先般より、山小屋入口の市道に覆いかぶさる木々を伐採している。勿論、人
の山林だが、親しい人の持ち山なので許可を得てのことだ。距離は70mほど
の道だが夏は鬱蒼とし昼でも薄暗い、冬は木々に積もった雪の重みに耐え
かね折れた枝で通行止めになることもある。
予てからの懸案事項・・・・なんちゃってだが、この道は保育所の子供たちの
散歩ルートになっているので、気にしていた。雑木ばかりだから遠慮なく伐採
したが、その中に手ごろな杉柱に使えるものがあった。割と真っ直ぐに育って
いて長さもあるから、このまま薪にしてしまうのが惜しくなった。
春先に壊した車庫の後釜に流用することにし昨日から、その作業を始めた。
車庫といっても雨露を凌ぐ屋根があるだけの簡単なもの。
杉の生木は皮を剥いで使わないと、皮と身の間に害虫が入りこむから面倒
でも、この作業は欠かせない。今、樹木は成育期で水分や栄養分をたっぷり
と溜めこんでいるから皮剥ぎも簡単にできるが、休眠期の冬は水分が少ない
為、皮が身に貼り付いたようになっており、皮剥ぎはとても厄介だ。
さて、柱や桁の一部に使う準備を終え、不足の材料を購入し、今日は棟上
げだった。
大したものではないから『棟上げ』と言えるものではないにしても、一応の形
になり、明日中には残材のビニール波板をはり完成の予定だ。