午後８時の食堂

たまたま夫と帰宅時間が合った時は、外で食べて帰ることも。
行きつけのお店の中に、ちょっとだけ不思議な定食屋さんが。

量はボリュームがあるけれど、味も値段も並、
店内は古くて、全然お洒落じゃないけど不潔ではない、
アルバイトの店員さん達も、わりと感じがいい。
とにかく、どこをとっても特徴のない、ごく普通のお店。

でも、その店に夜８時ごろ入ると、独特の雰囲気が漂っているんです。
全員がスーツを着た男性一人客。
年齢は20歳台から60歳台くらいで、バラバラ。常連さん同士だけど、お互い会釈一つない。

ただ、やたら元気で声の大きな大将（お店の主人）の
　「まいど！　今日は、何しましょ？」という声だけが、
蛍光灯がいっぱいあって妙に明るい店内に、響いているだけ。

どの人も、ＡからＣまである定食のどれかと、生ビールを頼み、
店内においてある新聞・週刊誌を手に、カウンターに座って、もくもくと食べる。
食べ終わったら、いつのまにかスッと帰っていく。

疲れた顔をして店に入ってくるけれど、食べ終わったら、ちょっとくつろいだ顔になってる。
まるで、家に帰ってきたみたいに。
この後、周りにいっぱい建っているマンションの一室に戻って、シャワー浴びて、
テレビを見てから寝るんだろうなあ・・・

　「でも、今日あった面白い出来事とか、誰かにしゃべりたくならないかな？」
一人暮らしは、自由を謳歌できるけど、寂しい時だってあるよね、きっと。

仕事で失敗して食欲なくて、ご飯残しても、お店の人は何も言わない。
根掘り葉掘り聞いてくる家人はウザイだろうけど（私のこと？　笑）、
それでも私は、晩ご飯を一人で食べるのって寂しいなあ。

慣れた手つきで、お勘定を済ませて帰っていく男性達。
その背中を見送りながら、ちょっぴり哀愁を感じ、勝手に切なくなってしまう・・・
そんな不思議な店なのです。

キールロワイヤルが似合う女と過ごす夜（笑）

番組終了後、先ほどまでゲストとしてスタジオにいらした少路さん（イケメンよ～）のお店、
ダイニング＆カフェ『フィス』へ行ってみることに。
いつも殺人スケジュールに追われる、ひとみん☆編集長も、
最新号（みんな、もう読んだかな？）が出たばかりの今は、時間に余裕ありまくりん♪

小西通りを歩いていくと、少路さんご自身が、お店の前でビラまきを。
　「わあ！ゴウさんっ」（←下の名前は剛一郎）と叫ぶと、照れてはりました。

隠れ家みたいな場所にあるのに、安くて美味しいお店を、みんなよく知ってる。
シックな店内は、勤め帰りの男性客らで、ほどよく混んでいました。

落ち着くボックス席について、日本一キールロワイヤルが似合うイイ女は
当然それを。
そして甘党の私は、自家製サングリアを注文して、まずは乾杯。

このサングリアが、抜群に美味しかった～。
漬け込んだオレンジやリンゴの味・香りがしっかり効いた赤ワインカクテル、
大ぶりのグラスにタップリ入って500円は、絶対にお得です！

もちろん、番組でも超話題の『バーニャカウダ』も注文したさ。
家で食べた（レトルトの『青の洞窟』）のと違って、生クリームが入っていない分
オイルフォンデュ風でした。
アロマランプみたいに、火で温めながら頂くのよ。お洒落～♪

影のある女（大人ですから・・・）ひとみん☆編集長は、自家製大和ポークのソーセージに
ご機嫌な笑顔で、かぶりついてはりました（←めちゃ美味しかったし　笑）

27日までは、お会計時に「ラジオ聞きました～」と言うと10％安くなるのだ。
くれぐれもお忘れなくネ！

居酒屋感覚で気軽に楽しめるダイニング＆カフェ『フィス』さんは、
小西通りのビブレ横の路地奥。夜なら、街路樹のキラキラ電飾が目印よ♪

昨日は、一日中眠かった～

昨日は、図書館に行って一日過ごそうと、前々から予定していたのに・・・
（借りると、返しに行くのが面倒なので、館内で３冊くらい一気に読んじゃうのです）

花粉のせいか、曇ったお天気のせいか、はたまたバイオリズムか、
なぜか朝から、もう眠くて眠くて・・・
洗い物していても、気づいたら膝カックン
コーヒーを飲もうと座ったら、そのままウトウト

特に疲れているわけでもなく、風邪気味というわけでもなく
ただ、ただ眠くて頭がボ～ッとするだけ。

結局、図書館どころか買物にも出かけず、家で（半分眠りながら）録りだめていた
映画を見て過ごしました。
夕方になるとますます眠くなってきて、夕食も仕事から帰った夫に作ってもらう『ダメ主婦』ぶり。

でも、今朝起きたら、まるで嘘みたいにスッキリしていました。
爽やかで、元気モリモリ。

昨日の眠さはホルモンバランスなのか、原因はよく分からないけど、
こんな日が、これからもたまにあるとしたら・・・

栄養ドリンクを飲んだりして色々対処するよりも、
今日は『そういう日』なんだと素直に受け入れて、
事情が許す限りダ～ラダラした方が、早く回復するのかもしれません。

変わっていく阿倍野界隈

昨日も、間もなく（26日）にグランドオープンする複合商業施設『あべのキューズモール』で、
報道関係者向け内覧会が行われていました。
キタ・ミナミに次ぐ第３のターミナル阿倍野・天王寺駅周辺地区。
再開発がスタートして、めまぐるしく変化を遂げ続けるので、ついていけませ～ん。

ユニークで新鮮な建物、開放的な吹き抜けもあって、広々と明るい空間です。
だけど・・・近代的なビルが建つこの場所には、かつて美味しい鰻屋さんがありました。

今は亡き祖母が大好きだったお店。
四天王寺さんにお参りに来た後、この『双葉』に寄って、
母と祖母は鰻の定食、私はフワフワの『うまき』と、食後おはぎを注文。
忘年会も、ここでお鍋を頂くことが多かったので、思い出に残るお店でした。
お座敷のある２階に上がる大階段は、年季が入っていい味出してました。

話題のお店（東急ハンズや109、クリスピー・クリームドーナツなど）が揃うキューズモールに
『双葉』の名前はありませんでした。（まず最初に探したんですが・・・）

阿倍野界隈だけは、これからもずっと変わらないと思い込んでいたので、
洗練されていく姿に、少し寂しい気もします。
でも、同じ日に母と参詣した四天王寺境内は、大銀杏が芽吹き、
15メートル以上あるクスノキの大木が、風に葉を揺らしていました。

変わっていく姿と、変わらない風景が混在する。
それこそが、活気ある町の正しい姿なのでしょう。
今度は友達を誘って、阿倍野界隈の新施設探検に出かけてみようと思います。

転んでも、見えるものは人それぞれ

昨日の番組テーマは、復帰された漫画家みつはしちかこさんの言葉から頂いて　
『転んで、見えたもの』・・・沢山、お便りを頂きました。

私信のメールやファックスであっても、最初に上田さんが取って、私に渡してくれるので
番組で紹介していないディープな部分も、彼女は知っています。
だからマイクにのせられない内容も、上田さんとだけは共有。

そんな上田さんと昨夜も、傘をさして帰宅を急ぐ人々が行きかう小西通りを見ながら
ドトールで『はちみつジンジャー・カフェオレ』を、飲みました。

　「いつも明るいメールをくれる人にも、色んな失敗・つまづきがあるんやね」
　「歩いているからこそ、転ぶんだよね」

病気や怪我で立場・環境が変わったからこそ、気づいた世間の優しさと冷たさ。
いつのまにか思い上がっていた自分への反省と、忘れていた思いやり。

中には、何度転んだり辛い目にあっても、
　「反省するヒマがあったら、別の道！」
　「つまづいた私ではなく、こんなトコロに落ちている石が悪いのダ！」と、
あえて深く考えず、自己否定もせず、すぐ立ち上がる人もいて、
その姿勢が不屈の精神につながっていたり・・・

本当に人それぞれで、それぞれが『正解』なんだと思いました。
転んでからの実際の行動や考え方、見つけるモノもまったく違う人達。
唯一の共通点は、全員が私の番組リスナーさんということだけ。
　「それが今日、一番不思議で面白かった事やわ」　上田さんが、しみじみ言うのでした。