候が悪けりゃ行きませんが・・・)、朝早くの露に濡れた場合、沢の水に濡れた場合などかなり繊維にしみこむのを防ぐ事が出来ます。

最近はスキーは行きませんが・・・スキーウエアーでもかけて置くと良いですよね。

でもこれって体には大丈夫なのかな?何年か前に呼吸器系の副作用が出て問題ありましたよね・・・

防水スプレーの中身は撥水成分(シリコン樹脂、フッ素樹脂、シリコンオイル等)、溶剤(ヘキサン、エタノール等)、噴霧剤(LPガス、ジメチルエーテル、二酸化炭素等)

噴霧剤に以前はフロンガスを使っていたようですがご存知のところで今は使われてません。

で撥水成分が「喘息のような咳の多発」「息ぐるしくなる」「気分が悪くなる」「発熱」の原因になっているようで、缶の半分以上を空気の流通の悪い締め切った狭い部屋や車の中などで噴射するとこの症状が出るようで、野外や風通しのいい所での噴射すれば大丈夫みたいです。

あと、昔は可燃性が凄かった為、火気の近くやタバコをすいながら噴霧すると火炎放射器状態になったとかでフロンガスを使うようになったらしいですが、これがオゾン層の破壊から使われなくなり、LPやアルコール類に戻ったとか・・・昔のよりは可燃性が少ないとはいえ燃えますので注意。

メーカや種類によっては、布の生地の素材や革製品その他アクセサリー類など化学変化を起こすものもあるようなので注意。(大丈夫なものでも30センチは離して噴霧すればいいとか)

気になるお方は素材そのものを防水性、速乾性、通気性のものに変えるという方法もあります。でもこの手の素材の製品は高いんですよね・・・

便利な物ですが使い方を誤れば、恐ろしい自体になりますので、注意書きをよく読むこと、専門家に聞くこと、買う前、使う前によく調べることが重要なようです。

私も販売者でありながら知らなかった事が多くって(^^ゞ勉強になりました。 


ヤマビルの記事の訂正を兼ねて→クチクラ層→抗体

2007-07-12 00:36:51 | アウトドア

6月29日に書いた「風折滝」の記事の中のヤマビルの記述。

その後、少し違っているのようなので訂正を兼ねてm(__)m

一、「ヒルジン」と言う物質は、血液凝固阻止作用のみで麻酔作用は別の物質のようです。・・・・ヘパリンが発見される以前は例えば、手術後の瘀血を取り去る目的でヒルそのものに部位を吸わせたり、肩こり治療に使ったりって事は実際あったみたいです。ヒルジンと麻酔作用の物質を両方出すとは・・・恐るべし(笑)

「ヘパリン」が血液製剤故のBSEの危険性(今は豚の物を使ってるようですが)や副作用から考えても今でも通用するような・・・実際、健康食品ではヒルを使ったものがありますが^^;

二、「温暖化→ヤマビルの増加」みたいな事を書きましたが、「ニホンジカ」の増えすぎが一番のようです。(そういえば風折滝の近くには幼鹿の白骨がありましたが)。これはニホンジカやカモシカの足の構造にヤマビルが適応したもので・・・以前の私のブログもしくはネット検索で沢山出てきますので^^;コメントは差し控えますが・・・温暖化→環境の変化→鹿の異常増殖→ヤマビルの増殖と考えるのはちょっと暴力的かな?

三、ヤマビルが感知するのは「二酸化炭素」のみではなく「体温」もあるようです。(凄いセンサーをお持ちのようで・・・)

四、葉の上から落ちてくる事実は、はっきりはしません。私が見た、落ち葉の下から這い出して、尺取虫のようには事実ですが・・・でもこれ本当かも・・・

媒介される病気が無く、結構好意的に?捉えられているwebの記事も沢山見ました。例えば、友人?の少ない山の中でのキャンプではヤマビルに競争させたりとか(笑)

ヒルは蚊なら日本脳炎、マラリア、ダニならツツガムシ病とかいった媒介病が無いのと、吸血方法が血液を吸い取るだけというのも理由の一つのようですが(ダニは必要な成分だけ取り入れて後は宿主に戻す・・・このときに病気を移すらしい)

余談ですが、ダニがなぜ体重の何百倍の血液を体内に取り入れるか・・・これは、硬い「クチクラ層」の軟化をしているかららしく・・・クチクラ層:人間では髪の毛のキューティクル、植物にも細胞壁の上にこの層があるらしいです。

あと、抗体の面白い記事も・・・ヤマビルは一度吸血した同じ宿主(ホスト)から再び吸血行為を行うとその固体は死滅するらしいです。これはホストの中に抗体が出来るためのようで・・・これは蚊や蚤、ダニにも同じように繰り返し刺されているとだんだん刺されなくなり、刺されてもホスト側の症状が酷くならないようになるらしいです。

そういえば、私も今頃の時期、山に行くと確実に「ブヨ」に刺されてますが(風折滝でも耳を刺されました)腫れなくなったな・・・以前は右手が腫れてえらいことになったんですが・・・

最もこの抗体、数年経てば無くなるようですが(笑)