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00ガンダムのこち亀テンプレを解説

2015年06月25日 12時17分39秒 | サイトゥー!

こんにちは、斎藤です。 一か月以上更新されていなかったので初投稿です。
ナントカ活動に忙しく(言い訳)、プラモデルを作れていないのですが、
一か月前の僕が関模連渉外担当の後輩に4作品仕上げる約束をしてしまったらしく、
うわあ、なんだか凄いことになっちゃったぞ(画像略)




さて、今回は、まずこのこち亀のネタ画像を見てもらいたいと思います。


この画像、おそらく一回は見たことがある人が多いと思います。
私自身、00ライザーのバージョン違いのキットを3つ購入しているのでどちらかというと両津側の人間なのですが、
今回はこれらのキットが具体的に何が違うのかを解説していきたいと思います。
また分かりやすくするために、①~⑦の番号をふりました。(ちなみに数字のゼロ二つで『00』と書いて「ダブルオー」と読みます)


①ダブルオーガンダム
ガンダム00セカンドシーズン(以下二期)の主人公機で、続く②~⑥と比べても最もシンプルなキットです。
二期のガンプラはそれまでのと比べて関節が進化しており、劇的に可動域が広がっています。その先陣であるこのキットはまさしく革命でした。
付属品は(1)GNソードII (2)GNビームサーベル[ビーム刃無し] の二つと物足りない構成。



【補足】オーライザー
00ガンダムの支援メカのキットで、00ガンダムと合体することで00ライザーとなります。
ちなみに00ライザーとは00ガンダムと0ライザーがドッキングした形態で、ガンダムを超えた存在として「ガンダム」という名前が機体名から消えます。
付属品は00ガンダム本体に付かなかった(1)GNシールド (2)展示用ベース の二点。おまけみたいなものですね。



②ダブルオーライザー・デザイナーズカラーVer
①と【補足】のセットみたいなものですが、[1]成型色の変更 [2]シールの変更・追加 の二点で違いがあります。
成型色とシールが00ガンダムのデザインをした海老川兼武氏のイラストイメージを再現したものになっています。
付属品は(1)GNソードII (2)GNビームサーベル[ビーム刃無し] (3)GNシールド (4)展示用ベース の四点。セットらしい内容になっています。



③トランザムライザー・グロスインジェクション
00ライザーがトランザムした状態をキット化。トランザムすることでモビルスーツを超えた存在になる為、『トランザムライザー』という名前に変わるのです。
②からの変更点は大まかに[1]成型色の変更 [2]シールの変更 [3]武器関連の大量追加 の三点です。
成型色はトランザム状態をイメージしたグロス成型となっており、塗装で出すのは難しい質感になっています。
付属品は(1)GNソードII (2)GNビームサーベル[ビーム刃有り] (3)GNシールド (4)GNソードIII (5)GNソードII用ビームエフェクト (6)GNソードIII用ライザーソードエフェクト (7)展示用ベース
という豪華極まりないものになっています。今まで柄だけだったビームサーベルにやっと刃が付きました。
00シリーズのガンプラは、本当にケチ臭くて刃が付かなかったのですが、このキット以降デフォルトで付いて行ったのではないでしょうか。
この時点で00ガンダムのキットは3つ。「多くね?」と言われ始めた時期でしたが…



④ダブルオーライザー+GNソードIII
通常時の00ライザーにGNソードIIIが付いたキットです。
簡単に言えば、③を [1]①の成型色に変更 [2]シールを①基準に変更 したキットです。
付属品は③と全く同じなので省略。
このキットが発売するまでGNソードIIIが③のトランザム成型色のものしか手に入らなかったので、
わざわざ塗装して通常時の色に合わせていた人達からは「初めから出せ」と言われていました。



⑤ダブルオーライザー・GNコンデンサータイプ
劇場版00の始めに刹那が乗っていた機体です。
ほとんど④と変わりませんが、[1]GNコンデンサの追加 [2]0ライザーのコックピットセンサーの色変更 [3]シールの変更 の三点が違います。
劇場版ではダブルオーライザーのエンジン的な物がGNコンデンサというものに変わっているのでそのパーツが追加され、
さらに、0ライザーのコックピットセンサーがオレンジから白に変更されています。
0ライザーの部分を除けば、④の上位互換と言えるキットです。
追記・私がコックピットだと思っていたものはセンサーだったようです。



⑥ダブルオーガンダム・セブンソード/G
ガンダム00におけるMSV的な機体のキットです。
また0ライザーが付属していないキットで、①と比べてパーツの変更・追加がなされています。
付属品はセブンソードと呼ばれる7つの剣にGNソードIIブラスターという武器が付きます。
②~⑤に比べると明らかに異彩を放っているキットで、ある意味別キットと言っても差支えないかもしれません。



⑦ダブルオークアンタ
劇場版00の刹那が最後に乗る機体です。初めから機体名にガンダムを冠していない辺りに潔さも感じます。
これはもう00ガンダムの後継機として、全くの別機体なので説明を省略します。
00ガンダムとこの機体の関係は簡単に言うと、シャイニングガンダムとゴッドガンダム、フリーダムとストライクフリーダムみたいなもんです。



さて、長々と書き連ねてしまいましたが、「結局00ガンダムをこれから作るんならどれがいいの!?」という疑問が生まれてくると思います。
この疑問、かなりケースバイケースだと思うんですが、
とりあえず一通り揃う⑤で失敗は無いですし、テレビ版での活躍した姿を手にしたいのならば③か④でも良いと思います。
逆に①+【補足】と②はGNソードIIIやエフェクトが付いてこないので今から買うのはあまりお勧めできません。
さらに⑥は映像としては(最近VSシリーズに参戦しましたが)未登場なファンキットなので、初っ端に買うと「ナニコレ?」となってしまうかもしれません。

ではみなさん、この記事を参考にしても参考にしなくても、是非プラモデルの00ガンダムを作ってみてください。
ちなみに私は②と③と⑤と⑦を持っています。