ツナたちが発生させた炎が、超炎リング転送システムへと一直線に
吸収されていく場面からスタートの今号。
前号で並盛神社上空を覆っていた黒雲も白蘭の顔も吹き飛ばし、
転送システムはむき出しの状態で浮かんでいます。
それを遠目から見て、『何かやべーぞ!!』『逃げろー!!』と言いながら
逃げ惑う並盛町の人々。
その喧騒の中に、黒いフードを被った三人の姿がありました。
野猿:『アニキ…』
久々のγと太猿と野猿。
流石に彼らには焦りや驚きの色は見られませんが、
メローネ基地ごと、どこかへ転送されたと思っていた彼らが、
何故ここにいるのでしょう。
あの黒いフード付きの服に、白蘭たちの追跡をかわすための
ステルス機能が盛り込まれていたら、少し笑ってしまいそうです。
ですが、チョイスが開始となったこの場面で登場してくれたことは
今後彼らもまたストーリーに関わってくれるという確かな期待が持てて
嬉しいです。
ユニのエピソードには、絶対に外せない人たちかと思います。
一方、光の中心のツナたち。
獄寺:『てめーら おせーぞ』
山本:『わりー わりー』
久々に仲間と合流できたからでしょうか、
山本のものすごく嬉しそうな笑顔に驚きました。
ヒバリ:『僕は個人として来てるんだ』 『君達とは 関係ないよ』
そっけなくそう告げるヒバリに賛同するかのように
『キュ』となくバリネズミが可愛いです。
その言葉に、嫌悪感を露にして『ちっ』と舌打ちする獄寺ですが、
こうして仲間が集合したときに、先ずメンバーに声をかけるのも彼ですから、
そういう意味では、守護者を取りまとめ役と言えるかもしれません。
了平:『だが沢田』 『よく来るとわかったな!!』
ツナ:『…いや』
『わかってたのは 全員揃わなくては 白蘭に勝てないということだけだ』
頼もしそうな笑みを浮かべてそう告げた了平に、冷静に言葉を返すツナ。
了平の言葉も結構酷いと思いましたが、それ以上にツナの言葉の方が酷かったです。
「来る」とは分かっていなかったのですね;
ツナの言葉に、山本は笑みで応え、獄寺とヒバリはただじっと彼に視線をやります。
クロームと了平は驚いたような表情ですが、ツナがそこまで言う白蘭もしくは
これからの闘いの熾烈さを感じているように見えます。
そんな中でも、教え子の言葉にニッと微笑む家庭教師がよいです。
見事500万FVを超えたツナたちに合格と告げる白蘭。そして、
白蘭:『じゃあさっそく』 『チョイスをはじめよう』
ツナ:『ああ』
いつの間にか、白蘭の顔型の装置が復活していますが
角度の問題でしょうか、目を開けたままで笑う彼の顔はかなり不気味です。
そして、白蘭を真っ直ぐ見上げるツナと同じように、
子供ながら彼をひたと見据える匣兵器が可愛いです。
まずはフィールドのチョイス。
今回は、すばらしい炎を讃えてフィールドのチョイス権は
ツナ達に譲るそうです。
白蘭の顔の装置の一部から幾重にもツナを取り囲むように伸びてきたのは、
トランプのような無数のカードでした。
白蘭:『正チャンから チョイスのルールは聞いてるだろ?』
『チョイスとは選択のゲーム』
『戦うフィールドと戦士を 最初にチョイスしなければはじまらない』
『人のもつ運命によってね』
カードやサイコロが人の運命を左右するのではなく、
人の運命がカードやサイコロの目を選ばせるといいたいのでしょうか。
白蘭の口上をただじっと聴くツナ。
白蘭:『さあ そのカードを一枚ひくんだ 綱吉君』
『それが君自身の"選択(チョイス)"だ』
ジャンニーニ:『しかし 敵のつくったカードでは…』
入江:『大丈夫!』 『白蘭サンはチョイスでだけでは不正をしない男だ』
力いっぱい断言する入江の言葉に大笑いしました。
白蘭への信頼があるのだかないのだか分かりませんね!
ツナ:『よし』 『チョイスしよう』
強い眼差しでそう告げたツナは、目の前のカードを1枚選び、掴みます。
と、光り出したカードに浮かび上がったのは雷の紋章。
最初のフィールドは雷。
白蘭:『じゃあいこう』
白蘭の言葉と共に、コオオオオという音が響きます。
転送システムが作動し、体が宙に浮かぶツナたち。
ハルがスカートを押さえてたり、ジャンニーニが為すすべもなく
吸い上げられていたりと、なかなか楽しい状況ですが、
ツナや獄寺の傍らに、常に寄り添う匣兵器の姿が嬉しいです。
やがて、転送システムにより移動したツナたちは
空から地面へと強制着地させられます。
炎に包まれていることから、どうやら衝撃は吸収されているようですね。
獄寺やヒバリは足をついていますし、京子は正座、ハルは尻餅状態で
着地する中、うつ伏せに倒れた状態なツナは流石だと思います(笑)。
ツナ:『いって~…』
超死ぬ気モードから戻ったツナは、『み…みんな大丈夫?』と
全員の安否を確認します。と、
クローム:『ボス…』 『何か埋まってる』
ツナ:『え?』
三叉槍を持ち、正座した状態で地面の一部を見つめるクロームの言葉に
驚き振り返ったツナですが、
ツナ:『それ ランボだよ』
クローム:『あ』
ランボ:『いたい~~~』
うわあぁあっと泣き喚くもじゃもじゃ頭に、困ったように曖昧に笑っているツナと
焦った感じのクロームが可愛いです。
獄寺:『しかし本当に すさまじい炎を 消費してんな』 『瓜が 匣に戻っちまった』
驚きの表情で匣を見る獄寺。すると
白蘭:『やっ♪ ようこそ チョイス会場へ』
ツナ:『白ラ…』 『!!』
白蘭の声に振り返ったツナが見たもの。
思わず絶句したツナにつられ、全員が見渡した風景。それは
了平:『な…』 『なんということだ』
バジル:『ここは…』
『超高層ビル群の』 『ド真ん中!!!』
-------------------------------------------
『TSUNAYOSHI'S CHOICE』
雷面(FULMINE LIVELLO)
超雷炎硬層高層ビル
Temperatura 気温18℃
Diametro 直径10km
Altezza 高さ∞
volocita'del vento 風速2~14m/s
-------------------------------------------
「雷炎」「硬層」と銘打たれているのが気になります。
普通に人が生活している場所ではなく、どこか特殊な場所なのでしょうか。
そして、その中の1つ、ツナたちが居るビルの屋上に
姿を現した白蘭と真6弔花の計6人。
…ランボはコンクリートに埋まったということですか?(←聞くな)
白蘭:『何度も 会っているような気がするけど』
『僕と会うのは はじめてかい?綱吉君』
ツナ:『白蘭!!』 『真(リアル)六弔花!!』
白蘭が、「映像を通して」何度も会っていると言っているのか、
「未来のツナとは」何度も会っていると言っているのかは分かりませんが、
ミルフィオーレの姿を見た京子とハルは、恐怖を感じているようです。
白蘭:『ここで 戦闘をするからね』
『いいロケーションだと思わないかい?』
ツナ:『!』 『こんな人の多い所で 戦えるわけないだろ!!』
白蘭:『そう言うと思って 人はぜーんぶよけといたよ』
『ここには 僕ら以外 人っこ一人いないんだ』
ツナ:『!?』
獄寺:『どういうことだ?』
白蘭:『おって説明するよ』
白蘭の言葉は意味深ですね。
ツナの言いそうなことも予測済みといわんばかりの余裕の態度が
彼の恐ろしさでもあり、また魅力でもあると思います。
ブルーベル:『なはーんだ』 『ちびっ子ばっかりじゃない』
ププーと吹きだしながら、左手をヒュっとあげたのはブルーベル。
ブルーベル:『こんなの 匣なんて使わなくても殺せちゃうもん』
くまさんマーク付きで笑いながらそう言った彼女の左手が
キュイイイイという音を立てて、水の槍状に変化します。
獄寺:『!』
山本:『!』
ツナ:『手が!!』 『…何だ!?』
驚愕の表情を隠せないツナたちですが、
桔梗:『ハハンッ』 『あわてないで ブルーベル』
ブルーベル:『ニュ』
彼女を止めたのは、桔梗でした。
変化したブルーベルの左手に何かが絡みつき、
その形状を押しつぶしてしまいます。
ブルーベルの台詞の最後のくまさんマークも驚いています(笑)。
桔梗:『白蘭様が楽しみにしておられたお祭りなのですよ』
『ゆっくり楽しみましょう』
彼もブルーベルと同じように左手を変化させたのか、
左手の先が無くなっています。
ツナ:『こ…』 『今度は何!?』
獄寺:『マグマ風呂といい…』 『こいつら 人間じゃねーのか!?』
匣やリングの力を使わずに、真6弔花はこれらのことをやってしまうのですね。
ブルーベル一人なら、霧の幻覚かとも思うのですが、複数人にやられてしまうと
獄寺の言うとおり、彼らが一体何者なのかという話になってきます。
ツナたちの驚愕を余所に、『フン』と言いながらトンファーを持ったまま
リングに炎を灯したヒバリを見る桔梗は楽しそうです。
桔梗:『ハハンッ』
『どうやら 私と同じ雲属性の守護者は学生服の君のようですね』
『私は桔梗 お見知りおきを』
ヒバリ:『すぐに はじめようよ』
白蘭:『だーから ダメなんだって』 『ひっばーりチャン♪』
並盛風紀委員長をチャン付けで呼ぶとは、流石白蘭です。
レオやツナに対しては「君」付けなのに、入江やヒバリに対しては「ちゃん」付けなのですね。
白蘭:『次のチョイスを』 『はじめなきゃ』
そういって白蘭が取り出したのは、天辺に死ぬ気の炎が灯っている
巨大なガラガラのようなものでした。
中に、歯車が8層内臓されていて、部分的にそれがむき出しになっています。
入江の認識によれば、ジャイロルーレットと呼ばれるものらしいです。
白蘭:『みんなが 見やすいように 映しだそうね』
重そうなそれを片手で持ったまま、ツナの方へ歩いてくる白蘭。
そして、その言葉に従うかのように、空中に2つの大きな表のようなものが
映し出されます。
ランキング表のようなそれは、片方にボンゴレの、もう片方にミルフィオーレの
紋章が、その下に各属性の紋章が表示されているようです。
獄寺:『なんだこの記号の羅列は…』
『紋章に…属性?』
獄寺の言葉から察するに、一番下の「□」は大空を表しているのですね。
白蘭:『リングの手を 歯車の側面にそえて』 『綱吉君』
にっこりと笑ったまま、いっそ優し気に語り掛ける白蘭。
ツナ:『え…?』
白蘭:『ほら こうするんだ』
とまどうツナに、ジャイロルーレットの歯車が大きくむき出しになっている部分に
マーレリングを嵌めた右手をぴた…とそえて見せます。
それを見て、ス…と手を伸ばし、言われるがまま白蘭と同じように手をぴたっとあてるツナは
まだまだ戸惑っているように見えます。
白蘭:『チョイスのかけ声で歯車を右に回すよ』
しっかり右目が見える状態で、笑いながらそういう白蘭とツナは、
まさしく大人と子供という感じがします。
それ以上に、あの大きくて重そうなジャイロルーレットを、左手だけで
支えている白蘭は凄いと思います。
ツナ:『え…ちょ』 『ちょっとまっ…』
白蘭:『チョイス』
ツナ:『わっ』
慌てるツナを尻目に発した白蘭の声により、ガラララガララと音を立てて回転を始める歯車。
やがてカチャという音と共に、一つ、また一つと各紋章の横に表示されていく数字。
そして。
白蘭:『ん』 『止まるね』
カチャーンという音と共に、ルーレットが導き出した結果は、
ボンゴレ ミルフィオーレ
紋章:1 0
晴:0 1(炎)
霧:0 2
雲:0 1
雨:1 0
雷:0 0
嵐:1 0
大空:2(炎) 0
というものでした。
白蘭:『これで決まったからね』
ツナ:『!?』
白蘭:『バトル参加者♪』
にっこりと楽しそうに笑う白蘭で、以下次号!!
それぞれの属性の数値が1以外も表示されることから、
鍵となるのは複数の属性を有するメンバーとなるのでしょうか?
それとも別の意味があるのでしょうか。
そもそものチョイスのルールでは、選択するのは
・兵士ユニット
・戦う土地(フィールド)
・本陣となる基地ユニットとその配置
でした。そして
・兵士ユニット数は開戦直前に話し合いで決めること、
・同じ数であるなら、どれだけ武装してもよく、数が揃わなければ負け。
ということは、あのジャイロルーレットで表示される各属性の数字のトータル数は、
ボンゴレ側とミルフィオーレ側で必ず一致するということでしょうか。
武装はどれだけしてもよいとのことですので、リングや匣の数は
考えずに済みそうですね。
また、基地ユニットの位置付けは宿泊施設兼攻撃要塞であることから、
勝敗は単純に兵士ユニットの戦闘結果と考えてよいかと思います。
「宿泊」というからには、1回のチョイスをクリアするのに
数日かかる可能性もあるということだと考えています。
そして、1つのチョイスが終了した後はどうなるのかが気になります。
一旦解散ということになれば、γたちやヴァリアーとの合流もあり得ます。
ただ、チョイスを何回するのか、どうやれば終わるのかといったことは
今の時点ではまだ見えません。
ですが、今後の展開がとても楽しみだと思います。
全体的に絵が綺麗だった今話は、普段と超死ぬ気モードとの
ツナの表情のギャップもよかったです。
そしてやはり、桔梗やブルーベルもまた魅力的なキャラなのだなと再確認しました。
これからチョイスのバトルの進め方についての説明があるのでしょう。
そして、基地ユニットの配置などが決められ、いよいよ戦闘開始といった
ところでしょうか。
その時には、ヒバリや山本も正装して欲しいです。
なにはともあれ、次回も楽しみです!
吸収されていく場面からスタートの今号。
前号で並盛神社上空を覆っていた黒雲も白蘭の顔も吹き飛ばし、
転送システムはむき出しの状態で浮かんでいます。
それを遠目から見て、『何かやべーぞ!!』『逃げろー!!』と言いながら
逃げ惑う並盛町の人々。
その喧騒の中に、黒いフードを被った三人の姿がありました。
野猿:『アニキ…』
久々のγと太猿と野猿。
流石に彼らには焦りや驚きの色は見られませんが、
メローネ基地ごと、どこかへ転送されたと思っていた彼らが、
何故ここにいるのでしょう。
あの黒いフード付きの服に、白蘭たちの追跡をかわすための
ステルス機能が盛り込まれていたら、少し笑ってしまいそうです。
ですが、チョイスが開始となったこの場面で登場してくれたことは
今後彼らもまたストーリーに関わってくれるという確かな期待が持てて
嬉しいです。
ユニのエピソードには、絶対に外せない人たちかと思います。
一方、光の中心のツナたち。
獄寺:『てめーら おせーぞ』
山本:『わりー わりー』
久々に仲間と合流できたからでしょうか、
山本のものすごく嬉しそうな笑顔に驚きました。
ヒバリ:『僕は個人として来てるんだ』 『君達とは 関係ないよ』
そっけなくそう告げるヒバリに賛同するかのように
『キュ』となくバリネズミが可愛いです。
その言葉に、嫌悪感を露にして『ちっ』と舌打ちする獄寺ですが、
こうして仲間が集合したときに、先ずメンバーに声をかけるのも彼ですから、
そういう意味では、守護者を取りまとめ役と言えるかもしれません。
了平:『だが沢田』 『よく来るとわかったな!!』
ツナ:『…いや』
『わかってたのは 全員揃わなくては 白蘭に勝てないということだけだ』
頼もしそうな笑みを浮かべてそう告げた了平に、冷静に言葉を返すツナ。
了平の言葉も結構酷いと思いましたが、それ以上にツナの言葉の方が酷かったです。
「来る」とは分かっていなかったのですね;
ツナの言葉に、山本は笑みで応え、獄寺とヒバリはただじっと彼に視線をやります。
クロームと了平は驚いたような表情ですが、ツナがそこまで言う白蘭もしくは
これからの闘いの熾烈さを感じているように見えます。
そんな中でも、教え子の言葉にニッと微笑む家庭教師がよいです。
見事500万FVを超えたツナたちに合格と告げる白蘭。そして、
白蘭:『じゃあさっそく』 『チョイスをはじめよう』
ツナ:『ああ』
いつの間にか、白蘭の顔型の装置が復活していますが
角度の問題でしょうか、目を開けたままで笑う彼の顔はかなり不気味です。
そして、白蘭を真っ直ぐ見上げるツナと同じように、
子供ながら彼をひたと見据える匣兵器が可愛いです。
まずはフィールドのチョイス。
今回は、すばらしい炎を讃えてフィールドのチョイス権は
ツナ達に譲るそうです。
白蘭の顔の装置の一部から幾重にもツナを取り囲むように伸びてきたのは、
トランプのような無数のカードでした。
白蘭:『正チャンから チョイスのルールは聞いてるだろ?』
『チョイスとは選択のゲーム』
『戦うフィールドと戦士を 最初にチョイスしなければはじまらない』
『人のもつ運命によってね』
カードやサイコロが人の運命を左右するのではなく、
人の運命がカードやサイコロの目を選ばせるといいたいのでしょうか。
白蘭の口上をただじっと聴くツナ。
白蘭:『さあ そのカードを一枚ひくんだ 綱吉君』
『それが君自身の"選択(チョイス)"だ』
ジャンニーニ:『しかし 敵のつくったカードでは…』
入江:『大丈夫!』 『白蘭サンはチョイスでだけでは不正をしない男だ』
力いっぱい断言する入江の言葉に大笑いしました。
白蘭への信頼があるのだかないのだか分かりませんね!
ツナ:『よし』 『チョイスしよう』
強い眼差しでそう告げたツナは、目の前のカードを1枚選び、掴みます。
と、光り出したカードに浮かび上がったのは雷の紋章。
最初のフィールドは雷。
白蘭:『じゃあいこう』
白蘭の言葉と共に、コオオオオという音が響きます。
転送システムが作動し、体が宙に浮かぶツナたち。
ハルがスカートを押さえてたり、ジャンニーニが為すすべもなく
吸い上げられていたりと、なかなか楽しい状況ですが、
ツナや獄寺の傍らに、常に寄り添う匣兵器の姿が嬉しいです。
やがて、転送システムにより移動したツナたちは
空から地面へと強制着地させられます。
炎に包まれていることから、どうやら衝撃は吸収されているようですね。
獄寺やヒバリは足をついていますし、京子は正座、ハルは尻餅状態で
着地する中、うつ伏せに倒れた状態なツナは流石だと思います(笑)。
ツナ:『いって~…』
超死ぬ気モードから戻ったツナは、『み…みんな大丈夫?』と
全員の安否を確認します。と、
クローム:『ボス…』 『何か埋まってる』
ツナ:『え?』
三叉槍を持ち、正座した状態で地面の一部を見つめるクロームの言葉に
驚き振り返ったツナですが、
ツナ:『それ ランボだよ』
クローム:『あ』
ランボ:『いたい~~~』
うわあぁあっと泣き喚くもじゃもじゃ頭に、困ったように曖昧に笑っているツナと
焦った感じのクロームが可愛いです。
獄寺:『しかし本当に すさまじい炎を 消費してんな』 『瓜が 匣に戻っちまった』
驚きの表情で匣を見る獄寺。すると
白蘭:『やっ♪ ようこそ チョイス会場へ』
ツナ:『白ラ…』 『!!』
白蘭の声に振り返ったツナが見たもの。
思わず絶句したツナにつられ、全員が見渡した風景。それは
了平:『な…』 『なんということだ』
バジル:『ここは…』
『超高層ビル群の』 『ド真ん中!!!』
-------------------------------------------
『TSUNAYOSHI'S CHOICE』
雷面(FULMINE LIVELLO)
超雷炎硬層高層ビル
Temperatura 気温18℃
Diametro 直径10km
Altezza 高さ∞
volocita'del vento 風速2~14m/s
-------------------------------------------
「雷炎」「硬層」と銘打たれているのが気になります。
普通に人が生活している場所ではなく、どこか特殊な場所なのでしょうか。
そして、その中の1つ、ツナたちが居るビルの屋上に
姿を現した白蘭と真6弔花の計6人。
…ランボはコンクリートに埋まったということですか?(←聞くな)
白蘭:『何度も 会っているような気がするけど』
『僕と会うのは はじめてかい?綱吉君』
ツナ:『白蘭!!』 『真(リアル)六弔花!!』
白蘭が、「映像を通して」何度も会っていると言っているのか、
「未来のツナとは」何度も会っていると言っているのかは分かりませんが、
ミルフィオーレの姿を見た京子とハルは、恐怖を感じているようです。
白蘭:『ここで 戦闘をするからね』
『いいロケーションだと思わないかい?』
ツナ:『!』 『こんな人の多い所で 戦えるわけないだろ!!』
白蘭:『そう言うと思って 人はぜーんぶよけといたよ』
『ここには 僕ら以外 人っこ一人いないんだ』
ツナ:『!?』
獄寺:『どういうことだ?』
白蘭:『おって説明するよ』
白蘭の言葉は意味深ですね。
ツナの言いそうなことも予測済みといわんばかりの余裕の態度が
彼の恐ろしさでもあり、また魅力でもあると思います。
ブルーベル:『なはーんだ』 『ちびっ子ばっかりじゃない』
ププーと吹きだしながら、左手をヒュっとあげたのはブルーベル。
ブルーベル:『こんなの 匣なんて使わなくても殺せちゃうもん』
くまさんマーク付きで笑いながらそう言った彼女の左手が
キュイイイイという音を立てて、水の槍状に変化します。
獄寺:『!』
山本:『!』
ツナ:『手が!!』 『…何だ!?』
驚愕の表情を隠せないツナたちですが、
桔梗:『ハハンッ』 『あわてないで ブルーベル』
ブルーベル:『ニュ』
彼女を止めたのは、桔梗でした。
変化したブルーベルの左手に何かが絡みつき、
その形状を押しつぶしてしまいます。
ブルーベルの台詞の最後のくまさんマークも驚いています(笑)。
桔梗:『白蘭様が楽しみにしておられたお祭りなのですよ』
『ゆっくり楽しみましょう』
彼もブルーベルと同じように左手を変化させたのか、
左手の先が無くなっています。
ツナ:『こ…』 『今度は何!?』
獄寺:『マグマ風呂といい…』 『こいつら 人間じゃねーのか!?』
匣やリングの力を使わずに、真6弔花はこれらのことをやってしまうのですね。
ブルーベル一人なら、霧の幻覚かとも思うのですが、複数人にやられてしまうと
獄寺の言うとおり、彼らが一体何者なのかという話になってきます。
ツナたちの驚愕を余所に、『フン』と言いながらトンファーを持ったまま
リングに炎を灯したヒバリを見る桔梗は楽しそうです。
桔梗:『ハハンッ』
『どうやら 私と同じ雲属性の守護者は学生服の君のようですね』
『私は桔梗 お見知りおきを』
ヒバリ:『すぐに はじめようよ』
白蘭:『だーから ダメなんだって』 『ひっばーりチャン♪』
並盛風紀委員長をチャン付けで呼ぶとは、流石白蘭です。
レオやツナに対しては「君」付けなのに、入江やヒバリに対しては「ちゃん」付けなのですね。
白蘭:『次のチョイスを』 『はじめなきゃ』
そういって白蘭が取り出したのは、天辺に死ぬ気の炎が灯っている
巨大なガラガラのようなものでした。
中に、歯車が8層内臓されていて、部分的にそれがむき出しになっています。
入江の認識によれば、ジャイロルーレットと呼ばれるものらしいです。
白蘭:『みんなが 見やすいように 映しだそうね』
重そうなそれを片手で持ったまま、ツナの方へ歩いてくる白蘭。
そして、その言葉に従うかのように、空中に2つの大きな表のようなものが
映し出されます。
ランキング表のようなそれは、片方にボンゴレの、もう片方にミルフィオーレの
紋章が、その下に各属性の紋章が表示されているようです。
獄寺:『なんだこの記号の羅列は…』
『紋章に…属性?』
獄寺の言葉から察するに、一番下の「□」は大空を表しているのですね。
白蘭:『リングの手を 歯車の側面にそえて』 『綱吉君』
にっこりと笑ったまま、いっそ優し気に語り掛ける白蘭。
ツナ:『え…?』
白蘭:『ほら こうするんだ』
とまどうツナに、ジャイロルーレットの歯車が大きくむき出しになっている部分に
マーレリングを嵌めた右手をぴた…とそえて見せます。
それを見て、ス…と手を伸ばし、言われるがまま白蘭と同じように手をぴたっとあてるツナは
まだまだ戸惑っているように見えます。
白蘭:『チョイスのかけ声で歯車を右に回すよ』
しっかり右目が見える状態で、笑いながらそういう白蘭とツナは、
まさしく大人と子供という感じがします。
それ以上に、あの大きくて重そうなジャイロルーレットを、左手だけで
支えている白蘭は凄いと思います。
ツナ:『え…ちょ』 『ちょっとまっ…』
白蘭:『チョイス』
ツナ:『わっ』
慌てるツナを尻目に発した白蘭の声により、ガラララガララと音を立てて回転を始める歯車。
やがてカチャという音と共に、一つ、また一つと各紋章の横に表示されていく数字。
そして。
白蘭:『ん』 『止まるね』
カチャーンという音と共に、ルーレットが導き出した結果は、
ボンゴレ ミルフィオーレ
紋章:1 0
晴:0 1(炎)
霧:0 2
雲:0 1
雨:1 0
雷:0 0
嵐:1 0
大空:2(炎) 0
というものでした。
白蘭:『これで決まったからね』
ツナ:『!?』
白蘭:『バトル参加者♪』
にっこりと楽しそうに笑う白蘭で、以下次号!!
それぞれの属性の数値が1以外も表示されることから、
鍵となるのは複数の属性を有するメンバーとなるのでしょうか?
それとも別の意味があるのでしょうか。
そもそものチョイスのルールでは、選択するのは
・兵士ユニット
・戦う土地(フィールド)
・本陣となる基地ユニットとその配置
でした。そして
・兵士ユニット数は開戦直前に話し合いで決めること、
・同じ数であるなら、どれだけ武装してもよく、数が揃わなければ負け。
ということは、あのジャイロルーレットで表示される各属性の数字のトータル数は、
ボンゴレ側とミルフィオーレ側で必ず一致するということでしょうか。
武装はどれだけしてもよいとのことですので、リングや匣の数は
考えずに済みそうですね。
また、基地ユニットの位置付けは宿泊施設兼攻撃要塞であることから、
勝敗は単純に兵士ユニットの戦闘結果と考えてよいかと思います。
「宿泊」というからには、1回のチョイスをクリアするのに
数日かかる可能性もあるということだと考えています。
そして、1つのチョイスが終了した後はどうなるのかが気になります。
一旦解散ということになれば、γたちやヴァリアーとの合流もあり得ます。
ただ、チョイスを何回するのか、どうやれば終わるのかといったことは
今の時点ではまだ見えません。
ですが、今後の展開がとても楽しみだと思います。
全体的に絵が綺麗だった今話は、普段と超死ぬ気モードとの
ツナの表情のギャップもよかったです。
そしてやはり、桔梗やブルーベルもまた魅力的なキャラなのだなと再確認しました。
これからチョイスのバトルの進め方についての説明があるのでしょう。
そして、基地ユニットの配置などが決められ、いよいよ戦闘開始といった
ところでしょうか。
その時には、ヒバリや山本も正装して欲しいです。
なにはともあれ、次回も楽しみです!