


今は、近くの甘川小学校の敷地が観光バスなのど駐車場になっているらしく、
その道を挟んだ向かえに 『甘川文化村』 と書かれたアーチがありました。
ガイドさんは、そちらに案内してくださいました。

その門をくぐって路地に入るとすぐに観光案内所はありました。
ガイドマップは、ここで2000ウォン (216円) で売られていましたよ。
そのマップではスタンプラリーもできるんですって。
スタンプが貯まると、絵はがきのプレゼントがあるそうですよ~
個人で行かれる方は、1冊あると便利だと思います。

ガイドさんが 『甘川文化村』 について説明してくださいました。
ここは元々観光地ではなく、朝鮮戦争の際に戦争を逃れるために逃げてきた避難民たちが住みつき
集落を作ったそうです。 そして、時代は流れ住む人がだんだんと減ってきた不便なこの場所は
町を挙げてアートを取り入れた町おこしに取り組み、家屋はカラフルにカラーリングされたり、
路地のあちこちにはオブジェが並んだりと、見所満載の観光地として生まれ変わりました。

だから、今でも住民のみなさんが車で路地を行き来するので、
狭い路地にもかかわらず、かなり交通量が多く驚きました。
まずは、博物館にお邪魔することに…

ここには、その昔朝鮮戦争直後の避難民生活をしていたころの様子が
パネルにして展示してありました。

この石臼の隣にあるロケットのような形をしたものは、
おねしょをしたときに、罰として頭からかぶって町内を歩かされた道具ですって。

私が知らないくらい昔の歌手のポスターが貼ってありました。
こんな粗末な家屋に住み、堪え忍びながら生き延びてきた先人たち…

博物館から出て来ると、カラフルなオブジェやきれいな壁画が迎えてくれました。

この日は平日でしたが、とにかく若い人であふれていました。
釜山では、もう夏休みに入っていたのかしら…
小さな魚が集まって、大きな魚を作っていますが、これは道しるべ。
魚が矢印になっていますよ。

山肌にへばり付くように家屋が並んでいるので、ここは民家に続く私有地かと思いきや、
ガイドさんは、道なき道、坂とも階段とも区別がつかないような路地をどんどん前に進み、そこにあったのは、

黒のビニルホースで作った暗闇のおうちでした。
何とも不思議な空間でしたよ~

まだまだ 『甘川文化村』 の散策は続きます。
【甘川文化村】
釜山広域市 沙下区 甘川洞 10-13 (부산광역시 사하구 감천동 10-13)

赤丸 : 公営駐車場の甘川小学校 水色丸 : 甘川文化村 入り口 矢印B : コミュニティセンター
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