KONASUKEの部屋

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エントモファーガ・グリリに侵されたオンブバッタ20191003

2020年02月01日 | バッタ目
エントモファーガ・グリリに侵されたオンブバッタ。

頭の尖ったバッタ類で、顔の横に白いイボの列があるのが、オンブバッタの特徴。

エントモファーガ・グリリは、バッタ類に寄生する菌類。
(エントモファ=虫、エントモファーガ=虫に寄生する菌)
バッタをコントロールして、出来るだけ高い所に誘導し、菌糸を効率的にばら撒くという。
怖ッ!

そういえば何年か前に、イネ科の植物の葉の上にショウリョウバッタが死屍累々という光景を見たけど、あれはまさにエントモファーガ・グリリのパンデミックだったんだねぇ。

エントモファーガ・グリリの親戚に、エントモファーガ・アウリカエがあり、日本では古くから、これを用いた「こしゃり」と呼ばれる伝統農法があったそうです。
エントモファーガ・アウリカエに感染した蛾の幼虫を集め、それをすりつぶしたのち、水で薄めて散布したり、死骸を集めて散布したりしたのだそうです。
菌はある程度決まった虫にしか寄生しないので、他の益虫を損ずることなく、人間に害もなく、害虫を駆除できる!
現代の生物農薬も真っ青の伝統農法!
これはぜひ、現代に復活させたいですねぇ。
現代科学の力をミックスすれば、相当有効だと思うんですが、どうでしょう?

参考:エントモファーガと伝統農法「こしゃり」-Blog「時給知足がおもしろい」

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