食道がんと闘う自然爺の活動

自然の中での暮らしに憧れ、自作の山小屋を起点に自然と戯れていたが、平成21年10月、食道・胃がんが見つかり手術。

『きのこのシーズン』

2012年10月25日 18時19分55秒 | 日記

朝からいい天気で畑の草取りをしたり、道路沿いの山の裾刈りをした場所の片つけ、

更にプリンターのインクがなくなったので買いに出かけたりとバタバタの一日。

身体を動かし少し体を使うと汗は出ないにしても汗ばむ感じになるが、陽当たりから

外れるとヒンヤリする変な気候だ。昼と夜の寒暖の差が出だすと、きのこの季節と思

い、ナメコの原木を見ると、傘の開いた茸がワンサカと出ていた。その横には以前、

種付けをしたが失敗に終わったと思っていた欅(けやき)の木に出ていた。

急いで取ったために山桜のナメコは写真に撮れなかったが、欅に残っていたもの

パシャリ。欅の木は固く乾燥するまでに何度も捻じれるので、伐採してから何年も乾

燥させないと使えない。木が固いから茸につかっても長持ちするだろうと菌を植えた

のが3~4年前のこと。あきらめていたのに、何かの間違いで今年はおめでた。夕方

になり山小屋の草取りを始めたら、奥の方でイノシシにひっくり返されたリンドウがど

うなったのか気になり行ってみた。全滅は避けられ横になりながら花を付ていた。

ここのリンドウは恒例の行事なので慣れているらしく、しぶとく生き延びている。

その奥にあるシイタケを覗いて見ると、直径10センチにも成長したものがあった。

毎年、最初のものは取り遅れ大きくなり虫に食べられてしまう。大きいものだと20

センチ以上にまでなる。そう言えば、以前はよく拾っていた芝栗が奥にあるのを

い出し足を進めた。何やら白い塊のようなものが見えた。ひょっとして杉ヒラ茸では

と近づくと、大当たり。すごい数の茸がビッシリと。ここの山では以前から杉ヒラが沢

山採れていた。2~3年前に杉ヒラを食べて食中毒で死者が出た。昔から杉ヒラは

食用として珍重されていたが、急に毒キノコ扱いをされてしまった。調査の結果、

肝臓障害のある人に害が出ると新聞の記事にあった。私たちも食べていたがこの

事件以降は箸が止まったまま、ほんのりとした香りの上品な茸だが今年も見るだけ

にしておくことにする。

 

 

                                          杉ヒラ茸のかたまり


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