KONASUKEの部屋

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シマゲンゴロウ20210802

2021年08月27日 | コウチュウ目
シマゲンゴロウ。
中々、マトモに撮らせてくれません。
やっぱり捕獲して、いつかマトモな画像を撮りたいですね。

子どもの頃は、その辺の水溜りに居ましたし、プールにも居ました。
それが今や環境省の準絶滅危惧種に指定されています。
茨城県は特に指定はありませんが、大切にしたいですね。

水面にお尻を出しています。
翅と腹の間に空気を貯めて、潜水中の呼吸に使います。
ビオトープ天神の里にて。

①二対の黄褐色の縦筋
②一対の黄褐色紋

RDB
環境省:準絶滅危惧種
絶滅種:東京都
絶滅危惧Ⅰ類:群馬県、神奈川県、山梨県、富山県、石川県、福井県、福岡県、熊本県
絶滅危惧Ⅱ類:秋田県、山形県、長野県、三重県、岡山県、愛媛県
準絶滅危惧種:北海道、青森県、千葉県、埼玉県、愛知県、奈良県、大阪府、香川県、宮崎県
情報不足:福島県
その他:栃木県、静岡県、滋賀県
分類:
コウチュウ目 肉食亜目ゲンゴロウ科ゲンゴロウ亜科
体長:
13~14mm
分布:
北海道(南部)、本州、四国、九州(長崎県を除く)
平地~山地
成虫の見られる時期:
4月~10月(年1化)
成虫で冬越し
エサ:
成虫・・・他の昆虫、弱った小魚、オタマジャクシなど
幼虫・・・ミジンコ、水棲昆虫、小さめのオタマジャクシなど
その他:
黒色の上翅には2対の黄褐色の縦筋が入り、付け根付近に一対の紋がある。
腹面は赤褐色。
♂は前脚に吸盤を持つが、♀はこれを欠く。
止水性で、里山など、植物が豊富で水質の良い、浅い池沼や水田に生息する。
茨城県では、山麓付近の環境の良い沼地や休耕田などに生息地が限られる。
かつては普通種だったが、護岸工事や水質汚染、水田への箱苗剤の使用によって激減している。
主に夜間に活動するが、日中活動する個体もある。
灯火に飛来する。
街灯による誘引致死も減少原因の一つと考えられる。
10月頃から、陸上の落ち葉の下などで越冬すると考えられる。
(飼育下では湿らせたミズゴケなどに潜る。)
4~6月にかけて交尾し、♀は5~7月に水草の表面などに産卵する。
幼虫は2週間ほどで、3齢を経て上陸し、土の上に土繭を作って蛹化する。
7月頃新成虫が確認される。
参考:
茨城の昆虫生態図鑑(メイツ出版)
ポケット図鑑日本の昆虫1400②(文一総合出版)
かたつむりの自然観撮記
虫ナビ
Hondaキャンプ アウトドア図鑑
福岡県の希少野生生物
愛媛県レッドデータブック2014
ゲンゴロウ・タガメ飼育ブログ
日本のレッドデータ検索システム


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