食道がんと闘う自然爺の活動

自然の中での暮らしに憧れ、自作の山小屋を起点に自然と戯れていたが、平成21年10月、食道・胃がんが見つかり手術。

『病院サービスとは?』

2012年10月22日 18時06分02秒 | 入院回顧

昨日、登場の友人は日赤病院に入院している。暇つぶしに何をしているか、体力維持

のための運動なども話題になった。その中で、日赤では電気製品の持ち込みは一切

禁止でパソコンも駄目で話によると婦長の許可制らしい。友はパソコンを持ち込もうとし

て頼んでみたが許可は下りなかったらしい。

しかし、携帯電話の持ち込みはいい。冷蔵庫のように電気を食うものは常識的に不許可

だろうが、携帯は良くてパソコンが駄目の論理が湧いてこない。どちらも充電するための

電気は使用する。携帯の方が小電力だからだろうか?。

一方、私の入院した市立病院は常識的なものの持ち込みまでは禁止していなかった。

パソコンを持ち込みTVチューナーをつけてTVは只で観てたし、DVDを観たり落語を聞

いたり、パソコン本来のことも。TV代金だけでなくパソコンのお蔭で沢山の恩恵に与かっ

た。また、高い個室にはLANの設備が整えられていた。インターネットに接続できれば入

院中に沢山の勉強だってできる。時間はたっぷりあるから、あとは本人のやる気次第だが。

闘病ブログの中には入院リアルタイムのブログをパソコンでアップしている人も沢山おられ

る。最近は流行のスマホでアップの人も多くなってきた。

私は退院する時のアンケートに『全室は無理としてもせめて個室にLAN環境を整えるべき

だ』と記した。都会のようにWIFIやWIMAXなどの利用が身近にあれば便利だが、この地で

の充実は望めそうにない。

友の別の嘆きは運動不足の解消場所がないことだった。この病院は階段がなくエレベータ

ーのみ。だから散歩をするにも同一フロアーだけでは直ぐに終わってしまう。他のフロアー

に行くにはエレベーターでは運動にはならない。私は6Fにいたから毎日、数回は階段で上

り下りしていた。そのついでに、他のフロアーの視察を。ウロウロとまるで徘徊老人のように。

当時、万歩計をつけており多い日には10000歩もうろついた。

階段は動ける病人のためには格好の体力回復の場となる。病院を作る時、病人のためにな

ることを考えなかったのだろうか。それとも、それよりも大事なことがあり優先されたのだろうか。

このようなことは直接的な病院サービスではないが、広義のサービスと言っていいと思う。


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