はい、先日の陸上自衛隊富士総合火力演習について少し書きたいと思います。
画像は基本的にチゼータさんが撮影されたものを使用させてもらいました。
(時系列とか適当です)
海自のP-3C哨戒機。
演習場上空を一度だけフライパスしていきました。
ちなみにじぇい君は先日これに乗ってきたそうです。きっと彼が体験レポ記事を書いてくれることでしょう(迫真)
空自のF-2戦闘機。
こちらもフライパスして去って行きました。
今年P-3Cが来た理由はおそらく今回の総火演が「島しょ部に侵攻してきた敵部隊を陸海空自衛隊で協同して排除する」という設定からでしょう。
護衛艦の艦砲射撃を想定した場面もありました。
この辺の話はTVでもよく取り上げられていたので御存知の方も多いのではないでしょうか。
特科の定番技「富士」
火砲射撃の弾着を調整することで空中に富士山の形を描くという技。
弾着を収束させることで破砕効果を高める技術から生まれた余技だそうな。
高機動車からの対戦車誘導弾発射。
1発動作不良だかで発射せず。今年の総火演失敗シーンの1つ
96式装輪装甲車の後部ハッチから展開する普通科部隊。
水平射撃する87式自走高射砲。
この前ピットロード(トランぺッター)からキットが出ましたね。
大福さんが製作済み。
お馴染み変態戦車の74式。
74式の勇姿が見れるのも後何年か……。
92式地雷原処理車。
↓のように爆導索付きロケットを発射して地雷を処理します。
UH-1「イロコイ」。
初期タイプはベトナム戦争にて活躍。未だに多くの国で運用されている傑作機です。
手前はUH-60J「ブラックホーク」、奥はCH-47J「チヌーク」。
ブラックホークは映画「ブラックホークダウン」、チヌークは昨年の東日本大震災などで有名かと思います。
ブラックホークの海軍版であるシーホークは海自でも使われています。
OH-1「ニンジャ」。
国産の偵察ヘリです。「ニンジャ」という名称がついてます。
AH-64D「アパッチ・ロングボウ」
西側を代表する攻撃ヘリのアパッチさんです。D型はローター基部上部にロングボウ・レーダーと呼ばれるレーダーがついてます。
これの導入は色々悶着あったのですがどうやら再調達されてるらしい?
アパッチは冷戦下にエアランドバトル構想の下、NATO軍がWTO軍の優勢な機甲戦力に対抗するために開発された西側の最強戦闘ヘリです。
正に冷戦を体現した機体。
ぬるぬる動くチヌークたん。
高機動車だって運んじゃいます。
チヌークからパラシュート降下する習志野の第一空挺団隊員。
第一空挺団は'07年に発足した中央即応集団隷下の陸自最精鋭部隊です。
去年は天候不良により中止されたのですが今年は運よく見ることができました。
非常に美しい光景でした。
降下地点も観客席の前方すぐで練度の高さも窺えます。
これが見れただけでも来た甲斐がありました。
今年の目玉は何と言っても陸自の次期主力戦車である10式。
(画像は去年の総火演のもの)
去年の総火演は展示のみでしたが今年は演習自体に参加しました。
そして一般公開は初となるスラローム射撃(蛇行射撃)も披露。
機動も素晴らしく、データリンクシステムも合わせて正に21世紀の戦車ですね。
伏兵のNBC偵察車。
展示の車列にまさかのこの子の姿が。
実はこのNBC偵察車は10式よりも新しい陸自の最新車両なんです。
NBCは核・生物・化学の頭文字で、NBC兵器は所謂「大量破壊兵器」のことを指します。
現代戦には欠かせない非常に重要な車両です。
キット化が待ち遠しい
他にも今年初は中距離多目的誘導弾ですかね。これはぶっちゃけあんまし知らないので割愛。
ということで総火演レポはここまでとなります。
こういったイベントでは直に自衛官の方に質問できるので皆さんもどんどん聞くようにしましょうね。
本やネットだけでは分からないことはたくさんありますよ。
〇おまけ
現在絶賛製作中のフジミの1/700「伊勢」
走行波の研究ばっかりしてたので全然進んでません。
やっぱ戦艦は面倒くさい……。
夏休み中に完成できるといいね(白目)