食道がんと闘う自然爺の活動

自然の中での暮らしに憧れ、自作の山小屋を起点に自然と戯れていたが、平成21年10月、食道・胃がんが見つかり手術。

『定期健診』

2014年06月16日 13時09分17秒 | 日記

前回のCT検査は昨年11月に造影剤を注入して行われた。10月末の定期検査でSCC=2.1となったので念のために

前倒しで、しかも造影剤CTとなった。私はアレルギー、抗がん剤治療薬、造影剤などの副作用は全くないので、

こうした時には重宝する身体だと思う。

造影剤を使うことによる身体のダメージと検査の精密度を天秤にかけて選択する人もおられる。これは難しい選択

になると思う。今までの検査で、この種の副作用は胃カメラの時に打つ注射は後刻、目に副作用が出てくる。凄い

遠視になり普通の書類の文字などもぼけて読めなくなる。数時間で元に戻るし、そのままでも読む以外の日常の生

活に支障はなく自動車の運転も問題はなかった。

今回の造影剤の注射は若い研修医が担当、未熟だったのか、たまたま調子が悪かったのか採血検査と逆の手からや

ったが上手くいかず、採血した所からやり直した。注射針を刺すのだからチクチクとするが若い研修医の経験の為

にも必要なこと故、老体に鞭を打つつもりで耐えようぞ。

腫瘍マーカーのSCCは1.6と基準値を0.1ng越えているが、いつものことと先生の説明も、聞く患者も力の入らな

い淡々としたもの。SCCは変動要因が沢山あり一寸した事でも変化するし、日差も20%位変動するものらしいから

多少の乱高下は珍しくないと思うが私の場合は何もしないのに正常値に戻ってしまう。

本当に正常なのかどこかに異常があるのかよく分からないのが実状だが、自分ではこれで正常と言いくるめてきた

し、これからもそうしていく。

先生が血液検査の結果を見乍ら『何か筋肉痛が伴うような事をされましたか?』と唐突な質問

『ここのところ、草刈りや何やらで重労働・・・』

『筋肉痛を表す数値が高くなってますから、その精ですね』

血液は人の基礎であることは誰もが承知している心算だが、こんな形で人の行動状態まで分かるとは、改めて人と

いうか生き物の不思議を思わされた。

CT検査の結果も異状は認められないとのことで次回検診は9.11となった。一応5年になるので今後の扱いがどう

なるのか説明はないし、聞きもしないから為すがままに・・・・

私としては今のペースで通院することになった方が安心できるので、5年経過したからと何もかも病院との縁が切

れてしまうよりいいと思っている。


五又ササユリ開花

2014年06月15日 18時07分39秒 | 日記

山小屋入口のササユリが一気に開花した。午前中は四つ咲いていたが午後になって満開。

近くに寄るとブーンと独特の香りがする。頑張って暫くは楽しませて欲しい。

  カメラのマニュアルにあった『背景をぼかす』なんてものを試してみた。下手くそでも

  こうしてみると多少はカメラのことを知っている人間の様に思えてしまうから不思議・・・・


『河川浄化作業』

2014年06月15日 13時32分27秒 | 日記

この時期になると町内の各地域で河川の草刈りが実施される。河川管理は国または県が管理するものだが、私たち

が担当する川は小さな川だから実質的には県で、このような作業に関する窓口は市になる。浄化作業は奉仕ではな

く報酬がある。昔は10数万円だったから大きな財源だったが同じ作業を続けているのに台所が苦しくなったから

と段々削られてきた。

自治会の会員も歳をとってきて大変だから辞退してはと意見が出たものの、地域は自分たちの手で守らないと廃れ

るばかりとの意見があり、頑張ることにした経緯がある。他の地域でも同様の意見があり河川浄化作業を辞退した。

辞退したからといって県や市が代わりに作業をしてくれるのではないから、川の中で葦が蔓延り周辺との釣り合い

がとれないほど荒れて来た。その地域の上流と下流は浄化作業できれいになっているのに間は草、葦が伸び放題に

なっている。

こうなると一地域だけが廃れたという見方より全体が廃れる前兆とも取れなくはない。私の住む地域は私の年代が

平均、後2~3年もすれば平均年齢が70歳くらいという事になってしまうから、河川浄化作業の事態は現実味を帯

びている。

今日は6時半からその作業があり皆で汗をかいた。昔は蛍の保護になればと蛍シーズンが終わってから作業をして

いたが、草刈りをしても蛍には影響はないとのことで最近は蛍シーズンと重なることが多い。今だと未だ草や葦の

背丈は低いから作業的には楽になっているはずだが、その分だけ歳をとってきたから楽になった感じはしない。

 


『五又のササユリ』

2014年06月14日 17時00分00秒 | 日記

 

暫くの間、雨続きで陽射しがなかったからササユリも蕾のままで開花を待たされていた。蕾が膨らんで白い色に変

わり薄らとピンクに近い色になると開花が近い。昨日,今日と弱いながら日差しが出てきたら、やっと色の変化が

出て来た。山小屋周辺は谷間だがこんな場所でも昔は稲作が行われていた。恐らく減反政策で稲作が止められ廃田

になったのだろうが、かつての農地は耕作しなくなり地目も原野に変わってしまったのは40年以上前のことだと

推察される。

私が山を譲り受けてからもう15年近くなる。当時でさえ25年以上は放置された廃田だったから荒れに荒れ放題で

稲作に欠かせない水路も土砂で埋まり大雨の度に流れ易い所を作り出していた。水路と言うより溝で稲作の田だと

思わせるものなど何一つないジャングル状態だった。

山小屋を建てるために雑木を伐採、何十年もお日様の光が射さなかった土地に待望の陽が落ちるようになった。木

を伐採して綺麗にすることを『山をこる』と言うが、恐らくこの辺りの方言だと思う。

『山をこるとササユリの花が咲く』は山購入の道筋を引いてくれた糸さん(故人)の言葉。これは本当だった。

ササユリは種からだと数年経たないと花は咲かない。山を綺麗にしたらササユリが咲き始めた。近くにササユリは

咲いていなかったし種が飛んで来ても直ぐに花は咲かないから球根が耐えながら生き続けていたのだろう。

山小屋を建ててから周辺で数は少ないもののササユリが咲き始め今年も10本近くの蕾を確認している。実は、尾

根筋の隠れ場には沢山のササユリが咲いているから、じっくりと探せばもっと多くのササユリがあると思われる。

今年のササユリ・ハイライトは山小屋の進入路にある蕾が五つついたものだ。これくらいのものになると茎に虫が

入り込み倒されることが多いのに、こいつは元気よく五つとも開花させる勢いだ。高さは1㍍近くもある立派なも

のだ。過去の最高は八又だったが残念ながら五つ咲いたところで虫に茎を喰い折られてしまった。

道の側で目立つので白い紐で囲って『取らないで』の看板はないが無言のアピールをしているから、ここで満開を

迎えてくれると信じている。

 


『挨拶のできない大人たち』

2014年06月13日 12時43分00秒 | 日記

町の角や人通りの多い所には『明るく元気にあいさつをしよう』などとスローガンが掲げられている。また通学路

には子供たちが作った啓発のスローガンが看板にして立てかけられている。町内の子供たちは低学年が一番元気よ

く大きな声で挨拶をし、高学年になるに従って声が小さくなっていく。恐らく、この傾向は何処の地域でも似たよ

うなものではないかと思う。

最近は知らない人に声を掛けられても返事をしないとか、不審者と思われる人には注意をすると教えられているだ

ろうから、子供たちも挨拶をされたらどう対応していいのやら…悩むのでは。

私は近所で出会う人は知らない人でも会釈程度の挨拶をするし、顔見知り以上の人なら必ず声を出して挨拶するの

が当たり前だと思っている。自分の子供たちにも挨拶は五月蠅く躾てきたから私が見てきた限りではよく身に付い

ていると思っている。当然、孫たちにもそのように躾けているから我が家に来た時、挨拶がないとそれを求める。

しかし挨拶は左程、大切なものではないと考えているのか無頓着な家庭もある。親が挨拶をしない家の子供たちも

挨拶をしない。総じてこの傾向にある。

親は社会人でいい歳をしているから会社や職場で挨拶をしないことはないだろうと思う。お客さんや目上の人と顔

を合わせても挨拶をしないなんてことは考えられないとすると、自宅周辺の人だけに挨拶をしないということにな

る。特定の人が嫌いだとしても私の感覚からすると会釈程度は、人の基本としてすべきだと思うし、何度無視され

ても、出会った時に挨拶をしないと、挨拶をしない嫌な人と同じ種類の人になってしまうことになる。

挨拶はそんな難しいことではなく他人からの挨拶を無視する方が余程難しいと思うが。

挨拶は礼儀の一つでもあるから、きっと挨拶をしない親たちはその親から礼儀に対する躾がされず、挨拶できない

DNAが子供たちに伝えられていったのではなかろうか。

私たちは田舎で暮らしているからまだいい方だと思う。都会地のマンションでは『隣は何をする人ぞ』は当たり前、

表札なども個人情報なんて馬鹿げたことになっている時代、朝に顔を合わせても目を合わさない人間関係の中で暮

らすのは味気なく私の性分には合わない。そうした人たちも職場に行き自分たちの部下には挨拶の大切さを説いて

いるのだろうか。


『老後難民』

2014年06月12日 13時30分43秒 | 日記

こんな言葉が新聞に載っていた。冒頭に50代男性の30%余りの人が退職後の資金を全く準備していないとあった。

この種の記事はアンケート調査によるものだから、世の中の状態を押しなべた姿に近いのか、それともたまたま同

じような状況の人が調査対象になってしまい結果に偏重が出たのか、真実は誰にも分からないが、統計学などで精

査するとそんなに大きな偏りは出ないらしい。

調査によると退職後の生活に困る老後難民が増えており、老後のための準備額がゼロと回答した人の割合は男性で

32.1%にも及ぶという。この時代だから準備額ゼロの人が急激に増えたのかと思ったら前年より3.9%増加。

バブル経済の崩壊による長期不景気、リーマンショック、デフレ経済と日本を取り巻く経済状態は最悪を更新し続

けた。この間に政治は企業を救い労働者を消耗品扱いにできる非正規雇用への道を開いた。企業の海外流出による

国内雇用機会の消失、非正規社員の増加は労働者の所得を著しく低下させ最低の社会保障を受けるためだけでも大

変な人もいる。将来の事より今が精一杯で準備にまで手が回らないのだ。

こうした反面、準備額が1,000万円以上の人は28%だから0円の人とほぼ同率、つまり二極分化しているように見

える。どちらにしても、あと10年もすれば好むと好まざるに関わらず定年退職が目前に迫り、退職後の準備は終

えていなければならない、待ったなし状態になる。正規社員の厚生年金以外は国民年金に加入することになってい

る。少子高齢化による年金の事が引き金になり徐々に話題になっていった。そうこうしていたら悪名高い社会保険

庁が大チョンボをしてから、国の管理する国民年金など当てにならないと多くの人が納付しなくなった。国民年金

の納付率は60%程度、ということは40%の人は15,000円ほどの年金を支払っていないことになる。

老後難民と呼ばれる人は、この年金さえも支給されないとなると年老いても何かの収入を得る必要に迫られるが、

現実的には一部の人しか満たされないと思われる。

ただでさえ年金の台所は苦しいのに40%もの人が無年金の状態になってしまったら、どのような社会が見えるのだ

ろうか。せっせと働いて国民年金を納めてきた真面目な人より、法の抜け道を利用して生活保護制度で楽々と暮ら

すようなことがないようにしなければならない。

こんな言葉が新聞に載っていた。冒頭に50代男性の30%余りの人が退職後の資金を全く準備していないとあった。

この種の記事はアンケート調査によるものだから、世の中の状態を押しなべた姿に近いのか、それともたまたま同

じような状況の人が調査対象になってしまい結果に偏重が出たのか、真実は誰にも分からないが、統計学などで精

査するとそんなに大きな偏りは出ないらしい。

調査によると退職後の生活に困る老後難民が増えており、老後のための準備額がゼロと回答した人の割合は男性で

32.1%にも及ぶという。この時代だから準備額ゼロの人が急激に増えたのかと思ったら前年より3.9%増加。

バブル経済の崩壊による長期不景気、リーマンショック、デフレ経済と日本を取り巻く経済状態は最悪を更新し続

けた。この間に政治は企業を救い労働者を消耗品扱いにできる非正規雇用への道を開いた。企業の海外流出による

国内雇用機会の消失、非正規社員の増加は労働者の所得を著しく低下させ最低の社会保障を受けるためだけでも大

変な人もいる。将来の事より今が精一杯で準備にまで手が回らないのだ。

こうした反面、準備額が1,000万円以上の人は28%だから0円の人とほぼ同率、つまり二極分化しているように見

える。どちらにしても、あと10年もすれば好むと好まざるに関わらず定年退職が目前に迫り、退職後の準備は終

えていなければならない、待ったなし状態になる。正規社員の厚生年金以外は国民年金に加入することになってい

る。少子高齢化による年金の事が引き金になり徐々に話題になっていった。そうこうしていたら悪名高い社会保険

庁が大チョンボをしてから、国の管理する国民年金など当てにならないと多くの人が納付しなくなった。国民年金

の納付率は60%程度、ということは40%の人は15,000円ほどの年金を支払っていないことになる。

老後難民と呼ばれる人は、この年金さえも支給されないとなると年老いても何かの収入を得る必要に迫られるが、

現実的には一部の人しか満たされないと思われる。

ただでさえ年金の台所は苦しいのに40%もの人が無年金の状態になってしまったら、どのような社会が見えるのだ

ろうか。せっせと働いて国民年金を納めてきた真面目な人より、法の抜け道を利用して生活保護制度で楽々と暮ら

すようなことがないようにしなければならない。


『タブレット with bluetoothキーボード』

2014年06月11日 12時08分12秒 | 日記

 注文していた1,680円のキーボードが到着し早速、接続設定のためのペアリングとやらを実施。タブレット側の設

定でbluetooth使用をオンにすると該当機器があるか検索してくれた。そしてキーボードを発見して『ペアリング

設定』を指定すると4桁の番号を入力せよと指示してきた。

入力した数字はディスプレーに表示されるのでもないから間違っていても分からないが正しかったのだろう。直ぐ

に接続完了のメッセージが出てキーボードの品名の横に『接続』と出た。

それではquick officeのドキュメントを作成してみようとデータ入力の試験開始。

購入前から一つ気になっていたことがあった。ソニー純正のbluetoothキーボードの写真を見た時、英字キーボー

ドだったこと。今頃の機械だからどんなものでも日本語入力に仮名は当然サポートされているはずと勝手に理解し

ていた。だがタブレット製造の本家本元が出しているキーボードが英字ということは、日本語入力はローマ字であ

ることを示しているのではないか。

ドキュメントを開きキーを叩くとやはりローマ字入力であることが分かった。仮名入力のサポートをしているのか

どうかは分からない。私のキー入力は仮名入力でスピードはそんなに速くはない方だがキーボードの動作がタブレ

ットに反映されるのにンっ、というような一呼吸ありそうな間合いを感じる。矢印を続けて押すとカックン、カッ

クンと移動するようなイメージ。

ローマ字入力でも戸惑うことはないが仮名に比べると倍以上のキータッチが必要なので、私には断然、仮名入力が

便利だ。

ならばソフトキーボード若しくは手書く入力と比較すれば、bluetoothの方が入力し易いが、英字と日本語の切り

替えが頻繁にある文書だと面倒、慣れないことから一方的に軍配を上げる事は難しい。

もっと、使いこなして慣れてからでないと正当な評価は難しいが、期待したbluetoothキーボードによる利便性の

向上は、一応の効果はあるものの今後の努力次第というお預け状態。

結果云々はあるものの新しいものを使ってみると、自分の視野が少しでも広がる気がするから結構なことに違いな

い。これを機会にMPプレーヤーをbluetooth版に移行すれば畑の草取りの際、イヤフォンのケーブルが引っかか

り・・・・なんてことから解放され、いやらしい草取りもルンルンに変えられるかも知れない。

                              タブレットほぼ同じ長さ、本体設置用の台もついている


『日本に核管理能力はあるのか』

2014年06月10日 12時20分03秒 | 日記

日本ほど核の恩恵と被害を受けている国はない。広島・長崎原爆投下、ビキニ環礁で漁船が被曝、JCO臨界事故、

もんじゅ、東電原発事故とどれもこれも大きな被害だ。その反面、化けの皮が剥がれてしまった効率の良い『安全

な原子力』による原発電力の恩恵。核の持つエネルギーは途轍もなく大きいものであるが、人間が制御できるのは

ほんの入口程度で、それを騙し騙し使っているに過ぎない。熱を発するから水で冷却しなければ冷やすことができ

ない、しかもこれが出来なくなると制御不能に陥る。こんな基本的な事に万全の策をとることが出来ない、これが

核を扱う上で一番必要な事なのに出来ない致命的なこと。

例えば原発が事故や災害で緊急停止した際、家電製品の様に電気を切ったら安全に停止し他に何の影響も与えない

ようにできなければ、事故のケースによって重大事故につながるのを防ぐことは出来ない。

津波の高さを20mと想定して対策をとっていて25mの津波が来たら事故を完全に防ぐことは出来ないかも知れな

い。全電源喪失の起こるケースにしても想定していること以外が起れば福島原発の再発は防げないことになる。

完全なる冷却技術の開発が必要で、それはあらゆるケースでも冷却能力を失わない仕組みである。

これが実現しないで核利用をする場合の前提は、原発事故のケースによっては半径0~40Km以内の地域は以後、

数十年にわたって避難することを周知させ同意を得ておくことが必要と考える

ところが、国も自治体も安全と言いながら避難訓練をしたり逃げ道を準備したりしている。安全ならそんな訓練な

んか必要ないだろう。何故、そんな無駄な事をしているのかい?

国や自治体は住民の安全を保つのが究極の仕事だろう。ならば原発が在るのと無いのとどちらが安全なのか?

答えを聞いてみたい。きっと『原発があっても安全なように万全を尽くしてある』と小馬鹿にした回答が帰って来

るのではなかろうか。

こんなお国がIAEA(国際原子力機関)に報告すべきブルトニュームの保管量を誤って640kgも過少報告してしまっ

た。またその内容のお粗末な事。原発事故の影響で炉心から抜き取られたものや、残されているものなどの扱い方

がIAEAの求めているものと違ったためである。日本は過去のいきさつから核には一段と厳しく接し管理していな

ければならないはずだが、原発事故、今回のようなことからみて、本当に核を扱う能力を持っているのだろうかと

疑問に思う。因みに640Kgのブルトニュームは核爆弾約80発を作ることが出来る。これだけでも恐ろしいのに日

本が保管している全ブルトニュームは2.2トンあるというから、災いがどんな形で我が身に降りかかってくるのか

思いつかないが・・・

くわばら、くわばら


『軽くなった離婚』

2014年06月09日 12時24分08秒 | 日記

昔は離縁してお嫁さんが実家に戻ることを出戻りなど言っていた。今は離縁などいうことはなく離婚というが事の

重大さに比べると何となく軽いような印象を受ける。離縁の件数は少なかったのか、それとも家の恥として表ざた

にならないようにしていたから少ないように見えていたのか、今の様にさらりとしたものではなかった。

時代は結婚の形態、結婚観などに大きく影響を与え過去の価値観は今には通用しないばかりか理解されなくなって

いる。離婚を結婚の失敗として引きづって行くのではなく、リスタートという別の言葉に置き換えて新しい暮らし

を始めるからジメジメした暗さが見えないように思う。

恐らく傷ついて暗い気持ちが立ち込めていたのだろうが、それを吹っ切り先にあったものが離婚であれば後戻りす

ることはないからベターの選択と言ってもいいのかも。大よそ20年くらい前、私は知人、会社関係を含め5組の

頼まれ仲人をした。どのカップルも結婚式では祝福され、共に絶対に幸せな家庭を作ると誓っていたのに3組が離

婚している。離婚率60%、これは本人たちに問題があるのではなく仲人にあるなどと思わないで欲しい。私は『頼

まれ仲人』だから二人の結婚決定に何一つとして関与していないので、私は無罪であることをご理解頂きたい。

自己弁護は別として、私の身内の中でも3組の離婚があるし近所でもゾロゾロあるから、離婚という言葉に何の驚

きを感じない。それほど離婚は軽いことになってしまっている。理不尽な夫または妻がいる家庭で幸せを作ること

は出来ない、我慢するならresetと軽々に結論を出すのか私には分からない。

大人の世界で話題になるなら未だ我慢できるが小学校の孫たちの間でも『誰々さんちは離婚して母さんと一緒に暮

らすことになった』とこんな会話が交わされ家で『お母さんうちは離婚しないでしょ』と釘を刺されたとか。

また時代は英語が氾濫しているから離婚して子供を引き取った女性や未婚で子育てをする女性をシングル・マザー

と呼び女性だけの片親に対する暗いイメージはない。しかし、実際には経済的な困難、父親不在の何がしかの影響

などなど克服すべきことは多くいばらの道であることは想像に難くない。

余りにも軽い離婚に、この爺さんも心を痛めている。

因みに世界の離婚率はロシア、旧ソ連邦国、米国が断トツで、日本は調査対象国46か国中26位。高いのか低いの

か微妙な数字であることには変わりない。


『タブレットの活用』

2014年06月08日 12時31分09秒 | 日記

 私の持っているタブレットは数年前に発売された初期のソニー製Androidで孫たちのゲーム機になっていると紹介

した。またAndroidに慣れないから使うのは遠のき、無理にタブレットを使わなくてもいい環境でもあるから益々、

疎遠になっている。

またタブレットそのものがネットに接続して使うことを主目的にされているから、PCのようなオフライン作業を

得意とするアプリが少ない。OSが違うからWinとの互換性はごく限定的なものしかない。

だから家で使う必要性は少なく時折のe-book、山小屋に持ち出して使えないかとやってみたが、ソフトキーボード、

手書き入力共に使い難いし、ドキュメントを作るソフトがない・・・・ないない尽くしでやる気も出ない。

AndroidのAPでWinとデータの橋渡しをしてくれそうなものを見つけたが大した金額ではないが有料、試用出来

たが先述のように入力に問題があり使用はとん挫していた。タブレットはbluetooth機能を持っている事を知って

はいたが、具体的にどのような使い方ができるのか興味はゼロだったからアプローチ度もゼロ。携帯でもMPプレ

ーヤーでもbluetooth機能で云々・・・と出てくる。

過日、量販店に出かけた時、目に入ったbluetoothのキーボード、しかしこれをタブレットで使ってとは思わなか

った。今の私にとってタブレットはそれほど蚊帳の外に置かれた代物でしかないようだったが色々、調べてみると

便利なものが揃っているし進化もしていているからそれを使わない手はないようだ。

Winとの橋渡しはフリーソフトでquick officeなるものをグーグルが提供しているし、bluetoothのキーボードは僅

か1,600円ほどで自宅に居乍ら購入できるとなれば、騙されたと思っても買ってみる価値はありそう。

Quick officeとMS officeとではかなりの部分で互換性があるらしく私の希望、ワード文書のやり取りには問題はな

さそうだ。つまり、殆ど活用されることがなかったタブレットが、1600円ほどの投資でwinのofficeと橋渡しを

してくれそうなのだ。タブレットとキーボードの間で接続を認識させるペアリングなる操作をしてから使用可能にな

るらしい。さて蛇が出るか鬼が出るか到着してからのお楽しみ。


『異常発生の毛虫』

2014年06月07日 12時18分00秒 | 日記

畑の横に植えているスモモの木に例年通り毛虫が発生し葉の裏や枝の上を闊歩していた。最初に見つけた時は蜘蛛

の巣を集めたような袋の中に小さな幼虫が沢山おり殺虫剤で始末したつもりでいた。ところが暫くしてから見てみ

ると始末したはずの幼虫が育ち立派な毛虫となり葉を喰い荒らしていた。薄い殺虫剤を噴霧しておいたが葉の陰な

どに隠れていたものは薬の難を逃れたかもしれない。

近年は毛虫に限らず殺虫剤を使用しても効き目が悪くなったと言う話を聞くようになった。誰もが薬に対する警戒

から効能書きより希釈度合いを高くしてより薄く使うが、それでは死なないから濃くしていく。この繰り返しで薬

に対する耐性を持つのではないかと心配する人もいる。久々に雨が止んだ今日、その木を覗いてみると一段と成長

した毛虫は一番大きなものが5㌢くらいになっていた。これでは薬に頼るより目視してハサミで始末するのが一番

と、じっくり探し出してはちょん切った。大きな木だが低く仕上げているので探すのは簡単だった。

ただ、これで全部を完全に始末できたとは思えないからまだ安心は禁物。

明日はNPOの梅の収穫作業がある。先週末、梅園の草刈りをした際にここでも毛虫の大発生が見られ、草刈り後

急きょ消毒作業となった。その翌日、効果の具合をチェックに行ったら全滅とまではならず生き残ったものが葉の

裏にいた。メンバーとの話ではどこも毛虫が大発生しているとのことだった。

この話を裏付けるように先日の炭小屋解体でも近くの栗の木は毛虫満載状態で、小屋の屋根にもはいずり回ってい

た。こうした虫には強いはずの私、いつの間にかシャツに付いていた毛虫の毒毛に触れたのか、あちこちが痛痒く

なってしまった。蚯蚓(みみず)腫れのような筋になっている。

大量発生の本当の理由を知っている人はいないから、誰もが続いている暑さにかまけて『温暖化』をその原因では

ないかとしている。

昨日はパラサイト、今日は毛虫と虫続きの内容、団地前の川では蛍が飛び始めているようだ。

同じ虫でも🎶こっちの水は甘いぞ🎶、風情があっていいものだ。


『パラサイト、寄生虫』

2014年06月06日 17時00分00秒 | 日記

テレビを観ていたら私たちが知らない深海の世界や珍しい動物の習性など所謂、奇想天外なシーンを撮ったものを

映し出していた。その中で一番、衝撃的だったものは芋虫の身体に卵を産み付ける蜂(だったと思う)のこと。

過去にこの種の番組は沢山観て来たから似たようなものだと思っていたが想像だにしない展開に驚かされた。蜂は

産卵時期になると芋虫の身体に卵を産み付ける。卵は体内で芋虫から栄養をとりながら成長していくが、芋虫が死

んでしまうと自分たちの餌がなくなり自分たちも死んでしまうから、芋虫が死に至らないような摂取をする。

やがて孵化して自分も芋虫状態になり成長すると身体を破り外に出て行く。母親代わりをしていた芋虫は傷ついて

も未だ仕事が残されている。育った子供の芋虫が外敵から襲われないように繭の様に殻で包んでやり、自身の命が

尽きるまで繭を守る。これとは少し違った形に鳥の托卵という方法がある。

有名なのはカッコーとウグイスの関係。ウグイスが卵を産んでいる巣に行きウグイスの卵を巣の外に出してしまい、

自分の卵を産み落とす。ウグイスは何も知らず卵を温めるとカッコーの卵の方が先に雛になり他の卵を巣の外に出

してしまう。ウグイスはせっせと餌を運びカッコーの雛を育てる。ウグイスはカッコーの雛が自分より遙かに大き

くなっているのに自分の子供だと信じて子育てに励む。

虫にしても鳥にしても一体、だれがこんな習性を作り出したり、身に付けたりしたのだろうか。不思議の一言に尽

きる。育てられた子どもは自分たちが面倒を看て貰うのは当たり前だと思っているし、騙された親は親で当然のこ

とをしているつもりになっている。本当の親はどのような事を思っているのか聞いてみたいものだ。

植物には寄生木(やどりぎ)があるから生物の世界では珍しいものではなさそうだ。

ところで私たち人間の世界でも他人に寄りかかって生きていくことを寄生という。近年、日本社会にはパラサイト・

シングルなる外来語が新しい人種のこととして紹介している。いつまでも自立しないで親に養ってもらう子供たち

のことで、独り身だからパラサイト・シングルと呼ばれている。この場合は実の親と子どもの関係で他人様のお世

話になっているのではないから、正しくは寄生と呼べない?、自立すべき時期が過ぎても親元に居て面倒をかけて

いるから、寄生という?。人間以外は親元を巣立つと自分一人で生きて行かねばならないから幼い時から自立が始

まっているが、人間の場合は親が年老いて子どもの面倒が看られなくなってから事実上の自立が始まる。虫の寄生

の番組を観て色々なことに想い巡らせ、考えさせられた。


『三竦み』

2014年06月05日 17時00分00秒 | 日記

昔は『みすくみ』と読むのだと思っていたが正しくは『さんすくみ』と読む。いい年になるまで間違いに気付かず

使っていて他人が『三竦み』などと言うと『間違いに気付かないのは知らぬが花』なんて、知らぬが花を思うと今

更ながら赤面に至れり。

蛇(ヘビ)が蛞蝓(ナメクジ)をこわがり、蛞蝓は蛙(カエル)をこわがり、蛙が蛇をこわがる様子から「お互いに動き

がとれなくなる」膠着状態を表す。

ここのところの世界情勢は、連邦が崩壊したソ連と眠れる獅子中国が経済力をつけ、共に事実的な大国として大き

な影響力を発揮している。ソ連は崩壊後に豊富なエネルギー資源を武器に経済的な回復を図り、崩壊により独立し

たかつての連邦国を自陣に引き込もうと躍起になっている。その典型的な例がウクライナのクリミアの編入だ。

ヨーロッパはどこの国に行こうがある日本のようにほぼ単一民族が暮らす国など無く、沢山の民族が混在している

のが普通だ。歴史的に侵略、統一、分離で何度も国境線が書き換えられ、その度に人は移動を繰り返してきた結果

が今だから、単一民族だけで治まるはずはない。だからクリミアではロシア系の人が多く住んでおり独立を望む、

それを強引な手法でロシアが支援する、情では理解できそうだが理解することはできない。

ならばロシア国内にある、A地域に住むウクライナ人がウクライナに帰属すべきと同じ行動をとった場合、ロシア

はそれを正しいこととして認めるのか、絶対に認めない事は明白だ。これが許されたら国は存在できなくなる。

Imagineのように本当に国も宗教もない世界が存在できるなら、戦争や無駄な殺戮を繰り返した歴史などなかった

はずだ。もし本当に人間が霊長類の頂点に立っているのなら、過去に何度も過ちに気付いたはずだか、その痕跡は

なく、今も繰り返している。

アメリカ、EU諸国はロシアに不当として制裁を決議、ウクライナは歓迎する、ところがEU内にはロシアにエネル

ギーを頼っている国があり、制裁の在り方は昔のように足並みが揃わない。日本はロシアと北方4島問題で前進さ

せたいと考えているからロシアに強硬な姿勢を採り難い状況下にある。

アジアでは日本と中国、韓国、北朝鮮の関係が微妙になってきた。日本と韓国は竹島、中国とは尖閣列島、日本対

中韓だが北朝鮮と中国が微妙になったら北朝鮮と日本の扉が開かれつつある。それに中国は南シナ海に於いてベト

ナム、フィリピンなどと環礁地域の領有権を巡って対立関係にある。しかし、日本はこうした地域で中国以外の国

とは友好関係にあるから、日本の発言は中国の批判になり関係修復の傷口を広げてしまう。

かつてはフィリピンにアメリカ軍基地があったがフィリピンは追い出す形をとってしまった。経済力、軍事力をつ

けてきた中国はアメリカ軍が居なくなり力の空白になったこの地域に触手を伸ばしてきたという見方が一般的だ。

ウクライナもアジアでも『三竦み』のように3者がきちんとした力関係で睨み合っているのではないが、大局的に

は大きな力を持つアメリカ、ロシア、中国の3大国が鍔迫り合いを演じている。まさに三竦みの様相にある。

何れの国と友好的に接すればメリットが大きいのか思案する国も多いと思う。この話をドラえもんの世界に例えて、

日本の立場からみるとジャイアンが2人いるような・・・・・


『イチゴ・シーズンの終焉』

2014年06月04日 17時00分00秒 | 日記

昨年の春にイチゴを収穫後から出て来た新しい苗を秋口になって植え直し、育てたものに実が付き5月半ば過ぎか

ら収穫となった。イチゴは収穫時期だけ注目されるが苗の入れ替えや育苗と結構手を取られる。

畑には年中あるので専用の場所が必要だから狭い畑では難しい。素人でも場所さえあれば苗は幾らでも増やせるか

ら自家用イチゴ園を作ることも可能。

そんなことで私も自家イチゴ園をやり始めて4~5年になる。農業など不得意分野だから人並みの作物を作ること

は無理だがイチゴのように苗の数を増やせば、下手なりに収穫することが出来る。

今年の苗はいい苗だと思っていたが冬を越しても成長が悪く花の付きも今一つだった。露地よりひと足早く収穫で

きるハウスの苗は活着が悪く成長も中途半端、やっと実が食べられるようになったと思ったら狸被害でほぼ全滅状

態に終わった。露地は一時の不調を取り戻し何とか収穫できるようになり、苗の数が多いことから豊作に見えた。

実際は昨年の2/3くらいの収穫量だったと思う。自家製でも美味しくしたいから色々と試してみた結果、専用の肥

料よりも糠+油粕を施した方が味はいいようだ。

大きく、いくら綺麗な赤に熟れても肥料が少ないイチゴは酸味が強烈で食べられたものではない。イチゴ栽培を始

めてトライした時、様子が分からないので我流で栽培したものが、それを証明してくれた。外見は見事でとても美

味しそうに見えるが、砂糖をかけても美味しいと言える代物ではなかった。肥料がよくいき届き、完全な受粉が成

された形の良いものは美味しい。店などで形の良いものは値段が高いというのは、味と比例しているとみるべきだ

と思う。イチゴは1パックでも300~400円はするし一人で食べても十分な量とは言えない。ならば2パックを食

べるかといえばそれはない。こしかし自家製の場合、頑張って作れば思いっきり食べることができる。畑の年間占

有率は悪いが他の野菜よりコスパは良い。畑のイチゴは小粒の形の悪いものばかりになり昨日が最終収穫となった。

これから新しく出てくる苗の2番目以降に出てくる苗が優秀な跡継ぎになるそうだ。

来年の収穫を目指して・・・


『無念、西宮冷蔵』

2014年06月03日 17時00分00秒 | 日記

雪印の牛肉偽装事件で内部告発し食品安全と正義を守る戦いを続けて来た西冷が2度目に休業を余儀なくされた。

表面的には大口取引先との値段が合わないため取引が断たれ資金繰りの目途がつかないとされている。私は雪印の

偽装を告発した最初から水谷洋一社長にエールを送ったり、ごく小口ながらカンパ、資金確保のための商品購入な

どで応援してきた。

何度も無担保資金の依頼を受けたが1口30万円とハードルが高く結果として、この支援はしていない。だが、

応援の過程で水谷社長から電話を頂いたこともあり、運転資金の支援は心の隅に引っかかったままになっていた。

今回の休業がどんな意味合いなのか詳しいことは分からないが、正義を正義としない日本の企業倫理は成熟という

点で真のエクセレントカンパニーには程遠い印象が強い。日本には21世紀になっても長い者には巻かれていない

と西冷のように目に見えない圧力で潰されてしまう、ドロドロしたものが底流に蔓延り続けているのではなかろう

か。不正をしていた雪印は何もなかったかのように営業を続け、一時低迷していた業績は回復し今では偽装などな

かったかのような勢いを取り戻している。雪印と西宮冷蔵の立場は逆のはずなのに正義は休業の憂き目に遭った。

関連している企業なら苦境に陥っている西宮冷蔵に手を貸すのが道ではないのかと青臭い爺さんは思う。

私なぞの支援は屁のツッパリにもならないが、何らかの形で続けていくつもりでいる。


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