こぐま経済研究所ブログ

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投信「乗り換え」活発に 昨年、保有3.1年に短期化

2010-02-16 20:46:29 | 日記
投資家が投資信託を保有する機関が短くなっている。1つの投信を平均でどのくらい持ち続けているか試算したところ、2009年は3.1年となり、08年に比べ1.4年も短くなった。短期売買で利益を求める傾向が強まっているほか、ボーナスなど収入が減ったため投信を解約して現金化する動きも出たとみられる。新興国に投資する投信などでは、リスク回避で早めに解約する動きも目立つ。

中略

資金を集めた投信は、中国やブラジルなどの株式で運用するものや、ブラジルレアルや南アフリカランドなどの通貨で運用する「通貨選択型」など、新興国に投資するハイリスク・ハイリターン型の投信だった。短期間での値上がり益が期待できる半面、急激な為替変動で損失が膨らむ可能性もあるため、値上がりしたときに売却して利益を確定する投資家が多い。

日経 16日夕刊

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昨年の投信の販売は約7割が証券会社経由。やはり、短期売買が増えましたね。よく売れたのは、ハイリスク・ハイリターン型なので、危ないと思ったらすぐに売却できる人が購入したのだろう。銀行のお客は、長期保有と説明されて購入しているから、簡単には売却できないはず。

投信=長期保有という時代もそろそろ、考え直す時代なのでしょうか。
私は10年近く持っている投信がありますが、今のところ売却は考えていません。でも、通貨選択型を購入したら、為替の動きに注意して、売却時期をいつも考えていることでしょう。