韓国のサムスン電子が発表した、2012年7~9月期決算では連結営業利益が前年同期比91%増の8兆1千ウォン(約5700億円)になったようです。スマートフォンの好調が収益を押し上げたかたちです。韓国企業はウォン安による為替差益もあり、業績拡大を続けています。一方の日本企業は、シャープ、パナソニック、ソニーなど赤字からの回復を模索している企業ばかり。昨年来の円高の余波はあるものの、単なる為替要因だけでここまで差がついたのでしょうか。
サムスンというと安売りの液晶テレビとNTTdocomoが売っているギャラクシーの提供先というイメージが強いのですが、実は、訴訟中のアップル社への部品供給しています。iPhone、iPadで利用している液晶はサムスンからも供給しているのです。自社製品の販売、他社への部品供給、そしてウォン安が彼らの利益の源泉になります。
ただ昨年の急激な円高で一気に打ちのめされた日本企業のように、通貨危機はどのような形で発生するかわかりません。韓国も90年代には、通貨危機でIMFの援助を求めた国です。
地道な努力で新技術を開発し、量産化に成功させ、成長してきた日本企業。私はいまでもこの形が本来の企業成長の形だと認識しています。技術を外から買って、少し応用させて自分のものにしてしまう国・企業が多く存在していますが、必ず限界が来ます。日本企業は原点に立ち返ってもういちど、人々が楽しく生活できる電気製品を世の中に供給していってもらいたいと願っております。
こぐま経済研究所
サムスンというと安売りの液晶テレビとNTTdocomoが売っているギャラクシーの提供先というイメージが強いのですが、実は、訴訟中のアップル社への部品供給しています。iPhone、iPadで利用している液晶はサムスンからも供給しているのです。自社製品の販売、他社への部品供給、そしてウォン安が彼らの利益の源泉になります。
ただ昨年の急激な円高で一気に打ちのめされた日本企業のように、通貨危機はどのような形で発生するかわかりません。韓国も90年代には、通貨危機でIMFの援助を求めた国です。
地道な努力で新技術を開発し、量産化に成功させ、成長してきた日本企業。私はいまでもこの形が本来の企業成長の形だと認識しています。技術を外から買って、少し応用させて自分のものにしてしまう国・企業が多く存在していますが、必ず限界が来ます。日本企業は原点に立ち返ってもういちど、人々が楽しく生活できる電気製品を世の中に供給していってもらいたいと願っております。
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