こぐま経済研究所ブログ

やさしく金融情報をお伝えします

トヨタ国内全工場再開 部品調達に不安 稼働なお5割

2011-04-18 21:58:06 | 日記
トヨタ自動車は18日午前、東日本大震災で休止していた国内17の完成品工場すべてで生産を開始した。グループ会社で東北に拠点を構えるセントラル自動車の宮城工場(宮城県大衡村)、関東自動車工業の岩手工場(岩手県金ケ崎町)も再開した。ただし部品の安定調達に不安が残るため稼働率を落としたままの再開となり、米欧でも減産が続く見通しだ。

国内のグループ17工場がそろって稼働するのは約1カ月ぶり。1月には新工場として稼働したばかりの宮城工場では輸出用小型車「ヤリスセダン」の生産を再開。午前7時には工場前に通勤者の車列ができた。

-----

日本からの部品輸送に2~4週間かかる北米や欧州の生産拠点では、それぞれ4月中旬から休止日を設けた。5月以降も減産措置が避けられない見通しだ。

-----

しかし大半の完成車工場が生産停止を迫られ、ここ1カ月で約30台超の減産となった。2011年に310万台の国内生産を見込んでおり、すでに約1割にあたる減産規模になっている。

日経 18日夕刊
------------------------
トヨタの国内工場すべてが稼働しました。稼働率はまだ5割程度のようですが、震災から操業を止めていたことを考えれば明るい話題です。7時前に出勤者の車列ができるなど、みなさん工場再開を期待していたのですね。今後は、部品の供給ルートを回復して、稼働率を徐々に上げて行くことになります。被災地では車が津波の被害を受けて、今後需要は大きくなると思います。一日も早い完全復活を世界中の国々が待ち望んでいます。

こぐま経済研究所