食道がんと闘う自然爺の活動

自然の中での暮らしに憧れ、自作の山小屋を起点に自然と戯れていたが、平成21年10月、食道・胃がんが見つかり手術。

『公明党の責任』

2014年06月20日 12時20分46秒 | 日記

政治の在り方について個人個人で考え方、支持の仕方は異なる。近年は無党派層なる特定の政党を支持しない人が

半分近くを占める事は珍しくない。総理大臣がコロコロ変わる日本、政権交代してみたらまさに夢現(ゆめうつつ)、

これではいけないと元来た道に戻った。戻ったというより選択肢のない選挙結果がそうさせた。

古い元総理が新しい総理として再登場。病気で辞任以来、体調を取り戻したらやたらと元気で、景気の気に火をつ

けたかのように見えるが、本当に庶民は景気の気を感じて消費税値上げの余波に打ち勝っているのか。

これもまた夢現なのかもしれない。

新聞、TVの論調は安倍内閣は右に大きく舵を切りつつあると囃し立てるが、肝心の民たちは国家が大転換しよう

としている時でさえ一向に関心を示さず、平成元禄に呆けている。

政治に無関心になった爺はどうでもいい。国が右に行こうが左に行こうが私が存命中、我が身に大きく降りかかっ

てくる災難などなかろう。だが、一番無関心な若い層の人たちは国家の決めた右舵によって国際紛争だとか経済戦

争に巻き込まれ苦労しなければいいがと心配している。

その一つの例として集団的自衛権の扱いだ。私個人としてみた時、集団的自衛権を全く認めないとするには沢山の

矛盾に目を伏せなければならず、何らかの措置は必要と考える。戦争への道を開くことへの危険性が高いとされ反

対の意見が多いのも事実だが、他国のミサイルが同盟国に向けられているのにその措置に手を貸すことができない

となれば、相手国は我が国を同盟国とは言わないのではないか。

これは大事なことで歴代の内閣もこの矛盾に蓋をしたまま、行使は違憲としてきた経緯がある。矛盾は正々堂々と

国民議論の場に上げるのが政治家の使命ではないか。それをどさくさ紛れのような形でなし崩しにしようしている。

政治の場も数の力による。先述の夢現から覚めてみたら一党独裁状態。数の力に唯一、影響力を持つと思われてい

るのが連立を組む公明党は庶民に近い感覚を政治の場にと力説する。

確かに過去の公明党の党首は大物がいて創価学会の会員でなくても一政治家として支持、好感を持つ人もいた。し

かし私感では残念ながら近年はそうした人物の出番はなく、自民党の腰巾着とか太鼓持ちと揶揄されることもある。

庶民寄り政党だからこうした事態の時にこそ歯止めとしての存在感が必要だと思う。集団的自衛権には反対に近い

慎重だったのに自民党から『反対して連立離脱の気配なし』と心中を透かし読みされ押し切られようとしている。

恐らくこの見方は正しくその内『公明党、集団的自衛権を容認』のティロップが並ぶのでは。

政治の世界も、言うは易し行うは難し。

お断りしておくが私はどこの政党を支持する者ではなく、ただの方言爺だ。


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