朝のオブジェ

早起きして、庭を歩いていると
何だかキラキラ、繊細に光るものが。

それは、朝日を受けて露を光らせているスギナでした。

細い沢山の葉っぱの先端すべてに
丸い水滴がついているので、ガラスのオブジェみたい。

朝露は、どの草についていても綺麗だけど
こんなふうに、芸術品みたいに
何百個もの小さな玉を先端にだけつけた様子は、ちょっと圧巻。

繁茂するので、雑草としては嫌う人も多いスギナですが
ツクシは美味しいし、薬草として役立つだけでなく、
朝の様子がこんなに素敵だなんて。。。

やっぱりスギナは、我が庭では歓迎すべき住人です。

せっかくの美人も、台無しです

昨日の午後、雑貨屋さんで
旅行に履いていく靴の、中敷を買いました。

中敷を入れないと、ブーツの底ってけっこう固いのです。
旅先でいっぱい歩くためにも、
このお店のフワフワの中敷は、私の必需品。

ところが、レジで私の前に並んだ若い女性。
わりと美人で、服装もおしゃれだけど、雰囲気悪過ぎです。

まず、自分が買う予定の商品を、レジの台に
放り投げるように置く。

おまけに、男性店員さんが
　「ポイントカードお持ちですか？」と聞いても
まさかの完全無反応。
聞こえていないわけではない証拠に、財布をチラっと確認。

これには、さすがに若い店員さんも、
ちょっと悲しそうな顔をしていました。

最後に投げるようにお金を払って、
彼から商品をひったくると
おおいばりで店を出て行きました。

たまに、いますよね、こんな女性。
赤の他人には、一言でも言葉を発したり、
一瞬でも笑顔を見せると、損だと思っているのでしょうか？

何かあって、たまたま不機嫌だったのか、
それとも、いつもあんな態度をとる人なのか分りませんが
後ろで見ている私まで悲しくなりました。

恋人や家族にも、あんな態度を取るのでしょうか？
いいえ、きっとツンデレタイプなはず。
でも、他人に対するあなたのその態度を彼氏が見たら
百年の恋も、一瞬で冷めちゃうと思いますよ～

その後、意気消沈して、次の客の私に対して
　「いらっしゃいませ」の声が異常に小さくなった男性スタッフ。

可哀そうだったので、元気付けようと思い
満面の笑みで彼に笑いかけ、逆に引かれた私なのでした。

本日閉店のパン屋さん

今朝の６時台は、明るくていい天気。
雨が降る前にと、早めにジョギングに出ました。

朝日の中、ゆっくり走っているといい匂いが。
一軒のパン屋さんが、目の前に。

　「朝ご飯、買って帰ろう♪」
お店の扉を開けようとしたら、張り紙が。

35年間のご愛顧に感謝します。
そして、なんと『本日限りで閉店させていただきます』と。

　「え～！」実は、このパン屋さんは、数年前
私のブログに登場した、人情ご夫婦のパン屋さん。
（たまたま店の前を通りかかった私とご夫婦で
若草山の山焼きを眺め、その後パンを買って帰って
家で袋を開けたら、オマケのパンが入ってた～♪という内容）

ご主人はすっかり痩せておられましたが、優しい笑顔はあの頃のまま。
そして、店内にはバターのいい香り。
パン屋さんの匂いって、なぜこんなにも人を幸せにするのでしょう。

　「寂しくなります。前を通る時は、いつも買っていましたから」
　「内臓が悪いものでね。もう続けられないんですわ」とご主人。

朝食用に『餡デニッシュ』、ランチ用に『卵サンド』を買って
どうぞお元気でと別れました。

帰宅後、モーニングコーヒーを淹れて
焼きたての温かいデニッシュを、味わって食べていると
雨が降ってきました。涙雨ですね。

ふと思いつき、仲良しのランチ友達に、
パン屋さんの件を電話で知らせたら、
高の原から、わざわざ車で買いに行ってくれるみたい（感謝♪）

長い間お疲れ様でした。美味しいパンを、ありがとうございます。

偶然とはいえ、地域で長く愛されたパン屋さん最後の営業日。
朝一番のお客になれて光栄でした。

治に居て乱を忘れず♪

私の好きな故事ことわざの一つに
　『治に居て乱を忘れず』が。

のんびり屋の私は、子供の頃から、
両親によく言われていました。
でも、最近すっかり忘れがち。昨日も、京都のある駅にて。。。

用事が終わって、帰るため改札を通ろうとしたら、
すぐ横にケーキ屋さんが出店しています。

人気店らしく、人だかり。
人の間からケースを覗くと、苺のショートケーキが美味しそう。
友人宅に寄るつもりだったのでお土産にしようと、
鞄の中の財布を捜していたら。。。

いきなり誰かがぶつかってきて、足まで踏まれました。

　「わっ、すみません」背の高い女性の声。
ケーキを買って、後ずさりでお店を離れて、
改札に向かおうとしたらしく
自分のすぐ後ろに立っていた私に、気付かなかったようです。

　「いえ、こちらこそ」苦笑いする私。
履いていた春用ブーツは薄手なので
女性のパンプスのヒール、痛かったです（涙）

でも。。。これは、前を向いていた私も悪いなあと反省。
方向転換せずショーケースから離れた彼女も、
気配り不足かもしれませんが
前を向いていた私が、当然、購買後の客が次に取る行動を
予測すべきでした。

これは、毎日都会で生活している人なら絶対にしない
油断行為でした。

最近、すれ違うときに相手の荷物を避け損なったり
今ひとつ、動作に機敏性や緊張感が欠けてきていた私。
過剰防衛は疲れますが、もう少し注意深く行動したいと思います。

どちらに落ち度があるか。。。というより
結局、怪我をしたり、痛い目に合う方が損なのですから
避けられる災いくらいは、自力で回避したいですよね。

陽気のせいで、どうして気分がたるみがちな今日この頃。
『治にいて乱を忘れず』に、事故や事件を出来るだけ未然に防いで、
楽しい春を満喫したいです♪

最後のおやつタイム

オリエント館とのお別れカウントダウン。
あまりにも寂しいから、ブログに書きたくないけれど
昨日は、最後の『番組合間のおやつタイム』でした。

毎週欠かさず、おやつを差し入れてくださるリスナーさんが
最後だからと、夢風ひろばの天平庵さんに足を運んで
新作マドレーヌ『天雲（あまくも）』をいっぱい。

フワフワのマドレーヌ（中に十勝小豆が入ってるよ）を、
前半ミキサーの桃ちゃんと
後半ミキサーのユリちゃんとの３人で、美味しく頂きました。

私にとっては、今日がオリエント館で最後のおやつ。
油断するとついつい、しんみりしちゃうところですが
桃ちゃんとユリちゃんが、気を使って
一所懸命盛り上げてくれて（本当にいい子達♪）
いっぱい笑って、少しも寂しさを感じませんでした。

そして何よりも、隣の敷地・小塔院さんのソメイヨシノの大木で
鶯が綺麗な声で、ずっと鳴き続けてくれました。

思えば、15年間はあっという間。
本当に、楽しく愉快に過ごさせてもらいました。
私にとって、オリエント館は我が家でした。
だから。。。引越しは本当に辛いです。

これからも、何かと理由をつけて
遊びに来るつもりだけれど
もう、私の部屋ではないのですね、このスタッフルーム。。。

月曜日の番組は、３時間ぶっ通しのため、
おやつの時間はありません。

せめて早めに行って、荷物がなくガランとしたスタッフルームで
最後のコーヒーを飲むつもりです。

現在180歳のオリエント館。
これからも続く数百年の歴史の中で
ほんの15年間だけですが、一緒に過ごせて幸せでした♪

ありがとう。これからも風雨に耐えて、いつまでも
私達どっとエフエムスタッフの、心の拠りどころでいてください。