KONASUKEの部屋

最近はすっかり昆虫ブログと化してます(笑)
生物のこと、笠間のこと、時々政治

オオバトガリバ20200609

2020年08月29日 | チョウ目
オオバトガリバ。
こんな風に、翅を半開きで止まることも多いようです。
全体的に灰褐色。

白色の腎状紋は大きく、環状紋(矢印)は小さ目。
これでも、オオバトガリバにしては、環状紋が大きい方。

冒頭の個体では極端に小さいし、

この個体に至っては、痕跡を見つけることが難しい。

類似種にホソトガリバがいますが、
①前翅の幅が狭い
②環状紋が大きい
③前翅の横線がより顕著で、湾曲が大きい
④後翅中央の淡色帯の幅が広い
などの違いがあります。

その他の特徴として、翅頂から前縁にかけて白い三角形紋があり、一辺は亜外横線(?)で縁どられます。

ところで、何で「オオトガリバ」に対して、「ホソトガリバ」ではなく、「ホソトガリバ」なんだろう?
ややこしや~(笑)

分類:チョウ目カギバガ科トガリバガ亜科
翅を広げた長さ:♂44~48mm、♀47~50mm
分布:北海道、本州、四国、九州
   平地~山地
成虫の見られる時期:6~8月(年2化?)
          蛹で冬越し
エサ:成虫・・・樹液、腐った果実など
   幼虫・・・コナラ、クヌギ、ミズナラ
その他:翅を半開きにして止まることも多い。
    翅頂から前縁にかけて白い三角形紋があり、一辺は亜外横線で縁取られる。
    本種は前翅の幅が広く、灰褐色と黒褐色の二色。
    灰褐色部に大きな白い腎状紋があり、環状紋は小さい。
    ホソトガリバ(山地・少ない)では前翅の幅が狭く、環状紋が大きい。
    他に
    前翅の横線は湾曲が小さい(ホソトガリバでは横線が明瞭で湾曲が大きい)
    後翅中央の淡色帯の幅が狭い(ホソトガリバでは広い)
    などの違いがある。

    触角は葉片状で微小毛が混じる。
    普通種で、個体数も多い。
    広葉樹を中心とする樹林と林縁、公園、寺社境内などで見られる。。
    夜行性で灯りに飛来する。
    終齢幼虫の体長は約40mm。
参考:ポケット図鑑日本の昆虫1400①(文一総合出版)
   みんなで作る日本産蛾類図鑑V2
   みんなで作る日本産蛾類図鑑V2
   かたつむりの自然観撮記
   虫ナビ
   渓舟の昆虫図鑑
   こんちゅう探偵団
   岐阜大学教育学部理科教育講座(地学)


最新の画像もっと見る

2 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
Unknown (kazuyoo60)
2020-08-30 05:26:09
似たのが多そうですのに、ちゃんと判別なさいます。すごいです。
返信する
kazuyoo60さんへ (KONASUKE)
2020-08-30 07:53:19
コメントありがとうございます。
「ちゃんと」かは怪しいです(笑)
少しずつレベルは上がっていると思いますが…。
数をこなすしかないと思っています。
返信する

コメントを投稿