ここ数日のブログを読み返して、何とも気持ちの浮き沈みが激しいことかと、反省しました。今日は、『躁』状態です。
心配していた舞台装置も、今日動きました。まぁまぁ、予想通りの効果が得られました。しかし、最後の最後まで妥協はしません。荒が見えるところはできるだけ無くし、完璧を期したいと思います。
役者は、衣装をつけたら別人でした。仮面ライダーじゃないですが、『変身』しますね。こちらも予想通りに伸びています。
この4年間、毎年、自分が納得できない点をひとつずつクリアしてきました。初年度は勿論、脚本。展開が芝居の流れに合ったものであれば、これだけ舞台は変わるというところを、まずは見せることができました。2年目は…入院していたので何もできませんでしたが、あえて言えばそれでも舞台に関わろうとする情熱ですか…。(かっこよすぎますね。素直に何もできなかったことを認めましょう。)3年目は、スタッフの和と、特に音響の効果の重要性です。そして今年は、キャストの和と、照明の効果。鳥屋部ちゃんには本当によく稼いでもらっています。丸投げで、イメージどおりの明かりができています。そうなんです。素直に吸収しようとすれば、できるんです。(かなり労力と時間は費やしますが。)釜石市民劇場にとって、彼女は宝となるスタッフに成長していると思います。
今日、稽古後に感じたのは、自分が限りなく『0』に近づいたということです。自分がいなくても舞台が動く。これが究極の演出の仕事です。そして、教師の仕事も同じですし、親としても同じことがいえます。自分がいなくても自立して自分たちの足で歩くことができる。第22回の舞台も、今日『立ち上がったな。』と、感じました。次の稽古では、自らの足で歩き出してくれることでしょう。