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『武寧王陵』 に来ています。
今から 『国立公州博物館』 に近道をして裏口から向かうようです。
「宋山里古墳群」 の敷地を出た辺りに、『熊津百済大王廟』 がありました。 と言うより建築中…
「熊津」 とは、古代朝鮮の百済の古都のことだそうです。
「熊津」 を調べて見たら、文周王が475年漢城 (今のソウル) から遷都してこの地を首都として以来、
聖明王が538年所夫里 (扶余) に遷都するまで、およそ 60年間百済の首都であったとのこと。
今度、公州をお邪魔するときには、立派な先祖を祀るお墓が出来上がっているのでしょうか…
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そこからすぐの場所に 『国立公州博物館』 は、ありました。
公州の歴史と文化を一目で理解できるように、武寧王陵室、熊津文化室、屋外庭園の
3ヶ所の常設展示と特別展示室があるそうですよ。
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韓国の驚くべきところは、こんな立派な博物館が入場料無料だと言うこと!
見るべきところがありすぎて、1日中でもここにいられそうです。
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この 『国立公州博物館』 は、忠清南道の北部地域から発掘された文化財を保管・管理している博物館で、
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1971年発見された百済時代の武寧王(501~523) と、王妃の墓である武寧王陵から出土した文化財を特別管理しているそう。
この博物館では、武寧王陵から出土した遺物のほとんどを観覧することができ、
現在の博物館の建物はその文化財を展示するために新しく建てられたんだとか。
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こちらが重要な 墓誌石です!
ぼしせきとは、お墓に埋葬されている人の没年月日や戒名・俗名・年齢など、略歴を記した石版のことで、
ここに 「武寧王」 の生没年が刻まれていたのです
そのことから 「武寧王」 は、九州・唐津にある加唐島 (かからじま) で生まれ、
斯麻王 しまおう (嶋君 せまきし) と日本書紀に登場し呼ばれているそう。
また、金銅製品は日本の同時代の古墳から出土するものと瓜二つであり、
当時の日本の倭国の王権と朝鮮半島の百済王権がいかに密接な関係にあったかが分かりますね。
「寧東大将軍百済斯麻王年六十二歳 癸卯年五月丙戌朔七日壬辰崩到」 と彫ってあります。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/1e/0e/d60a6ab31ad63d5a2df39e5c3aaa89b2.jpg)
墓の入り口に置いてあった “熊にも見えるし豚にも見える” 想像上の動物。
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この形に見覚えはありませんか?
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そう、先ほど見てきた 『武寧王陵』 の灯りを置いておく蓮の凹みですね。
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この博物館に展示してあるものは、レプリカではありません。
何百年前のものが現代まで守り続けられており、今こうして目の前にあるって、感動的でしょ!
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![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/34/d5/4fccd8c984d38af722baf04fb7c4cb85.jpg)
先ほど 『武寧王陵』 で見てきた棺の中ですね。
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耳飾りのデザインが凝っていて、今でも年代物だとは分からないほど。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/04/81/c3352af0559364cb9a7c863e9100a04b.jpg)
先ほどはレプリカで見ましたね。 でもこちらは本物。
金でできたベルトや腕輪、青銅の鏡など…
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/6d/fa/b9fa743e335177eb458ac81d119cfe5a.jpg)
こちらは王妃様のもの。 左端に写っているのが、古代のアイロン。
これと同型の物が日本では二カ所の古墳からから出土しているらしいですよ。
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どこから出土したか聞き忘れましたが、百済時代のものだと思われます。
今度、公州にいくときまでの課題ですね!
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最後は、入口から出て来ました。
見応えたっぷりの 『国立公州博物館』 でした。
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【국립공주박물관 (国立公州博物館)】
충청남도 공주시 웅진동 360 (忠清南道 公州市 熊津洞 360)
国立公州博物館 ホームページ : こちら
利用時間 : (平日)午前10時~午後6時 (土、日、休日)午前9時~午後7時 (土曜日)4月~10月 午前10時~午後9時
入場料 : 無料
休館日 : 月曜日
交通機関 : 公州市外バスターミナルからタクシーで約10分
※ 百済世界遺産センター ホームページ (観光コース) → こちら
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