11月から、稽古日は会館に、1月からは出張の日以外は会館に行っていたということで、下の娘には『お父さんって、何の仕事をしてるの。』と言わせるほど、家にはいませんでした。芝居が終わって一週間が過ぎました。日々フル回転で走ってきたので、立ち止まると周りの風景の緩やかさが感じられてなりません。高速道路を走行していて、一般道に下りたときに、60キロのスピードが出ていても、30キロくらいに感じる感覚ですね。
4月からは単身赴任となるので、ましてや夜は淋しくなります。創作の神様から与えられた貴重な時間だと思って、作品をガシガシ書き上げたいと思います。
今日思いついた次回作は、二つの物語が絡み合ってひとつの物語となってゆくものです。前に『カタストロフィーの伝説』と言う作品でやってみた手法ですが、市民劇場ではやられていないはずです。この手法は、小説では村上春樹の『世界の終わりとハードボイルドワンダーランド』という作品で使われています。私は村上作品では一番好きな作品ですが、『ノルウエーの森』等が好きな人には、わけわからん作品でしょう。
芝居もはけて時間も出てきたことですから、興味のある方は、ベッカーズアクトのHPから、こむろこうじの戯曲集に入って、いろいろ作品を読んでみてください。これやりたいという作品があったら、すぐにでも役者を集めてやりましょう。