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こぐま経済研究所12月セミナーを開催しました

2011-12-18 17:34:11 | 日記
12月17日(土)18時30分から約1時間30分、茅ヶ崎勤労市民会館で、こぐま経済研究所の金融セミナーを開催しました。参加いただいたみなさま、ご清聴ありがとうございました。

今回は、「ブラジル投信の凋落」というタイトルで、夏まで人気を集めていたブラジル投信(ブラジルの通貨レアル、株式、債券に投資する投信)の資金流出について説明させていただきました。

ブラジル経済の減速懸念、ブラジル中央銀行の利下げ、欧州金融危機の新興国への及ぼす影響など背景として、レアル安が急速に進み、今までレアル高・円安と金利高を狙って運用してきたブラジル投信のほとんどは、運用成績が悪化しました。その結果、分配金を減額する投信も出てきていて、分配金目当てに購入した投資家は、資金の運用先を変更するため解約に動いているようです。

ブラジルの他、中国でも景気減速が懸念されていて、預金準備率の引き下げなど金融緩和方向に動き出しています。

このような背景から、10月、11月と投資信託の資金流入は解約・償還額が設定額を上回る、純流出状態が続いています。今までは、成績不振な投信から、好成績の投信に乗り換える動きが見られたのですが、今回、投資家の資金は投信などのリスク資産そのものから離れているようです。

今年1年、無事セミナーを開催させていただきました。

来年も引き続き、よろしくお願いいたします。

新年最初のセミナーは、1月28日(土)18時30分から。
場所は、茅ヶ崎勤労市民会館を予定しています。

詳細はホームページで後日公開いたします。


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