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KONASUKEの部屋

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先人たちの底力 知恵泉(ちえいず) 既得権を打ち破れ「織田信長」を観た

2013年07月05日 | 歴史
知恵泉「織田信長―既得権を打ち破れ」を観た。
信長を武力以外の側面から描いていて、興味深い。

感心したのは、「戦国時代は高度成長期で、古い管理システムでは対応できなくなっていた」という趣旨の分析。
生産力の発達に、それまでの社会の仕組み(市・座)が追い付けなくなって、むしろ邪魔者になる、打破すべき対象(守護大名・寺社勢力)となるってことだね。
そして打破する原動力になるのは、新しい生産を担う人たち(新興商人)。
信長は新興商人の要求を実現(楽市楽座、関所の撤廃、道路・橋などのインフラ整備)して、自らの支配の基盤を固めたってことだぁね。

ただ、こういう図式を権力者やマスコミが持ち出す場合は、倒すべき相手を全く逆に描いたり、ひとびとの怒りの矛先を自分の他へ向ける意図があると疑う必要がある。
偽りの対立軸に乗せられないように気をつけないと。
若者VS高齢者とか、正規VS非正規とか、「既得権益をぶっつぶせ」とか、「郵政は改革の本丸だ」とか、少し古いが「自民VS非自民」、「既成政党VS新党」なんてのもあったな。
ヒットラーもユダヤ人を悪者にすることで自分の支配を正当化したし、旧日本軍も列強のアジア支配の打破を掲げて自分たちの侵略を正当化したし。
今、中国が尖閣問題をことさらに強調して反日をあおるのは、国民の不満を外に向けるってのが大きいでしょう。

また本題からそれてしまった・・・。

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