女装子愛好クラブ

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1989年梅雨の季節 ③

2016年06月16日 | 女装子愛好日記
この続きは皆さんのご想像の通りだ。

新宿の喫茶店からタクシーを拾い、渋谷・宮益坂のパブを楽しんだ。
彼女は堂々とカラオケを歌ったから大したものだ。
そして、道玄坂を上がって、円山町に向かった。
土曜日夜だから混んでいて、空室を見つけるのを苦労したが、二流の和風ラブホテルが空いていた。

ホテルに入ったもののに、ふたりはガチガチ。
それが解けたのは「ひざ枕」であった。

.........


夏至に近いから夜明けは早い。
二人は朝日の当たり出した道玄坂をゆっくりと下りていた。
「夢だったのかな...」
「.....」
彼女は無言でコクンとうなづくと、タクシーを拾い立ち去った。
タクシーを茫然と見送ッたことを覚えている。

しかし、この夢はこのあとずっと続くことになったのだ。
コメント
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