旧(アイマスな)駄目人間の溜り場

(アイマスにはまってる)駄目人間の駄目な毎日。の跡地。

鉄コミュニケイション 1 ハルカとイーヴァ

2008-07-13 18:00:51 | 
作者は秋山瑞人。
なんか、原作があるらしいが詳しくは不明。調べてないです。
ボーイミーツガールが読みたい、と言ったら「イリヤの空、UFOの夏」を薦められ、
それが見つからないでいると友人から同じ作者だしおもろいよ、と言われて拝借した本。

最終戦争後、人類最後の生き残りと思われる少女、ハルカと彼女とともに廃墟で暮らすロボット達。
そして廃墟の街に現れたハルカと同じ顔を持つ少女イーヴァとその相棒ロボ、ルークが……。
てな感じ。

ぶっちゃけ、最終戦争の後の世界の話とか、どこの古典SFだよ、とか比較的期待をせずに読んだのですが、
これが想定外に存外面白かった。

人間が一人しかいない、他が全てロボットである。しかしそれぞれが自我、感情をしっかり持っている。
むしろ機能的に遅れているのは人間の方。
という設定が絶妙なまでにスパイスを効かせつつ、ハルカと同じ顔の少女イーヴァの確執っぷりはうまいとしか言い様がない。
相棒のルークを獲りあう嫉妬っぷりは読んでてぞくぞくきました。
最初はなにこの設定、って思っていた最終戦争後の舞台設定も、
二人の確執や立場の差を際立たせるのにうまいことはまっていて。

面白かったです。
最後に良い所できられていたので2巻目が気になるところ。
早速読むか。