食道がんと闘う自然爺の活動

自然の中での暮らしに憧れ、自作の山小屋を起点に自然と戯れていたが、平成21年10月、食道・胃がんが見つかり手術。

『軽くなった離婚』

2014年06月09日 12時24分08秒 | 日記

昔は離縁してお嫁さんが実家に戻ることを出戻りなど言っていた。今は離縁などいうことはなく離婚というが事の

重大さに比べると何となく軽いような印象を受ける。離縁の件数は少なかったのか、それとも家の恥として表ざた

にならないようにしていたから少ないように見えていたのか、今の様にさらりとしたものではなかった。

時代は結婚の形態、結婚観などに大きく影響を与え過去の価値観は今には通用しないばかりか理解されなくなって

いる。離婚を結婚の失敗として引きづって行くのではなく、リスタートという別の言葉に置き換えて新しい暮らし

を始めるからジメジメした暗さが見えないように思う。

恐らく傷ついて暗い気持ちが立ち込めていたのだろうが、それを吹っ切り先にあったものが離婚であれば後戻りす

ることはないからベターの選択と言ってもいいのかも。大よそ20年くらい前、私は知人、会社関係を含め5組の

頼まれ仲人をした。どのカップルも結婚式では祝福され、共に絶対に幸せな家庭を作ると誓っていたのに3組が離

婚している。離婚率60%、これは本人たちに問題があるのではなく仲人にあるなどと思わないで欲しい。私は『頼

まれ仲人』だから二人の結婚決定に何一つとして関与していないので、私は無罪であることをご理解頂きたい。

自己弁護は別として、私の身内の中でも3組の離婚があるし近所でもゾロゾロあるから、離婚という言葉に何の驚

きを感じない。それほど離婚は軽いことになってしまっている。理不尽な夫または妻がいる家庭で幸せを作ること

は出来ない、我慢するならresetと軽々に結論を出すのか私には分からない。

大人の世界で話題になるなら未だ我慢できるが小学校の孫たちの間でも『誰々さんちは離婚して母さんと一緒に暮

らすことになった』とこんな会話が交わされ家で『お母さんうちは離婚しないでしょ』と釘を刺されたとか。

また時代は英語が氾濫しているから離婚して子供を引き取った女性や未婚で子育てをする女性をシングル・マザー

と呼び女性だけの片親に対する暗いイメージはない。しかし、実際には経済的な困難、父親不在の何がしかの影響

などなど克服すべきことは多くいばらの道であることは想像に難くない。

余りにも軽い離婚に、この爺さんも心を痛めている。

因みに世界の離婚率はロシア、旧ソ連邦国、米国が断トツで、日本は調査対象国46か国中26位。高いのか低いの

か微妙な数字であることには変わりない。


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