こぐま経済研究所ブログ

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NY株、上昇率61% 財政出動や金融緩和奏功

2010-03-10 22:59:59 | 日記
12年ぶり安値から1年

ダウ工業株30種平均が12年ぶりの安値(6547ドル)を付けてから9日で1年が経過した。
この日のダウ平均は小反発し、前日比11ドル86セント高の1万0564ドル38セントで取引を終了。
1年前の安値比での上昇率は61%にのぼった。米証券リーマン・ブラザーズの破たんなど2008年秋の金融危機を受けて、主要国が協調して財政出動や金融緩和に踏み切ったことが奏功した。ただ、今年に入ってからのダウ平均の上昇率は1.3%高とほぼ横ばいにとどまっている。

日経 10日夕刊
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他国の状況をみると、イギリスFTSE指数は58.3%、日経225は49.1%の上昇となっています。日本も3月10日を底として株価が反転上昇を始めました。しかし、危機前1万2000ドル台の水準に戻るには、まだ時間がかかりそうです。主要国の金融緩和が奏功した結果とのことですが、米国では金融規制案を提示し、金融機関の業務内容に規制をかける方向です。このまま、順調に米国の景気は回復するのか、それとも規制強化の影響を受けて停滞するのか、不透明感は依然として残っています。