数ヶ月前から電子書籍リーダー Kindle を買おうかと思いはじめ、折に触れてネット上で利用者の様々な意見・感想を読み、それに影響されて散々迷った挙げ句、ようやく一昨日になって Kindle Paperwhite 32GB の購入を決意し(って大袈裟な)、今日午前中に商品が届いた。
Kindle の電子書籍は数年前から PC やタブレットで使っていたから、電子書籍そのものにはすでにすっかり慣れているのだが、読書機能に特化した電子書籍リーダーがどれほどのものなのか試してみたいというのが主な購入理由である。
早速起動し、ネットに接続して初期設定を行い、すでに購入済みの百数十冊の電子書籍の中からその一部をダウンロードして、読んでみた。
まだ使い始めて半日だから、これは第一印象にすぎないが、まず一言でいうと、「ふーん、こんなものか」という、期待はずれとは言わないが、思ったほど快適でもないなという、ちょっと冴えない感想を懐いた。
スクリーンにタッチしたときの反応が全般にモサッとしている。一瞬間があく。これはネット上の感想にもあった。同感である。画面が思ったほど明るくない。これは個人差もあるだろうが、私はもうちょっと明るい画面がほしい。
とまあ、ちょっとケチはつけたいのだが、外出先でただ本が読みたいとき、だけど荷物はできるだけ軽くしたいときには、やはり便利この上ないだろう。タブレットや PC に比べて目に優しいのも確かだ。防水機能が付加されて風呂でも安心して読めるというのも悪くない。
ついでだが、そしてこれは電子書籍リーダーそのものの機能の問題ではなく、アマゾンのポリシーに関わる問題だが、私のように海外のアマゾンで端末を購入して、その国のアマゾンのアカウントに登録すると、たとえ別に amazon.co.jp のアカウントを持っていても(しかもプライム会員ですよ)、日本語の電子書籍が買えないのは本当に残念だ。ネット上では購入するためのさまざまな方法が紹介されているが、よくわからないし、なんとなく不安でもある。
もっとも、大半の日本語電子書籍は honto でも買えるから、読むのにはさほど不自由しない。ただし、読書機能に特化したリーダーは発売されていない。それに、PCだと海外からでも直接アプリをダウンロードできるが、スマートフォンとタブレットはできない。日本国内のアカウントが必要だ(これにも解決策があるようだが、私にはよくわからない)。日本在住の家族のアカウントを一時的に借りてダウンロードした。それで問題なく使えてはいる。
いろいろセキュリティ上の問題もあるとは思うが、海外からも日本の電子書籍が自由に購入できるように早くなってほしい。