食道がんと闘う自然爺の活動

自然の中での暮らしに憧れ、自作の山小屋を起点に自然と戯れていたが、平成21年10月、食道・胃がんが見つかり手術。

『ご臨終の土竜(もぐら)』

2012年10月15日 17時57分48秒 | 日記

私も畑をしていなかったら土竜の存在をこんなに意識することはなかったろうし、畑

をしていない人は話もすることもなかろう。私の畑だけではなく、到る所の畑で土

竜被害は出ている。田の畔に穴を開け水が抜けてしまう、作物の根を切ってしまう、

種を蒔いた所をひっくり返すなど広範囲にわたる。

メロンなどの高級品がやっと大きくなりかけた所にお出ましとなり、根をやられて即

ノックダウンは私のハウスでの恒例。ならばとトラップをかけて退治しようと試みるが、

どうも一寸したコツがあるらしく、素人の私では中々、捕る事ができない。年間、数

十匹の土竜を退治する大先生に聞いてやってみるが、年間に1匹捕れればいい

方だ。土竜にはテリトリーがある。餌となるミミズや虫類が確保できる広さの縄張りを

持ち、主が死ぬと、直ぐに別の奴がやって来る。土竜の世界も人間社会同様、縄

張り待機待ちのお方が沢山おられることだろう。土の表面近くで土を起こしている

のは、餌を探しに来たもので、縄張り内のメイン通路は10cm近く下にあるから、目

で見ても分からない。メイン通路は一日に数回の行き来があるらしい。メイン通路

に罠をかけるが、先述のようにさっぱり。

今日は晴天で畑のお隣さんはさつま芋掘りをされた。芋を掘っていたら黒いもの

が出てきた。芋にしてはと思ったら、ゴソゴソと逃げ出そうと動き出し、よく見たら土

竜だったから、クワで一撃,二撃・・・・そこら中叩いて、やっとご臨終。

私も以前、畑をしていたら土竜が出てきて、必死に穴を掘って逃げようとした。

勿論、叩かれて一貫の終わりになったが、何の用事があって地上に出て来たもの

やら。

                    身体の割には手が大きく力強い

     背中の毛は細くやわらかい,尖んがっているのは鼻


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