慶応義塾大学公認学生団体 模型クラブBLOG

模型クラブ“K.M.A.C”
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総火演2012

2012年08月31日 01時40分31秒 | きのこご飯

はい、先日の陸上自衛隊富士総合火力演習について少し書きたいと思います。

画像は基本的にチゼータさんが撮影されたものを使用させてもらいました。

(時系列とか適当です)

海自のP-3C哨戒機。

演習場上空を一度だけフライパスしていきました。

ちなみにじぇい君は先日これに乗ってきたそうです。きっと彼が体験レポ記事を書いてくれることでしょう(迫真)


空自のF-2戦闘機。


こちらもフライパスして去って行きました。

今年P-3Cが来た理由はおそらく今回の総火演が「島しょ部に侵攻してきた敵部隊を陸海空自衛隊で協同して排除する」という設定からでしょう。

護衛艦の艦砲射撃を想定した場面もありました。

この辺の話はTVでもよく取り上げられていたので御存知の方も多いのではないでしょうか。


特科の定番技「富士」

火砲射撃の弾着を調整することで空中に富士山の形を描くという技。

弾着を収束させることで破砕効果を高める技術から生まれた余技だそうな。


高機動車からの対戦車誘導弾発射。

1発動作不良だかで発射せず。今年の総火演失敗シーンの1つ


96式装輪装甲車の後部ハッチから展開する普通科部隊。


水平射撃する87式自走高射砲。

この前ピットロード(トランぺッター)からキットが出ましたね。

大福さんが製作済み。


お馴染み変態戦車の74式。

74式の勇姿が見れるのも後何年か……。


92式地雷原処理車。


↓のように爆導索付きロケットを発射して地雷を処理します。



UH-1「イロコイ」。

初期タイプはベトナム戦争にて活躍。未だに多くの国で運用されている傑作機です。


手前はUH-60J「ブラックホーク」、奥はCH-47J「チヌーク」。

ブラックホークは映画「ブラックホークダウン」、チヌークは昨年の東日本大震災などで有名かと思います。

ブラックホークの海軍版であるシーホークは海自でも使われています。

OH-1「ニンジャ」。

国産の偵察ヘリです。「ニンジャ」という名称がついてます。


AH-64D「アパッチ・ロングボウ」

西側を代表する攻撃ヘリのアパッチさんです。D型はローター基部上部にロングボウ・レーダーと呼ばれるレーダーがついてます。

これの導入は色々悶着あったのですがどうやら再調達されてるらしい?

アパッチは冷戦下にエアランドバトル構想の下、NATO軍がWTO軍の優勢な機甲戦力に対抗するために開発された西側の最強戦闘ヘリです。

正に冷戦を体現した機体。


ぬるぬる動くチヌークたん。


高機動車だって運んじゃいます。


チヌークからパラシュート降下する習志野の第一空挺団隊員。

第一空挺団は'07年に発足した中央即応集団隷下の陸自最精鋭部隊です。




去年は天候不良により中止されたのですが今年は運よく見ることができました。

非常に美しい光景でした。

降下地点も観客席の前方すぐで練度の高さも窺えます。

これが見れただけでも来た甲斐がありました。


今年の目玉は何と言っても陸自の次期主力戦車である10式。
(画像は去年の総火演のもの)
去年の総火演は展示のみでしたが今年は演習自体に参加しました。

そして一般公開は初となるスラローム射撃(蛇行射撃)も披露。

機動も素晴らしく、データリンクシステムも合わせて正に21世紀の戦車ですね。


伏兵のNBC偵察車。

展示の車列にまさかのこの子の姿が。

実はこのNBC偵察車は10式よりも新しい陸自の最新車両なんです。

NBCは核・生物・化学の頭文字で、NBC兵器は所謂「大量破壊兵器」のことを指します。

現代戦には欠かせない非常に重要な車両です。

キット化が待ち遠しい


他にも今年初は中距離多目的誘導弾ですかね。これはぶっちゃけあんまし知らないので割愛。



ということで総火演レポはここまでとなります。


こういったイベントでは直に自衛官の方に質問できるので皆さんもどんどん聞くようにしましょうね。

本やネットだけでは分からないことはたくさんありますよ。






〇おまけ

現在絶賛製作中のフジミの1/700「伊勢」



走行波の研究ばっかりしてたので全然進んでません。

やっぱ戦艦は面倒くさい……。


夏休み中に完成できるといいね(白目)



総火演お疲れ様でした

2012年08月27日 20時31分38秒 | チゼータ


総火演の詳細な記事はきのこ君が書いてくれるでしょう。他の画像は掲示板の方にあるので部員はそちらを。
去年の記事を見るとわかりますが、同じシート席でも去年の方が見渡しが良かったように思えます。
同じシート席でも左の方が傾斜があってよく見渡せるのかも。




写真はタミヤの1/12 エンツォ・フェラーリのエンジン部。奥は1/24のフェラーリF10。
外板色は黒(Nero)で作る予定。カーボンが露出している部分が多いので手間がかかりそうです。
半完成品ミニカーの焼き直しの組み立てキットなので、酷いヒケやら不親切な分割やらで大変。

別にそんな暇なわけじゃないよ、ホントだよ

2012年08月20日 01時41分07秒 | 大福
ニコ動の
「ゆっくり妖夢と本当はこわいクトゥルフ神話」
という動画に出てくる「黄龍 魔理沙」がかっこよかったのでつくってみた

テーマは「殺気」



この魔理沙は動画内では
「中国マフィアのボスで武術の達人。夫と子供は敵対するヤクザに殺されている」
という設定なのでかなりSAN値が低そうな顔にしてみた

おっぱいは勝手に五割増し

ポーズは、よくカンフー映画とかで相手にコイコイと手招きするアレ



素材は家でずっと余っていたプルミエ(石粉粘土)

髪はモロにプレデターのドレッドヘアーみたいになってしまった

めんどくさいのでこのまま胸像として仕上げる予定


おれはどっちかっていうとカニ派

2012年08月14日 12時04分34秒 | 大福
まさかの二日連続更新。快挙だ(自分で言うなっていう)

今回は映画「第9地区」に出てくるエビ宇宙人をなんとなく作ってみました

まず顔を作ります


理想


現実

…うん、まぁこんなもんだろ



そして資料の写真を作った顔のサイズに合わせて拡大
針金とエポパテで芯を作ります







あとは資料を見ながらもりもり作っていく
上半身が大体できた所でスカルピーがなくなったので終了

ここまで顔に一日、上半身に一日ってとこでしょうか

例のごとく完成するかわからないので、もし進んだらまた載せます

ぞうせん!

2012年08月14日 00時03分28秒 | ひちょり
どうも、ひちょりです。先日、広島の呉にある『大和ミュージアム』に行ってきました。


呉の駅前にあるスクリューのオブジェ。さすが造船の町。

駅から大和ミュージアムまでは少し歩きます。道中、大和ミュージアムの近くにある海上自衛隊 呉資料館の展示物、潜水艦「あきしお」が見えます。実際に中に入れるそうですが、今回は残念ながら見ることができませんでした。


てつのくじら。

さて館内に入りまず最初に目に飛び込んでくるのは、1/10スケールの戦艦「大和」。


バカでかい。

全長26.3mもあるそうで……。凄まじい迫力です。



奥へ進むと、呉の造船の歴史が詳しく説明してある展示スペースがあります。
当時の実物や艦船の模型がズラリ。


左から、ホッチキス速射砲身、通報艦「宮古」、一等巡洋艦「筑波」、戦艦「金剛」。

そこから少し進むと、呉の造船技術の結晶である戦艦「大和」の説明スペースが。
当時の大和の設計図の一部や主砲塔の断面模型、現在海底に沈んでいる大和の模型などが展示してあり、大和の今昔が分かるようになっています。



大和スペースを抜けると、再び造船の展示スペース。


左から、戦艦「長門」、航空母艦「赤城」、赤城の艦載機たち。

ホントはもっと潜水艦とか戦闘機とかの模型が置いてあったんですけど割愛。

さらに『大型資料展示室』には実物の戦闘機や潜水艦が。


左から零式艦上戦闘機六二型、特殊潜航艇「海龍」、特攻兵器「回天」十型。

展示物はざっとこんなもんですかね。基本的に展示されていた戦艦は1/100スケールだったので艦船の作りを詳しく見ることができました。これは是非ともウチの艦船モデラー達に見に行ってもらいたい。

俺も戦時中の艦船について勉強しようかな、と思いました。それでは。

もうゴールしてもいいよね(記事数的な意味で)

2012年08月13日 01時52分27秒 | 大福
HGFCマスターガンダム完成

ただ塗っただけ
それにしてはずいぶん時間がかかってしまった









塗装は主にグラファイトベースメジアムとつや消しパール

紫部分の色は資料集見ながらアニメのイメージに近くなるよう調色
何度もトライ&エラーを繰り返して納得できる色味になりました

MGマスターガンダムver.2.0出ないかな。出ないだろうな。

8/4 ヨコスカ サマーフェスタ & ネイビーフレンドシップ レポ

2012年08月10日 21時37分06秒 | きのこご飯

はい、今更感漂ってますが先週土曜にたいちさんと二人で横須賀へ行ってきました。

サマーフェスタは海自、ネイビーフレンドシップは米海軍のイベントです。


普通は米海軍の方を先に行くのがセオリーらしいのですが、今回学生限定の海自潜水艦見学に僕とたいちさんは応募して当選していたので海自の方を先に行くことに。

潜水艦見学を終えてから海自横須賀基地→米横須賀基地→海自横須賀基地という死の行軍をしてまいりました(白目)。

前日に現代美術館行ったりとかしてたので足は完全に死亡。



見学したのは「はるしお」型の「わかしお」です。


横須賀だから「おやしお」型かな~とか思ってたんですが「はるしお」型でした。

潜水艦見学なんて政府・自衛隊関係者以外では友好国の武官か極たまにマスコミができるくらいですので文句は言えませんね。


南極観測船「しらせ」の姿があったのは完全に予想外。

この「しらせ」は2代目で、2009年就役の新鋭艦です。

ちなみになぜ「しらせ」が海自の基地にいるのかというと、南極観測は文科省の管轄ですが「しらせ」は海自の所属だからです。

救難ヘリによる救難訓練展示も。

サービス精神旺盛でした。


公開護衛艦は右から試験艦「あすか」、「あさぎり」型の「やまぎり」、「たかなみ」型の「おおなみ」「たかなみ」です。


ヘリコプター搭載型護衛艦「ひゅうが」やイージスシステム搭載護衛艦「きりしま」の姿はありませんでした。

「やまぎり」のシースパロー(対空ミサイル)。


「おおなみ」の127mm速射砲。



露天の1つにこんなものが……




ここからは米軍基地内での写真です。

ニミッツ級空母「ジョージ・ワシントン」

言わずと知れた米海軍の代名詞的艦艇ですね。

横須賀を事実上の母港として第7艦隊エリアの中核艦として働いています。


第7艦隊旗艦の指揮統制艦「ブルー・リッジ」

第7艦隊の司令部もここにあります。地上に司令部はないですよ。


そして公開艦のアーレイ・バーク級イージスシステム搭載駆逐艦「フィッツ・ジェラルド」


2時間並んでここまで来たのですが海自の方の乗船時間の都合から泣く泣く断念。

まぁメインは潜水艦見学でしたので仕方ないですね。


そしてこれは米軍基地内で見れなかったので「しらせ」艦上からですが
タイコンデロガ級イージスシステム搭載巡洋艦「シャイロー」「カウペンス」

←向いてるのが「シャイロー」、→向いてるのが「カウペンス」です。

この2隻と先ほどの「ジョージ・ワシントン」とで空母打撃群を構成しています。




その他の写真や説明、「わかしお」見学の話などはブログの方にありますので。
http://kinokogohan.blog115.fc2.com/


残暑お見舞い申し上げます

2012年08月09日 00時24分36秒 | チゼータ

立秋を過ぎると残暑見舞いらしい。


ちまちま作っていたザウバー・メルセデスC9がアンテナ等を除いてほぼ完成しました。





実車は1989年のル・マン24時間の優勝車。
ウェザリングマスターで汚しましたが、参考になる資料も少ないので難儀でした。ちなみに実車はこんな感じ。思ったより派手に汚れるようです。

このままだとみすぼらしいので、ベースをどうにかせねば...
詳しくはこちら


それで三田祭企画どうする?

2012年08月06日 00時14分43秒 | つー
たぶん試験は一番最初に終わってましたが諸用によりなかなか記事を書けなかったつーです。
同時に試験終了した同学科のもう一人にも記事を書いてほしいものですが。

三田祭企画、納会が異様に盛り上がりすぎてあんまり真面目に話してる暇がありませんでしたね。
部長の希望としてはコンペティションよりも共同製作がいいですね。去年の様な共同製作+コンペもいいけれど。
次回の製作会あたりは真面目に議論しましょう。こういうのは早めに決めておくに限ります。

自分の製作の話をしましょう。
今作りたいものがありすぎて何から作ろうか迷ってる状態。次回の関東模型連合展示会で全ジャンル出展するのが野望。
それと今回からは全作品ジオラマってぐらいにジオラマに力を入れていきたい。先月荒川先生の個展を見て思ったのは、やはりジオラマ作品だと単品より格段に面白いということですね。
とりあえず今作業を進めているのはこれ。


こんな感じのジオラマを作りたい。
これも自分の中でかなり前からあった構想。
作業が凍結してた理由は、やはりサイズ。でかい。これ以上大きくなると完成しても運べない。
今日もう一度板の上でいじってたらいい感じに収まる配置があったのでこれで行きたいと思う。

ゴドスは残念ながら解体されます。

解体したのはいつ頃だっただろうか、かなり前だった気が。
適当に切り刻んだ後破片を適当に再結合する←NEW!

というのはこの主砲の威力を表現したい。
なんかゲームとかでは地味な感じのこれは実際にはとんでもない威力を持っているはず。
ということで肉抜きして砲身見せてみたりして強そうに改造。
こういう層構造になった部分が部分が最終的にいい味を出してくれる予定。

今回のジオラマのテーマは・・・また今度話しましょう。
斬新な手法を取り入れておもしろいものを作る予定。お楽しみに。

おまけ

先週山登ってきたときの写真。去年の三田祭では雪に覆われた高山がモデルだったけれど、中程度の高さの夏山もかっこいいので機会があったらこういうのも作ってみたい。

特撮博物館の感想と見せかけて宣伝記事書くよ!

2012年08月05日 18時29分05秒 | たいち
前期テスト期間と納会お疲れ様でした。

自分は2次会カラオケ後、部長宅で朝まで東方とかやりなんかクリアしたりしたご、遂に特撮博物館(at 東京都現代美術館 http://www.mot-art-museum.jp/)にいってまいりました!!!
館内は基本撮影禁止なので写真は無いのですがすごくよかったです。



写真は最後のほうにある特撮セットエリアです。ミニチュアセットで記念撮影できるのできのこご飯君とギャーギャー騒いで遊んできました。


特撮博物館といっても今回ピックアップされているのは「ミニチュア特撮」です。つまりほぼ全ての展示物が模型ということです。

半はこれまでの特撮物で使われたミニチュアがたくさん修復されて展示されています。驚きの物も多数ありマニア大歓喜。非マニアでも「モスラの東京タワー」「メカゴジラ2の着ぐるみ」「ミニチュアの詳細図面」「精巧な電柱」「ガメラ2のチヌーク」「日本沈没の倒壊した国会議事堂」「天井から無造作にぶら下げられた飛行機」とか模型好きなら単純に面白いと思います。

盤は短編映画「巨人兵東京に現る」の上映です。3DCGなしの可能性に挑戦した野心作。マニアなら誰もが知ってる現代特撮界の主流な方々がやりたい放題やっていて驚きのクオリティです、マジで。
上映後は「メイキング映像」が観られます。観たばかりの映像のトリックがわかるのはとても楽しく、みんな見入っていました。編集もよくできていて作り手の情熱と楽しさが画面から伝わってきます、必見。映画本編よりこっちがメインと言っても良いデキ。個人的には新撮の特撮映像が観れただけで死にそう。

盤は特撮技術の説明や、裏方で貢献した人の功績の紹介、巨神兵の映画で使われたミニチュアの展示です。特撮に興味のない人がいきなり見たらスルーされてしまいそうな少し地味な展示なのですが中盤のメイキングが効いているので、一般の人も興味深く展示を見ていました。これは構成家の人GJです。

後は館長庵野監督セレクトの特撮シーン集です。これまで観てきたミニチュアたちが画面内で活き活きと動きます。普段特撮なんてみない人でも「さっき見たあれだー」とかいいながら楽しめます。シーンセレクトも選曲含めてオタク的に100%納得の名シーンだらけです。流石庵野はわかっている。


そんなわけで特撮興味なくても模型好きなら楽しめるので絶対部員は行くべき。ちなみに自分は誘われれば何回でも行きます。


次の日に行った横須賀のレポはきのこご飯君が書いてくれるはず。