こぐま経済研究所ブログ

やさしく金融情報をお伝えします

トヨタ、2月8.7%減 全体は13.3%増シェア12%台に低下 米新車販売

2010-03-03 23:49:46 | 日記
米調査会社オートデータが2日まとめた2月の米新車販売台数で、大量リコール(回収・無償修理)問題に直面するトヨタ自動車は前年同月比8.7%減となった。販売シェアは12.8%で、2005年7月の12.0%以来の低水準。一方で2位の米フォード・モーターズは43.5%増と、首位の米ゼネラル・モーターズ(GM)に迫る販売実績となった。市場全体が回復局面に入るなか、自動車大手の勢力図が変わりつつある。

2月の米新車販売台数は全体では、78万265台で、前年比13.3%増えた。トヨタは日米大手6社で唯一、前年の実績を割り込んだ。新車販売の動向を示す年率換算の販売台数は1038万台。2カ月連続で前月より悪化したが
米国の東部や中西部が大雪に見舞われた影響のほか、トヨタの不振も市場全体を押し下げたとみられる。

日経 3日夕刊
------------------------

やはり、大規模リコールの影響で、販売が落ち込んだことが明らかになりました。それでも、プリウスは約10%増だったようです。プリウスの人気は依然として高いようですね。トヨタのネガティブキャンペーン(トヨタからの乗り換え値引き)を米国自動車メーカーが行ったことも影響したようですね。しかし、米議会での公聴会も3回目を迎え、社長が参加した先月の公聴会に比べると、だいぶ出席者も少なくなりました。トヨタ問題も米国内では、そろそろ終息しそうです。トヨタの復活はこれからですね。今日の東京市場、トヨタの終値は3420円、前日比+105円でした。3400円台回復は2月12日以来です。米国内の販売減の影響で明日は少し下がるかもしれません。