牛肉は狂牛病、BSEの発生により、輸入禁止措置がとられるが、解禁までのプロ
セスが分かり難いため、現時点はどうなっているのか知らない。禁止になっても以
前に輸入しストックされているものが流通したりしているから尚更だ。
今年も地球規模の異常気象は止まらない。日本ではゲリラ豪雨、竜巻、暑すぎる
夏くらいで、諸外国のものよりも被害が少ない。
昨年はロシアの小麦だったと思うが、今年はアメリカのトウモロコシが干ばつ被害
で凶作と予測されている。当然のことシカゴの先物取引所の価格はトウモロコシ
なのに、うなぎ上り。トウモロコシは人様の食糧品であり、家畜の肥料であり、近年
はバイオ燃料にと利用価値の高い作物だ。
アメリカのこうした不作は外国に与える影響もさることながら、アメリカではビーフ
の価格が高騰することに対する関心が高い。小売りの肉屋さんは商売を続けて
いけるのかどうか位の影響があるのではと深刻そうな顔をしてインタビューに応え
ていた。食糧自給率の低いジャパン、当然の事だが家畜に対する自給率に至っ
ては、もっと低いのではないかと思う。
いつも心配しているが、こうした異常気象や政変、地域紛争などで、今まで輸入
できていた食糧が入ってこなくなったら、このジャパンどうなる。土用丑の日にう
なぎが食べられないのと訳が違う。
食糧自給率の低さから起こりうるクライシスは原発のシビア・アクシデントよりも確
率的には高いと思う。それなのに政府の取り組みには真剣さが全く感じられな
い。
昨日に続き草刈 稲穂が垂れてきたプランター米